【掲示板】


ヘリコニア談話室ログ(2001年4月前半)


有り難う御座いました。 投稿者:大江十二階 投稿日: 4月15日(日)22時12分10秒

>管理人様
「名張人外境大宴会」にお誘い頂き、有り難う御座いました。とても楽しかったです。
へべれけになる程ではありませんでしたが、皆さんのお話しの面白さに、ガンガンと日本酒を飲んでしまいました。また、宜しくお願い致します。


リンク御礼 投稿者:ケダ 投稿日: 4月15日(日)19時18分09秒

>管理人さま

リンク、早速拝見いたしました。ありがとうございました。
……うーん、やっぱりなんかうち、浮いてるというか、お邪魔してるって感じですが、ご覧になった方々に、CMのような脱力をしていただければ幸いです(笑)。なにはともあれ、光栄なご紹介をありがとうございました!

>橋詰さん

:>皆で笑いましょう。

わ、笑うんですねっ! よーしっ!!<いみふめいな意気込み

>河本さん

チャンドラーというと、R.チャンドラーしか知らないのであった……。(^^;)

:>早川SF文庫にあると思うんだけど。

そのハヤカワSF文庫が、当地ではめったに見つからないのよねー(涙)。見かけたら、手に取ってみます。



承前 投稿者:管理人 投稿日: 4月15日(日)15時43分03秒

このループから抜け出すためには、主体というものが個別的限定的であることをまず認めてしまうことです。小松はかかる「小さな」自分を認められず自己の拡大をはかったが故に逆に自分を見失ってしまったのではないでしょうか。
SF第2世代の「小粒さ」がかかる「小さな私」に由来することは明らかです。河本さんの「個人それぞれの世界観」に対応します。
しかしこれでことたれりとして良いかは疑問です。キルケゴールのいう「倫理的な」主体性にこれが対応するものとは思われないからです。
小さな私に自足するのではなく、それを逆手にとってこのような「私」とは何なのかを反省するような作家的態度こそ「倫理的」主体性に対応するものではないかと思います。

現象的な多様な私に目を奪われず、私という状態を現前せしめる原理の考察に向かってこそ、真に主体的な態度といえるのではないでしょうか。
具体的には「人生とはトロッコのようなものである」と定義し、そのまんまの世界(ゲーム的世界)を構築したかんべむさしの超越的(メタ的)な方法論はひとつの方向性ではないでしょうか。

> 数学にはこれと平行して、次のような数学世界に置ける概念の認識の変遷があると思うのです。
数学的なことはよく判りませんが、現象をいったん括弧に括り、メタレベルでゲーム的な道具を用いて考察するという「操作」はSFでも有効ですね。

> イーガンは数学者ですから、この道をたどって日本に近い立場に到達したのではないでしょうか。
イーガンは作中で何度も「無神論」に言及していましたね、オーストラリアという欧米の「辺境」にあることで、一神教的世界観を脱しやすかったのではないでしょうか?もちろん数学という「杖」に導かれたのは間違いないでしょうが(^^)。

> 日本文化は、この三段階の変化がなく、はじめからポストモダンのように見えるのが不思議なのですけど。
一神教ならぬ八百万の神が宿るこの国の特質でありましょうか(^^;。
     


リンク集更新 投稿者:管理人 投稿日: 4月15日(日)15時41分30秒

リンク集に、「カフェ白梅軒」さんと「幻想文学館」さんと「ケ駄モノランド」さんを追加しました。

河本さん
> イーガンの立場が結果として日本人のそれに近いとしても、辿って生きた道筋はきっと違うだろうと思えてなりません。
おっしゃるとおりです。

> ハインライン→小松→かんべ、森下という道は、「神に与えられた世界観」→「それに対して懐疑的で科学的合理的な世界観の構築」→「個人それぞれの世界観」、という変化と言えるのでしょうか?

よく言われるように、欧米人の認識慣性には一神教的なものが無意識裡に措定されているのではないでしょうか。
欧米人と日本人では、一般的に言ってまず認識の原点が違います。
日本で戦後「主体性」論争が起こりました。敗戦により思想的に無に帰した知識人の指針となりうるものは当時マルクス主義しか他になかったのですが、このマルクス主義が内包する(一種一神教的な)必然主義(史的唯物論)が日本人の思考に馴染まなかったのが原因であったと考えられます。

ハインラインはもとよりマルクス主義者ではありませんが、どちらの世界観も一神教的伝統の上にある点では共通しているように思います。
ハインラインのこのような「主体性」は、主体性論争の「主体性」とレベルが異なりますし、しかもそれはハインライン個人から出てきたものではなく、その帰属する集団(河本さんのいう神)からアプリオリに刷り込まれたものでしかありませんから、自立的な主体性とは言えません。一段上のレベルから見下ろせば、「主体性の不在」です。

これに対して日本人小松左京の世界観(認識の原点)は、いかにも日本的な「立場により世界観は色々あり得る」という相対主義的なものでした。

ところで梅本克己によればキルケゴールは「主体的」とは「倫理的」ということだと規定し、この「倫理的」ということばに「観察的」を対置させたと言っています。「つまり、いろいろな意味で人間は「主体的」であることができるが、ほんとうに「観察的」な立場と区別される「主体的」なものは、「倫理的」なものだというのである。」(『増補 人間論』(三一書房)204頁)

梅本によればかかる「観察的」とはヘーゲルを念頭にしているそうですが、小松の立場はある意味でこの「観察的」主体性に近いものです。
小松の場合はひとつの世界観を信じられず、こういう世界観もある、ああいう世界観もあると、どんどん知識を増やしていって、結局のところ自己を相対的に卑小化することに終始します。光瀬龍は「広大な宇宙にあって人間とは何とちっぽけな存在だろう」と言う諦念から出発しますが、小松は「私の外に存在する(に違いない)膨大な知識の前にある私は何とちっぽけな存在か」というところから出発し、ひたすら知識をむさぼりつづけるばかりです。

山野浩一は小松のこのような相対主義の海に呑み込まれた「観察的」主体性を「主体性の不在」として批判したのでした。
河本さんの言い方を借りるなら「神に与えられた(アプリオリな)世界観に対して懐疑的で科学的合理的な世界観の構築」をめざした結果相対主義の海に溺れ自分を見失ってしまった状態が小松です。(上につづく)


お疲れさま 投稿者:管理人 投稿日: 4月15日(日)09時46分33秒

昨夕は私が幹事の名張人外境大宴会、いつもは専らビールなんですが、昨日はみんなに合わせてお酒を戴きましたら案の定深酔いしてしまい、今起きてきたところです。
ご臨席たまわりましたみなさまお疲れさまでした(^^)。次回もよろしくお願いします。

今回初参加して下さった大江十二階さんは、江戸川乱歩ウェブサイト先端猟奇大パノラマ(江戸川乱歩をしのんで)を運営されています。コンテンツがユニークで「読んで面白い」HPだと思います。画像が充実しているのも特徴です。どうぞ一度お訪ね下さい(^^)。

ということで、今から朝食です。またあとで。


ポストモダン 投稿者:河本 投稿日: 4月14日(土)15時08分20秒

 >ケダさん
 日記や掲示板のこと辺境って言われていますけど、辺境って好きです。
 友愛数なんて数論の辺境だし。フロンティアとも言えるけど。
 A・B・チャンドラーの「銀河辺境シリーズ」、たぶん全巻読んだけど面白かった。お奨めです。ケダさんも読んでみてください。早川SF文庫にあると思うんだけど。

 >大熊さん
 ケダさんのBBSでマギー司郎のネタの書き込みがありましたけど、彼の芸はメタ手品ですね。そういえば世間にはメタなものが色々ありますね。ニュースステーションはメタニュース、プロレスはメタ格闘技、新体操はメタ体操、「銀河帝国」はメタSFですね。

 イーガンの立場が結果として日本人のそれに近いとしても、辿って生きた道筋はきっと違うだろうと思えてなりません。
 ハインライン→小松→かんべ、森下という道は、「神に与えられた世界観」→「それに対して懐疑的で科学的合理的な世界観の構築」→「個人それぞれの世界観」、という変化と言えるのでしょうか?
 数学にはこれと平行して、次のような数学世界に置ける概念の認識の変遷があると思うのです。
 「リアリズム。すなわち数学の概念は人間がそれを定義することとは無関係に存在する。」→「ブルバキズム。リアリズムに対する批判。概念とは人間の定義によって存在し始める、また厳密にそれを行うことが可能である。」→「ブルバキの挫折。ゲーデルの不完全性定理、集合論に置ける数々の矛盾との遭遇、などによるリアリズムの放棄。セルオートマトン、カオスなどの便利な道具を使ったポストモダンな認識。 短く言うと”数学はゲームだ”。」
 イーガンは数学者ですから、この道をたどって日本に近い立場に到達したのではないでしょうか。
 日本文化は、この三段階の変化がなく、はじめからポストモダンのように見えるのが不思議なのですけど。
     


予定通り 投稿者:橋詰 投稿日: 4月14日(土)12時10分30秒

着実に下降路線ですね我らがタイガース。
今岡も打率2割になってしまいました。やっぱりこれが実力かも…。

ケダさん
 はい、DASACON3でお会いしてると思います。懐かしいです。
「木製の王子」は、とりあえずざっと立読みでもわかるかと思います。
皆で笑いましょう。

>阪神不安がいっぱいです
ざぶとん10枚! サンスポの見出しに推薦したい!


相互リンクヽ(^。^)ノ 投稿者:ケダ 投稿日: 4月14日(土)00時26分12秒

>管理人さま

拙宅掲示板にもご丁寧がお言葉をありがとうございました。
相互リンクしていただけるとは光栄です。よろしくお願いいたします。

:>>阪神が勝つといいなあ
:>という思いを、ずうーーーっっと裏切り続けてくれる阪神は、やっぱりかわいい(^^;

よくわかります(笑)。

>橋詰さま

はじめまして。
……と言いつつ、もしかしたら、Dasacon 3でご一緒しませんでしたでょうか?
違っていたらごめんください。

:>阪神ミステリ

:>必殺技というか
:>さすがの荒業は麻耶雄嵩「木製の王子」これはある意味ファン必読かも。

わくわく! 文庫までまとうかとノンキなことを一瞬考えつつも(結局、文庫になった
頃に読む可能性も高いし……)ノベルスを買ったのですが、そのお言葉に、なるべく
早く読もうと思った次第であります。

ではでは、お邪魔しました。

http://homepage2.niftycom/kedaland/


今日は途中で聞くのをやめました 投稿者:管理人 投稿日: 4月13日(金)21時51分08秒

Y店長
>「秘聞一向一揆」無事届きました。
別にすぐ読めとは言いませんので、ご安心下さい(^^)。

>最近時代小説にも手を伸ばし始めているので
時代小説も面白いですね。今まで殆ど読んだことがなかったのですが、近頃興味が出てきました。

>阪神が勝つといいなあ
という思いを、ずうーーーっっと裏切り続けてくれる阪神は、やっぱりかわいい(^^;

ケダさん
>ここには阪神ファンがいっぱいいる! 
ガーン、沖原につづきクルーズが!!
ファンがいっぱいと言うよりも、阪神不安がいっぱいです(^^;ゞ

>本日リンク集を更新いたしまして、
>飛べ、クマゴロー!さんへもリンクを張らせていただきました
おお、ありがとうございました! こちらからも近日中に相互リンクさせていただきますので、よろしくお願いします。

土田さん
>「星のカンタータ」という
>ジュブナイルSFをお奨めしておきます
お奨めありがとうございます。これは図書館で探してみることにします。

>椎名麟三
>埴谷雄高の小説に感触が似ているような気もしました
そう言われてみればそうですね。非常に観念的で謎めいているところが似ているのでしょうか?

>ジャズ小説
>何か面白いものがありましたら
ジャズSFでいい話がありますよ(^^)。
ちょっと入手は難しいですが(土田さんのことですからお持ちかも知れませんが)、SFM1972年3月号(第157号)所収のチャド・オリヴァー「帰れニュー・オーリンズへ」は、泣かせるいい話です。
雑誌が手許にあればコピーして差し上げられるんですけど、生憎SFMは全部処分したので(^^;。
*号数は石原博士のデータベースで確認しました


ジャズ小説 投稿者:土田裕之 投稿日: 4月13日(金)03時14分46秒

大熊さん
前も書きましたが、三木卓は読んだ中では「星のカンタータ」という
ジュブナイルSFをお奨めしておきます。
ただし元版も角川文庫版も入手はやや難しいです。

椎名麟三はすちゃらか読書人の自分にはちょっと難しすぎるようです。
なんだか埴谷雄高の小説に感触が似ているような気もしました。

>「この言葉を」
さすが確かな読書眼ですね。素晴らしいです。
ジャズ小説といえば河野典生、山下洋輔とかが浮かびますが、どんなもんでしょうか。
エンターテイメントですが、今野敏の「ジャズ水滸伝」が結構面白かった覚えがあります。
筒井の「バブリング創世記」は自分には読めませんでした。
何か面白いものがありましたら教えてください。
でもジャズ自体は興味はあれど、なかなか聞く機会はありませんが。


嬉しいなあ 投稿者:ケダ 投稿日: 4月12日(木)22時38分44秒

ここには阪神ファンがいっぱいいる! ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

それはさておき、イロモノというか中身のほとんどない拙サイトではございますが、本日リンク集を更新いたしまして、飛べ、クマゴロー!さんへもリンクを張らせていただきました。よろしくご了承くださいませ。

http://homepage2.nifty.com/kedaland/link.htm


5割復帰だ! 投稿者:管理人 投稿日: 4月12日(木)21時30分21秒

アレクすてさん

>鏡明氏がお疲れのようにわたしには思えました
確かに。なんか後ろ向きでしたね(^^;。

>そこに載っている小説群のほとんどを知らなかった。
ご同慶の至りです。恥ずかしい!

タイガースが勝ちましたので、今日のところはこれにて失礼いたします(^^)。


ありがとうございました 投稿者:Y 投稿日: 4月12日(木)21時26分07秒

「秘聞一向一揆」無事届きました。
最近時代小説にも手を伸ばし始めているので楽しみです。
実は野球はここ数年テレビを見てもいないのですが、
阪神が勝つといいなあ。となぜか毎年思っています。
ほんとに疎いんですが。


メールが 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月12日(木)00時47分58秒

文字化けしたようです。
御免なさい。文脈としては、橋詰様、「五人対賭博場」はそちらの手許においておかれて
下さい、ということ。あと、管理人様に、私も「SFが読みたい!2001年版」を読みましたが
そこに載っている小説群のほとんどを知らなかった。恥ずかしい。というような事を書きました。長文乱筆多謝!ではでは。


橋詰さん 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月12日(木)00時40分40秒

『五人対賭博場』、とっておいていただけますか。
・・・・療垤腓埜飜箸覆気ぁ6教様諭」
それから管理人様。わたしも「SFが読みたい!2001年版」を読みました。
鏡明氏がお疲れのようにわたしには思えました。あと、私は2000年の
プロパ・踉撮咤討鬚曚箸鵑鋲匹鵑任い覆せ・傍ど佞C泙靴拭・・呂困・靴ぁ」
ではでは。


連敗だ(T_T) 投稿者:管理人 投稿日: 4月11日(水)21時41分07秒

橋詰さん

>麻耶雄嵩「木製の王子」これはある意味ファン必読かも
うーむ、必読ですか、、、麻耶は「翼ある闇」で挫折しているんですよねえ(^^;。
幸い(?)10頁も読まずに挫折した(理由は忘れた)ので、再挑戦は容易なんですが。

ところで、「SFが読みたい!2001年版」を何となく読み返していて、山田正紀が鏡明との対談で、田中啓文をSFとして正統と評価していたのを発見。
そうそう(^^)、田中SFは、パッと見とは違って、実に「まっとうな」、王道を行くSFなんですよね。さすが山田正紀、慧眼であります(^^;。「神狩り」と「弥勒戦争」の再話が楽しみ!!  


それでは 投稿者:橋詰 投稿日: 4月11日(水)12時49分29秒

アレクすてさん
 どうしましょうか。傷むものではないので、次回お会いできるときまで
おいておきましょうか。お送りしてもよいのですが、一冊だけだと送料が
もったいない気もします。ほかにお探しの本おありでしたら捜ししてみま
すので、よかったらおっしゃって下さい。SFは弱いですが…。

阪神ミステリ
 う〜〜ん、そうですね。阪神ファンなら東野圭吾・北村薫・有栖川有栖
・吉行淳之介あたりが有名ですが作中に「阪神が勝った」という表記はな
かった気がします(別に勝ってなくてもいいんですが)。必殺技というか
さすがの荒業は麻耶雄嵩「木製の王子」これはある意味ファン必読かも。
彼も熱心な阪神ファンですね。

 昨夜のナイター、どこか1つぐらい勝ってるチャンネルあるかなと思い
ましたが駄目でしたね。これがSFの世界ならなあ……、って完璧に誤解
している発言ですね、失礼しました。


ご来信感謝 投稿者:管理人 投稿日: 4月10日(火)22時06分11秒

Y店長
>「阪神ミステリ傑作選」
エッセイですが、北杜夫「ヨガ式・阪神を優勝させる法」(『人間とマンボウ』所収)も入れましょう。決戦日本シリーズの元ネタです(^^;。
しかし、長篇がないですな。ジャイアンツには「消えた巨人軍」(西村京太郎)という強力ラインナップがありますが(^^;
関西在住の作家には藤本義一とか阪神ファンは数多いのにねえ。
眉村さんは阪神ファンだろうか? そういえば野球ネタのは読んだ記憶がないなあ。

橋詰さん
お久しぶりです。今日は去年の返せない阪神でしたね(^^;。
ところで、ミステリの女王さまにお聞きしますが、阪神ミステリって他に何かあります?
週末お会いするのを楽しみにしています(^^)。

アレクすてさん
>『五人対賭博場』!非常に欲しいのですが
見つかって良かったですね(^^)。
橋詰さんに住所をメールして郵送してもらっては?
あ、畸人郷例会がありますね。


橋詰様 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月10日(火)14時28分42秒

こんにちは、アレクすてです。
『五人対賭博場』!非常に欲しいのですが、
この週末、用事がはいっていて
出られないのです。御免なさい、橋詰様。
ではでは。


お久しぶりです 投稿者:橋詰 投稿日: 4月10日(火)11時26分08秒

アレクすてさま
『五人対賭博場』まだお探しでしょうか?
ダブってましたので、よかったら週末お持ちしますが……。

 今日も勝てばいいですね、タイガース。
解説者、サン・京都テレビは藤田平・中田良弘、BSは鈴木啓示で
関西テレビは田尾。どれにしようか迷いますが、しかしなぜ3局も
放送するはめになったのでしょう。こういうのってシーズン前に決
まってるんですよね。


「一円玉」 投稿者:Y 投稿日: 4月 9日(月)22時57分26秒

読んできました。ちょっと江戸川乱歩入ってますね。こわい。
阪神に関しては「阪神ミステリ傑作選」とかできそうな気がします。
といっても「阪神が勝ってしまった」(新井素子)と「決戦・日本シリーズ」(かんべ)
あと阿刀田高の(タイトル忘れた)くらいしか思い出せませんが……。


三木卓 投稿者:管理人 投稿日: 4月 9日(月)20時43分57秒

土田さん
>エッセイとも小説ともつかない小品集ですが、妙に心に染み渡ります。
三木卓は未読ですが、郷愁の作家というイメージがありますね。
ただしこの一作という決定打がないので、どれを読もうかと迷って結局後回しにしてしまうのです。
幻想的で懐かしくて、しかしメルヘンではない、っていうのが読みたいです(^^)。←欲張りすぎ!
懐かしいということでは、高井有一も一度読みたい作家です。

椎名麟三の読みは、たぶん作者の意図を汲まないヘテロ読み(^^;です。
私のイメージのなかの椎名作品はつげ漫画の世界に近いです。というかつげ漫画を面白がるように椎名作品を楽しんでいます。


この言葉を 投稿者:管理人 投稿日: 4月 9日(月)20時19分27秒

土田さん
>阪神は。今2位ですね。
まだ9試合目で何を大騒ぎする、なんて言わないでくださいね(^^;。
五月までのほんの短い期間で阪神ファンはシアワセを享受しなければならないんですから。あたかも北欧の人がその短い夏に太陽光をいっぱい浴びようとするように(^^;ゞ

>「この言葉を」
土田さんのゲストブックに今書き込んできたのですが、よそさまであまり自慢話を書くとギャラリーの顰蹙を買いますので、自粛した文をここに書きます(^^;。
この小説、雑誌掲載時に読んだのですが、ジャズ関連ということもあって、とても気に入りました。
それで周りに吹聴していたら、そのうち作者が芥川賞を取ってしまい、それでまた自分の「見る目(^^;」を自慢しまくって顰蹙をかった思い出があります。
その後、流行作家になってからは読んでいません(なぜか人気が出ると読む意欲が薄れるんですよね(^^;)。


危ないところでしたね。 投稿者:土田裕之 投稿日: 4月 9日(月)00時11分04秒

阪神は。今2位ですね。
成本も、昔の球威はないし、どうなんでしょうか。
(田村はトレードされたんですよね。確か)

三木卓「はるかな町」を読みました。
エッセイとも小説ともつかない小品集ですが、妙に心に染み渡ります。
幻想でもなんでもないですが。

奥泉光「その言葉を」を読み始めました。

それしても椎名麟三までお読みとはすごいです。

http://www.02.246.ne.jp/~pooh


補足 投稿者:管理人 投稿日: 4月 8日(日)16時17分59秒

昨日の書き込みのあと、ちょっと気になったので10数年ぶりに山野浩一「日本SFの原点と指向」を読み返してみました。

山野は、小松左京について「或る作品では戦争を全面否定し、或る作品では戦争も歴史の必然性だと述べたり」すると<主体の不在>を指摘しています。
一方、ハインラインについて「いかにもアメリカ小市民らしい他人指向をうかがうことができる。要するに主体性に欠け」ていることを批判しています。

しかしながら、かかる小松に対する主体性不在批判とハインラインへの主体性不在批判は、私見では互いにレベルが異なるものです。
山野は二つのレベルの主体性を混同しています。

小松を批判したレベルに合わせるなら、ハインラインは非常に「主体的な」作家と言うべきです。ハインラインは自己の言説に揺るぎない自信を持っていたはずです。
ただその主体性(ハインライン自身が疑いなく<私>の意見と思いこんでいるもの)は、実はある種のアメリカ人(WASP)のコモンセンスであります(ラカンが言うように私の無意識は他者の言表です)。

かかるレベルにおいて小松はハインラインのような単純な人間ではありませんから、自己の内面に相反する複数のコモンセンス(立場としての私)の存在を許容します。
このような小松の場合、自分の個人的な私の限界を弁えているが故に、逆に客観性に対して無限定な信頼を寄せてしまうことになります。自分の体験よりも客観的な知識を上に置いてしまいがちになるのです(私の無化)。

山野の舌足らずな言説を共感的に読み取ってあげるなら、山野はハインライン的レベルの主体性の不在も、それよりも一段上の小松的レベルの主体性の不在も批判しているわけです。
では山野が想定したと思われる主体性とはいかなるものでしょう。

それは「私というものが限定的であるばかりか外在的であることを知っている私」であり「そのような私に対して(小松のように卑下するのではなく)信頼を置いている私」という主体性なのです。
このような主体性は第1世代には残念ながら認めることは出来ません。

それはかんべむさしや森下一仁によってはじめてSFにもたらされたものです。というのが私の認識です。

かかる第2世代が登場した頃は、ちょうど山野が評論活動をやめた時期に重なるのではないでしょうか。もし山野がもう少し活動を継続していたら、どんな評価を下したかと興味があるところです(サイコロ特攻隊をけなしたのは知ってますが(^^;)。まあ、天の邪鬼な山野のことですから、簡単にはホメなかったでしょうけど。

アレクすてさん
補足ありがとうございます。
MZTさんの4月2日の日記にもありました。
横田順彌『ヨコジュンのハチャハチャ青春記』(東京書籍)1600円
とのことです。

Y店長
>ヨコジュンさん、新刊でたんですね。読みたい!
↑東京書籍とは、また面白いところから出たんですねえ。


ご紹介が遅くなりましたが 投稿者:管理人 投稿日: 4月 8日(日)13時57分08秒

「月刊センター」HPの眉村先生のショートショートが更新されています。→「一円玉異常愛好者」
お読み下さい。


いつもお世話になります 投稿者:Y 投稿日: 4月 7日(土)22時25分45秒

いつも見てくださってありがとうございます。
book offのリンク集、こちらと並べられて光栄です。
「祈りの海」いいですねえ。長編は読んだことないのですが
いかがなものでしょう?
ヨコジュンさん、新刊でたんですね。読みたい!


グレッグ・イーガンの 投稿者:管理人 投稿日: 4月 7日(土)22時20分09秒

『祈りの海』(ハヤカワ文庫)読了。

かつて山野浩一は、日本SFの「主体性の不在」を終始批判しつづけました。事実、日本SFの当時の(つまり第1世代の)現状は、現象的には山野のいうとおりだったと思います。

しかしながらその見方は一面的だったようです。私見では日本SFは英米SF(殊にアメリカSF)ほど「主体性」に対してナイーヴな自明性を持つことができなかったということではないかと考えています。

日本SFは、ハインライン流の疑問の余地なき<私>の自明性に対して、一種胡散臭さを感じていたのではないでしょうか。
とはいえ、英米SFから直接出発した第1世代は、それを表現する方法論を持たなかった。
<私>の自明性を疑いながら、書くものは英米SFが手本ですから、非常にヌエ的なものにならざるを得なかったのです。その曖昧性が山野によって批判されたのでした。

ところが、ようやく山田正紀が「神狩り」を発表するに至って、「私とはいったい誰か」というテーマそのものをSF化する認識の台座を確保し、以後かんべむさしや川又千秋ら第2世代はぞくぞくと人間諸科学や認識論を取り込んだSFを発表するに至ります。

オーストラリア人のイーガンの立場は、どうやら日本の第2世代に近いようです。
本書でも多種多様なアイデアで読者を楽しませつつ、結局人間とは何か、私とは何か、という問題に還帰するのです。
少なくとも従来の英米SFとははっきりと違うもの(日本SFに非常に近しいもの)を私は感じました。
いやあ面白かった!!(個別感想はヘテロ読誌次回で書きます)
これは長篇を読まねばなりませんね(^^)


ヨコジュンのハチャハチャ青春記は、 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月 7日(土)21時24分50秒

新刊であります。(今、手許にブツがないので、出版社は判りません)
講談のような語り口の本であります。
それとyagyuさん 川原泉の「ブレーメン・」は新刊です。
返事が遅れてすみません。
ではでは。


ヨコジュンのハチャハチャ青春記 投稿者:管理人 投稿日: 4月 6日(金)22時04分15秒

アレクすてさま

標記の本は森下先生も3月30日の日記で紹介されてましたが、新刊でしょうか?
私は新刊のチェックを全くしない人間なので、その辺の情報に疎いです。

>「一の日会」の所が面白いです
その頃の話は日本SF史的に見逃せません、是非読んでみたいですね。
私も購読予定に入れておきます(でもリストが膨れ上がってしまっている(^^;)。

『祈りの海』はあますところ表題作のみ。今日中に読了予定。
なんですが、今日も阪神が勝っちゃったからなあ(^^)困るのよね勝つと(>なんちゃって(^^;)。
タイガースが勝つと、プロ野球ニュースをはしごしないといけないので時間がなくなってしまうのです。
とりあえず失速する5月頃までは、ネットにさける時間が極端に減少します。悪しからず(^^;ゞ。


 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月 6日(金)15時14分34秒

「ヨコジュンのハチャハチャ青春記」と言うのを読んでます.
横田順弥(弥は旧字が見つかりませんでした)氏のエッセイです.「一の日会」の所が面白いです.小説が読めないのですが,これなら大丈夫!ではでは.


祈りの海 投稿者:管理人 投稿日: 4月 5日(木)20時06分17秒

グレッグ・イーガン『祈りの海』(ハヤカワ文庫)読中です。
これは面白い!読み始めたらとまらなくなり、現在「ミトコンドリア・イヴ」の途中まで一気(^^;。
というわけで、今日はこの辺で失礼いたします(^^)。


感想文更新 投稿者:管理人 投稿日: 4月 4日(水)19時44分33秒

中さんの名張人外境に、拙ヘテロ読誌3月分が掲載されました。読んでいただけたら幸いです。

なおY店長もワンダー・ティー・ルームの「読書月記」に3月分をアップされています。こちらもどうぞ。

私もそろそろ『祈りの海』に取り掛かろうと思っていたところです(^^)>Y店長


ブックオフの 投稿者:大熊宏俊 投稿日: 4月 3日(火)22時06分00秒

オンライン店e-book offのページに、新たにファンサイト・リンク集が開設されました。
当「とべ、クマゴロー!」も、Y店長の「眉村卓ワンダー・ティー・ルーム」と並んでリンクしていただいております(^^)。
このリンク集には漫画家と小説家の700を超えるファンサイトがリンクされています(→上のリンクからトップページの【本】のタブマークをクリックしてください)。
どうぞご利用下さい!
荒巻義雄のファンサイトがありましたが、どうも架空戦記のサイトらしい(^^;


レス 投稿者:大熊宏俊 投稿日: 4月 2日(月)22時27分45秒

Y店長
>「藤本泉」は今入手不可ですね……
では送りますね。ただし気長に待っていて下さいね(^^)。

アレクすてさん
ああよかった、yagyuさんが反応してくれている(^^)。
まんがネタは私には反応できません(^^;ゞ

yagyuさん
昨日の試合はほんとうに見ていてつかれました(笑)。最後は信じられなかった(^^;ゞ
しかしなんか手応えが・・・


今年も阪神から目が離せないみたいですね 投稿者:yagyu 投稿日: 4月 2日(月)20時54分40秒

こんちゃ〜
おひさしぶりです。大宴会、残念ながら今回は欠席です。次の機会に。
でも、大熊さん、5月3日はあけておいてくださいね。(←私信)

アレクすてさん、
わたしは川原泉の大ファンなんだけど、これは新作だよね? わたしも買いに行かなくては。

http://homepage2.nifty.com/kazenotsubasa/


私は 投稿者:アレクすて 投稿日: 4月 2日(月)16時29分01秒

今、白泉社刊
川原泉作「ブレーメン・」という漫画を読んでます。
まだ始まったばかりですので、感想は控えます。
ではでは。


メールの補足です 投稿者:Y 投稿日: 4月 1日(日)20時28分15秒

メールを出してから検索して気づいたのですが
「藤本泉」は今入手不可ですね……
(アマゾンの場合)残念です。


開幕戦 投稿者:管理人 投稿日: 4月 1日(日)14時29分47秒

歴史的大敗にショックを受け沈没しておりましたが、昨日の試合で復活いたしましたー(^^)。でも成本はちょっと心配、ほんとに通用するのかな?

F1セブン>しばらくはその<虚像>が相手を脅かしてくれるでしょうが、それなりに実績を伴わないと、霊験もそのうち霞んでくるはず。平下、沖原、赤星は必死さが出ていてよかった。上阪は攻守にちょっとから周りか。とにかく実績(果敢な盗塁)を積み上げてほしい。

意外だったのがペレス、ガッツを見せてくれました(^^)。守備の反応もそんなに悪くない。チャンスに強そうな気配が・・・。

問題は監督の采配か(汗)バッテリーコーチとしては一流だと思いますがね(^^;ゞ


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