【掲示板】


ヘリコニア談話室ログ(2003年3月)


始まりましたね。 投稿者:土田裕之 投稿日: 3月31日(月)00時55分00秒

プロ野球が始まりましたね。
タイガースはまずまずの滑り出しですね。
金本はまだ調子悪いみたいだけど・・。
わがライオンズは垣内、鈴木健を出してちょっと小粒になっていますが
若手が台頭してきているのでまあまあという感じ。
それよりもダイエーが投手が良いので脅威です。

タイガースといえばミステリで『新本格猛虎会の冒険』という本が出てますので
今度買おうかと思ってます。

SFでは久々に異形コレクションの『侵略』を読み、短編SFは面白いなあと感慨にふけってました。


アレクすてさん 投稿者:管理人 投稿日: 3月30日(日)01時42分45秒

お返事遅くなりました。
携帯に掛けてくれていたのですね。いま気が付きました。
それでは明日(というか、すでに今日ですね)、旭屋で5:30PMに落ち合うことにしましょうか。
何かあったら携帯にTEL下さい。
では旭屋で。


こんなときにすみません。 投稿者:アレクすて 投稿日: 3月29日(土)21時45分19秒

アレクすてです、今晩は。
明日の、南湖さんの講談行きたいのですが、待ち合わせをどうしましょうか?
もうしわけありません!もっと早く連絡を入れるべきでしたが、遅くなりました!
もうしわけございません!


四十肩 投稿者:管理人 投稿日: 3月27日(木)21時35分40秒

もう何年も肩痛、四十肩に悩まされていたのですが、最近完治しました。
どうやって治したかといいますと、毎日欠かさなかった腕立て伏せをやめたのです。腕立て伏せをやめ、そのかわりに意識して肩のストレッチをするようにしたのです。

ある日を境にして、嘘のように痛みがなくなりました。
つまり腕立て伏せが原因だったのです。年齢的な衰えで、肩が腕立て伏せに耐えれなくなっていたようです。肩と胸の肉は落ちましたが、背に腹はかえられません。

右膝もそうで、ちょっと運動すると痛みが出ます。それは鍛え方が不足しているからではなく、鍛錬に耐えるだけの耐久力が、もはや右膝から失われているのではないでしょうか。ジョギングは、私の場合、してはいけないように思われます。
このような、若い人には信じられないことが、年をとってくると出来してきます。

話が飛びますが、阪神の片岡選手が、去年不振でした。誰が見ても下半身が弱っていました。
これを片岡選手の調整不足と取るべきでしょうか。しっかりと下半身を鍛えたら元に戻るのでしょうか。本人のやる気次第なのでしょうか。
上の例から、私はどうもそうではないような気がします。

片岡選手の膝は、もはや鍛えることに耐える受容力を失っているのではないでしょうか。しっかり鍛えたくても、それができないのでしょうか。体を苛めたくてもそれができないジレンマに、片岡選手は苦しんでいるように思われてなりません。

清原選手も、巨人移籍後しばらくは不振でしたが、体質を改善して復活しました。しかしながら昨年、今年はしょっちゅう怪我をしています。体質改善の無理が、今になって出て来ているのではないでしょうか。
年をとるということは、なかなかに残酷なものがあります。

イシュタルの船>194/317


<卓通信>更新 投稿者:管理人 投稿日: 3月26日(水)20時58分25秒

<卓通信・第2号>その1「無用の(?)雑感」を掲載しました。トップページよりお入り下さい。
著者による作品解説です。
ところで、ハヤカワ文庫版短篇集のあとがきも、同様の自作解説になっているんですよね。これ、眉村ファンには見逃せない資料なので、いつか弊サイトに掲載させていただこうと考えています。お楽しみに。もっとも、まずは卓通信全号の掲載です。頑張らねば。

このところヒロイックファンタジー付いちゃって、今度は、エイヴラム・メリット『イシュタルの船』(HSFS)を読み始めました。なんか「リアノンの魔剣」と同じような世界/展開ですな(^^;

『構造主義科学論の冒険』はどうなったのでしょうか。実はある場所に忘れて来てしまいました。戻ってくるまで、しばらく休止(ーー;)。

イシュタルの船>94/317


『リアノンの魔剣』 投稿者:管理人 投稿日: 3月25日(火)20時47分36秒

アレクすてさん
お元気そうで何よりです。
畸人郷、欠席して申しわけありませんでした(ようやく今日発表があり、息子は合格でした(^^))。
さて、橋詰さんとアレクすてさんの筒井観の違い、興味深いですねー、ぜひお聞かせいただきたいです。30日の名探偵ナンコはいらっしゃるのでしょうか? よろしければそのときにでも(^^)←会場変更されてますのでご注意を。
天本さん>特異な俳優さんでしたね。ご冥福をお祈りします。

リイ・ブラケット『リアノンの魔剣』(ハヤカワ文庫、1976)読了。

これは面白かった。
火星の干上がった海底の町で、無頼の地球人マット・カースは、火星人のコソ泥から伝説のリアノンの剣を見せられる。火星人は呪われし堕天使リアノンの墓を発見したのだという。カースは火星人の後について、干上がった海底に背を向け、かつての入江に向かって坂を上り始める。今は廃墟となって久しい古代都市へと……。

という幻想的な描写で、物語は始まります。
そして、リアノンの墳墓で、カースは不思議なブラックホールのような空間に落ち込み――気がつくと彼の眼前には、100万年前の火星が、緑なす丘陵のかなたに満々と水をたたえた大洋が、ひろがっているのでした。……

原本は1953年の出版で、初出は(『赤い霧のローレライ』巻末の著作リストによれば)1949年<スリリング・ワンダー・ストーリーズ>6月号の筈なのだが、本書の解説に紹介されたインタビューでは、作者自身が<スタートリング・ストーリーズ>の依頼作品だと語っています。(1953年といえば「幼年期の終わり」などを輩出したSF黄金期の頂点と目される年ですね)

マット・カースの相棒の小悪党ボガズが、実にいい味を出していて、カースの邪魔をしたり助けたりします(^^)。あくまでも傲然たるプライドを保った悪女、敵国サークの王女ユウェインの造形がよい。もっとも最後でカースといい仲になってしまうのはお約束ですが(^^;

本書は一見、ヒロイック・ファンタジーのようですが、形式的にはSFに分類されるものであることに気づきました。
なぜならこの世界には魔術師は出てこないからです。
たとえばリアノンが属するキルを、火星人は神のように認識していますが、実は宇宙人、あるいは過去に宇宙へ飛び出していった火星の種族であることが暗示されていますし、キルの残した魔法のような超技術も、因果による説明が原理的に可能な「科学」技術のようです。
場所も、いかに荒唐無稽とはいえ、100万年前の火星という、この現実世界と地続きな世界なのであり、どことも知れぬ古代的世界とは一線を画します(たとえばF&Gシリーズで、F&Gがキリスト生誕時のイスラエルで活躍する話がありますが、かれらは(忘れちゃいましたが)何かの理由でその世界に飛ばされたのであり、翻って彼らが元々いた世界が、この現実とは無関係に存在する世界であることが図らずも明示されています)。

かくのごとく本書はSFとしての要件を満たすものではありますが、とはいえ、内容はまさにヒロイック・ファンタジーそのものなのであり、私もそのような作品として、この色彩豊かな異世界譚を、存分に堪能しました。


おひさしぶりです 投稿者:アレクすて 投稿日: 3月24日(月)11時00分09秒

管理人様、今日は、アレクステです。町内の用事があり、書き込む暇がありませんでした。
すみません。
ところで、畸人郷例会。お会いできず残念でした。
(いつも、離ればなれになるのですが、会を中座して、帰途に向かう時、管理人様と5分ほど話するのが
SF離れを最近おこしている私には、楽しみだったりします。)
例会でも、「エイやん」は、話題にでました。臼田さんがべた褒めでした。(ここにも書かれてますが)
後は、私事です。予定しておりました「筒井論」?は棚上げにします。
眉村さんとの会の時、橋爪さんとお会いしましたが、(古い話で、恐縮です)
その時の、橋爪さんの筒井像と、私の筒井像にズレがあったのですね。「修正できるかな?」
と思いましたが、私の無知な頭ではできません。すみません。
後、昨日ですが、岡本喜八作品で有名な天本英世さんが逝去されました。
この掲示板的には、関係ないように思えますが、考えれば、
和製「キングコング」のドクター・フー役や、岡本監督の「ブルー・クリスマス」などは
SFであり、やはり書くべきだと思いました。
では、失礼します。


一件落着 投稿者:管理人 投稿日: 3月22日(土)21時51分15秒

昨日手直しした「エイやん」ですが、中相作さんに確認していただきました。今度は、MAC/IE環境でもちゃんと見えているようです。よかった(^^)
「エイやん」は、Wordで作成したHTMLのソースに、適宜タグを挿入して整形したものなんですが、結局、MACとWordの相性というよりも、私の挿入したタグが不適切だったようです(とはいえ、そうはいってもWINでは問題なく見えていたのですけどね)。

読書は進まず。

悪酔いして気分が悪いので、今日はこの辺で。


ヒトとチンパンジー 投稿者:管理人 投稿日: 3月21日(金)22時49分35秒

松沢哲郎『進化の隣人 ヒトとチンパンジー』(岩波新書、2002)読了。
ヒトとチンパンジーはどれほど違う存在なのか? 実は、ほとんど違わないのである。DNAの塩基配列からも、両者はわずか500万年前に分かれたばかりの「進化の隣人」なのだということが分かっている。チンパンジーは、ゴリラよりもずっと人間に近いのだ。
かつて考えられていた「言語を持つ」「道具を使う」「家族がある」という人間の特性は、程度こそ違えチンパンジーも持っていることが明らかになっている。
違いはただ、その「知性の深さ」だけだと著者は述べる。
「他者の心の理解」を持っているかどうかは、今のところクエスチョンなのだそうだ。ただ、↓にメモしたように、他者の存在が前提である「共感」能力を持っているからには、全く「他者理解」ができないわけではないだろう。
こうなってくると、チンパンジーを[人間/動物]という従来の分類のなかにとどめることはできなくなってきます。少なくとも、イヌ、ネコ、サルと同列に扱うわけにはいきません。
チンパンジーの最新の知見から、ひるがえって人間とは何か、を改めて考えさせられる好著です。


訂正 投稿者:管理人 投稿日: 3月21日(金)21時06分53秒

>エイやん
あやしそうなタグを一カ所直しました。→エイやん2
MAC/IEの方、どう見えていますか?

進化の隣人 ヒトとチンパンジー>144/202
<メモ: チンパンジーと人間は、「自己認識」ができる。ニホンザルはできない。しかし「他者理解」においては差があるようだ。
「Aさんはこう思っている」とBさんは推測している、ということをCさんが想像している……という場面を想像できる(理解できる)のは人間だけ。
(しかしかつて孤児だった若いオスが、孤児になった子供を、母親代わりに育てた例は、自己の体験(の記憶)に即した共感・同情という他者理解かも−71p−)
人間は、因果関係を自動的に認識してしまう。>


私はロボット/アラン・パーソンズ・プロジェクト


南湖さんに大阪舞台芸術新人賞! 投稿者:管理人 投稿日: 3月20日(木)21時44分14秒

河本さん
>正反対の論旨ですよね
だからそっちには書きに行かなかった(行けなかった)んじゃないですか(^^;
でも昨日は「河本さん好みでしょ」と書きこんだでしょ(^^;ゝ

ところが著者は、
数について考えている哲学者の一部は、数についての実念論すなわち数が外部世界に自存していると主張しているようであるが、これは現象が実在するためには、それを基礎づける形式も現象のレベルに実在しなければならないとの錯覚から発している錯誤にすぎない。数は我々の側に時間を生成しない形式としてあるだけである。(『分類という思想』55p)
とも書いています。これは河本さんには都合が悪い?

>「十月一日では遅すぎる」と同じと思ったところが一カ所あった。
もっと詳しくお聞きしたいです。よろしくお願いします。 

>「エイやん」
さる方から感想メールを拝受したのですが、マッキントッシュ(OS9.2)で、Internet Explorer 5.0では二列ずつの縦書き表示という奇妙な表示となってしまうそうです(Netscape 6では普通に表示できたよし)。
中さんもMacintosh(OS9.2)で、Internet Explorer で見ると「文章が段落単位で一行二字、段間一字アキの横組みとなって左から右へとめどもなく流れるという奇妙奇天烈な状態」とのことで、これはかなり読めない人がいるのではないかと心配になってきました。
「エイやん」は、Wordで作成したのですが、MACとはどうも相性が悪いようです。早急に善後策を考えたいと思います。

標記の通り、旭堂南湖さんが、「大阪舞台芸術新人賞」を受賞されたとのこと。→ナンコラム
南湖さん、おめでとうございます! 
日頃の精進が評価されたんでしょう、私も嬉しいです。次は芸術選奨だ(^^)
30日は受賞お祝いの大宴会といたしましょう!

今日は本が読めず(ーー;)

アイ・イン・ザ・スカイ(宇宙の眼)/アラン・パーソンズ・プロジェクト(1982)


俺の眼にウロコを…… 投稿者:河本 投稿日: 3月20日(木)11時06分42秒

 大熊さん
 >「また科学といえども、多くの科学者や一般の人々が思っているように、科学法則は我々と独立に存在しているのではなく、我々の内なる形式としてある」(170p)と、目からうろこの論旨で大変面白い。
 
 目から落っこちたのレンズではないですか。 (^^;)
 合理主義だけで行けば、ここにたどり着く立場なのですが、数学の世界では、形式主義に対応すると思います。>大部分の数学者から嫌われています

 大熊さんのすうろん板で書かれたご意見とは正反対の論旨ですよね。

 >「エイやん」
 「十月一日では遅すぎる」と同じと思ったところが一カ所あった。

 >ヒロイック・ファンタジー傑作選 
 読まなくちゃ。
   
編集済


正史三国志呉書 投稿者:管理人 投稿日: 3月19日(水)21時39分57秒

子供の高校入試も終わったので(発表はまだ)、頼まれていた本を買ってきてやる。
今、三国志に凝っていて(ゲームからですが)、とりわけ呉に興味があるとかで、「呉書」が読みたいというのです。
いくらなんでも、それは難しいんとちゃうか、とは思いましたが、本人がその気なので、むげに「むりむり」といって退けるのも何なので、とりあえず「呉書」を求めて書店へ。
ちくま文庫『正史三国志』の6,7,8巻が「呉書」なんですが、徳間書店からも『正史三国史英傑伝』というのが出ていて、その4巻が「呉書」なのです。
比べると、後者は抄録のようで、人物伝に特化した編集になっているようです。前者は完全版のようですが、1冊1500円×3冊=4500円。後者は1冊2400円ですが全1冊。
というわけで、後者を買い与えました(^^;。
読んで物足りなかったら、改めてちくま文庫版を買えばいいんだし……。もっとも、どうせそこまでは行かないでしょう。私だって、そこまでは必要としないです。

進化の隣人 ヒトとチンパンジー>102/202
構造主義科学論の冒険>34/276 ←着手しました。

ステレオトミー/アラン・パーソンズ・プロジェクト(1985)


新世界 投稿者:管理人 投稿日: 3月18日(火)21時52分38秒

伝え聞くところによると、眉村先生が「エイやん」のコンテンツをご覧になったようです。満足していただけたのでしょうか。ちょっと心配(冷や汗)。

ラジオで大西ユカリのミニライブを中継していて、思わず最後まで聴いてしまいました。いいねえ(^^)

進化の隣人 ヒトとチンパンジー>102/202

ヴァルチャー・カルチャー/アラン・パーソンズ・プロジェクト(1984)


ヒロイック・ファンタジー傑作選 投稿者:管理人 投稿日: 3月17日(月)20時30分58秒

中村融編『不死鳥の剣剣と魔法の物語傑作選(河出文庫、2003)読了。

かつてSFM編集長が、福島正実から森優にバトンタッチされたとき、森優は前任者があえて無視していた3つのジャンルに照明を当てることで、前任者のハイブラウな路線から、(ストライクゾーンを大きく広げた)いわば大衆路線への変更を誌面に表現しました。
すなわち、スペース・オペラ、ク・リトル・リトル神話、そしてヒロイック・ファンタジーがその3ジャンルです(あとNWも森優さんの時代に解禁されたのでしたが)。

そしてこの3ジャンルにおいて、まず人気を博したのが、「コナン・シリーズ」によるヒロイック・ファンタジーであり、つづいて「キャプテン・フューチャー」でスペース・オペラが盛り上がりました。
それに比べると、ク・リトル・リトル神話は、(水面下ではともかく)一般的な人気という面では、上記2者にずいぶん水をあけられていたのでした。
ところが今日では、当時一番地味だったク・リトル・リトル神話が、クトゥルーという別称のもとにひとり勝ちしているのですから、隔世の感を覚えずにはいられません。

ことにヒロイック・ファンタジーは、ある意味今日では「滅んで」しまったといえるかもしれません。
本書は、かかる「事態を残念に思っていた」編者が、「いまいちど、ヒロイック・ファンタシーの原点に立ち返り、その世界を概観してみ」ようという動機のもとに編まれたものとのこと。

これは非常に時宜を得た、よい企画だと思いました。
セレクションも、コナン、ファファード&グレイマウザー、エルリックという、ヒロイック・ファンタジーという多面体の各面を、それぞれ代表するシリーズ作品を核にすえて、あとダンセイニ、ムーア、カットナー、ヴァンスというHF的ビッグネームを配し、さらにダイアリスという全く無名の作家を発掘している、という具合に、非常にバランスの取れた、これ以上は望めない最高の品揃えとなっています。

もっとも、ダンセイニをヒロイック・ファンタジーに含めることには、個人的には違和感があるのです。本書においても、ダンセイニの様式美は、他の作品とはずいぶん異質な印象があるのですが・・。

ベスト3は、ハワード「不死鳥の剣」、ライバー「凄涼の岸」、ムアコック「翡翠男の眼」。別格としてダンセイニ「サクノスを除いては破るあたわざる堅砦」。
ダイアリス「サファイアの女神」、ムーア「ヘルズガルド城」もヒロイック・ファンタジーを満喫できます。
あと、カットナーは非常に上手なんですが、教科書的というかデモーニッシュなものが希薄なのが残念。
ヴァンスは、結末部分が納得できないんですが(^^;

私自身は、シリーズものが苦手なせいか、ファファード&グレイマウザーのようなすぐれたシリーズであっても、3冊目は満腹感があって惰性で読み終えたという記憶がありますので、このような企画は諸手をあげて賛成です。
これはぜひとも、続編をお願いしたいところ。リイ・ブラケットやシーベリイ・クインなんかも取り上げてほしいですな。
編集済


卓通信第2号 投稿者:管理人 投稿日: 3月16日(日)20時42分16秒

「エイやん」を掲載にまでこぎつけた反動か、なんか虚脱してしまってさっぱり本が読めません。昨日今日と無駄に時間を過ごしてしまいました。
これではいかん、とさっきまで《卓通信第2号》の打ち込みをしていました。
というわけで、「無用(?)の雑感」と「卓ちゃん人形」の打ち込み終わりました。

ところが、眉村先生にチェックしてもらうため、プリントアウトしようとしたら、プリンターがウンともスンともいいません。
わがプリンター、ずうっと調子が悪かったんです。けれどもなぜか「エイやん」のプリントアウトだけは機嫌よく働いてくれたのでしたが、ここにきて全然反応しなくなりました。
ふーむ。ふしぎですねえ。

眉村卓ワンダー・ティー・ルームに「エイやん」をリンクしていただきました。
Yさん、ありがとうございました。
編集済


ぞくぞく反響が(^^) 投稿者:管理人 投稿日: 3月16日(日)15時41分47秒

ななこさん
いや私も今回は欠席しました。
実は息子の高校受験直前でして、ちょっと遊びに出づらかったのです。
それでも、やっぱり出掛けようかな、とそわそわしていたら、息子の携帯に架電があり、聞くでもなく聞いていると、どうも遊びに誘われている気配、最初嫌がっていたようですが、だんだんと説得されてきた雰囲気なので、一言くぎを刺しておきました。
どうせ今から勉強しても、何の足しにもならないのですが、外出して風邪を引いたりしたら元も子もないので、一応注意。
で、その結果、私自身もちょっと外出はできそうにない状況に……(ーー;)

柳生さん、臼田さん、蜆川さん
「エイやん」の感想ありがとうございました。後日まとめて先生にお渡ししておきますね。先生も喜ばれることと思います。
あと、中さんや創研のyamさんが、ご自身の掲示板で感想を掲載して下さっています。あと、メールでも感想を頂いています。ありがたや(^^)

再び蜆川さん
ご教示ありがとうございます。

>あれはカラヤンのほうがピッチが半音ほど低くなっているようです。
ほう、でもなぜそんな操作をしたんでしょうねえ、ふしぎです。どういう意味があるんでしょうか?

マリンコングの件、私の無意識の創作でないことが分かってホッとしました(^^;。でもストーリーは全く思い出せませんね(汗)。
ただチャイナ服のお姉さんがまぶしかったような(^^;ゝ←これもハリマオかなんかと混同しているような気も・・


エイやん、面白かったです 投稿者:蜆川 投稿日: 3月15日(土)21時45分08秒

画面をスクロールしながら小説を読む、という作業に抵抗があったのですが物語の面白さに引き込まれて一気に読んでしまいました。西にむかって開けた大阪はもとより黄昏がどこよりも似合った町かもしれません。

以前 「先日、ダイソーにフルトヴェングラーとカラヤンの「運命」のCDがあったので、ふと聴き比べてみたのです。
すると、フルトヴェングラーの方が半音高いようなのです。」と書かれていましたが、あれはカラヤンのほうがピッチが半音ほど低くなっているようです。といっても私に絶対音感があるのでなく、クラシックのコラムのあるHPで知ったのですが・・・。
それから「マリンコング」は見ていました。ゴジラよりガメラよりも先に映像で見た怪獣になります。目が丸くて怖かったのは覚えていますが、ストーリーは全く忘れました。


まさにプロの技 投稿者:臼田惣介 投稿日: 3月15日(土)17時58分43秒

「エイヤン」読了しました。
無駄が無く、読み進むにしたがって自分自身の感覚がどんどん研ぎ澄まされていくような緊張感を堪能しました。
こういう作品が書けるって本当に凄いことだと思います。


「エイやん」読みました 投稿者:柳生真加 投稿日: 3月15日(土)13時57分13秒

わお、すごく面白かったです。
分身もの大好きなのですが、緊張感あふれる文体から、なんともいえぬ恐れが伝わってきて、そして、慈愛あふれるラストにほろり。すごい傑作。

公開していただいて感謝です。眉村さん、大熊さん、ありがとうございます。


今週は・・・ 投稿者:ななこ 投稿日: 3月14日(金)21時43分10秒

定例会は明日なのでしょうか?今週は用事があって参加できません。残念です。
今、おそまきながら「マ−クスの山」を読んでいます。


不具合? 投稿者:管理人 投稿日: 3月14日(金)20時56分32秒

「エイやん」ですが、一部で見え方に不具合を生じているようです。
皆さんの画面では見えていますでしょうか? 不具合がありましたらご一報お願いします。
ブラウザによっては問題が起こっているのかも知れません。
友人に電話して確認してもらいましたが、その友人の画面では問題なかったようなのですが……


ヒロイック・ファンタシー 投稿者:管理人 投稿日: 3月13日(木)21時25分27秒

書きそびれていましたが、以下の本、読了です。
池田清彦『分類という思想』(新潮選書、1992)
ジョージ・ソウンダース『パストラリア』(角川書店、2002)


前者は分類と命名の不可分の関係から説き起こし、すべての分類は恣意的であり、人為分類である、自然分類といえども外在的な実在ではなく、我々の認知パタンに依拠するものであるとする。また科学といえども、多くの科学者や一般の人々が思っているように、科学法則は我々と独立に存在しているのではなく、我々の内なる形式としてある(170p)と、目からうろこの論旨で大変面白い。
ただ、生物学の素養が私にないため、用語の了解が不十分で十全に理解したか自信がない。これは著者の著作を時間線に沿って読んでみる必要があると思います。

後者は、中篇の表題作と短篇からなる作品集。これは実に面白かった。一種ディストピア小説なのだが、「現代社会」を舞台にしたディストピア小説なのです。ディッシュの「334」の現代社会版といった趣。ただし難解ではなくとても読みやすい。昨年中に読んでいたら、当然ベスト3に入ったでしょう。もちろん本年のマイベストSF候補。

卓通信第2号「無用の(?)雑感」に着手しました。
中村融編『不死鳥の剣』(河出文庫、2003)に着手しました。>133/394
松沢哲郎『進化の隣人 ヒトとチンパンジー』(岩波新書、2002)に着手しました。>40/202
編集済


ようやく 投稿者:管理人 投稿日: 3月12日(水)20時34分10秒

眉村卓「エイやん」を掲載しました。トップページからお入り下さい。
ちゃんと見えているでしょうか?  不具合がありましたらお知らせ下さいね。
私はADSLじゃないので、かなり重いです。分けたほうがよいかもしれません。どうでしょうか?

読まれた感想をお聞かせ下さると嬉しいです。掲示板でもメールでも結構ですので>ALL
先生も反響を楽しみにされています(^^) 

Yさん、リンク確認しました。ありがとうございます。
ということで、「エイやん」お楽しみ下さいね。

土田さん
吉田知子情報、ありがとうございます。
昔はやったPFものですかね、田中光二みたいな。
それにしても吉田知子は、たしか眉村さんや筒井さんと同い年だったはず。若手に負けずどんどん書いてほしいです。


リンクさせていただきました。 投稿者:Y 投稿日: 3月11日(火)23時53分40秒

1日3枚のコーナーに張らせていただきました。
「エイやん」も楽しみにしています。
しかし、タイトルからは全然ストーリーがわかりません(^^;)。


吉田知子 投稿者:土田裕之 投稿日: 3月11日(火)23時06分41秒

吉田知子の新作「日本難民」読了しました。
とりあえず大熊さんもお読みになりそうなので詳しくは書きません。

きな臭いにおいがするこの時代だからこそとりあげたのかもしれませんが、
テーマ的にちょっと飽きているところがあるので
新鮮味にはやや欠けるところがありますが
それでもやはり面白かったです。


8823ハヤブサ 投稿者:管理人 投稿日: 3月10日(月)22時04分43秒

原田さん

さっそく「鮎川哲也・黒沼健そして『ウルトラQ』」を読ませていただきました。
へえ、上の3者がそんな風につながるのですか。思ってもいませんでした。
原田さんならではの視点といいますか、切り口が鮮やかで、とても面白く拝見しました。

ところで、『海底人8823』は毎回見ていた記憶はあるのですが、内容は全然覚えていません。
♪ハチハチニイサン、海底人、ハチハチニイサン、謎の人(だっけか)
という主題歌の一節と、その主題歌が流れる場面で、モーターボートの航跡のようなものを延々と写していたこと、主人公のハヤブサが逆回しで水から飛び出してくるシーンだけ、なんとなく記憶に残っています。またいつものように記憶の合成かもしれませんが(^^;

同じ頃、「マリンコング」というテレビ怪獣ドラマがなかったでしょうか? このマリンコングは悪者にリモコン操作されているという設定だったように覚えているのですが、、、誰に聞いても知らないんです。

ところで、東日流外三郡誌ですが、原田さんの具体的な論証を知った後では、なんでこんな稚拙なものに、多くの(進歩的)知識人がコロリと騙されたのか、不思議ですよね。
かれらの「民主史観(造語)」といいますか「反皇国史観」にあまりにもぴったりはまるものだったために、客観的な検証回路が全く働かなかったということでしょうか? これはなかなか面白いテーマだと思います。

さて、「エイやん」ですが、本日眉村先生宛に郵送しました。
ひきつづいて「卓通信第2号」に着手する予定。まあ明日くらいからぼちぼちと。


三題噺です 投稿者:原田 実 投稿日: 3月10日(月)15時26分03秒

『東日流外三郡誌』関係の記事を取り上げてくださりありがとうございます。
「鮎川哲也・黒沼健そして『ウルトラQ』というエッセイ書きましたので、ご笑覧いただければ幸いです。
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/ayukawa1.htm

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


エイやん 投稿者:管理人 投稿日: 3月 9日(日)17時40分54秒

Yさん

どうぞどうぞ。入り口はひとつよりふたつのほうがいいです。より多くの人の目に触れてほしいですからね。「エイやん」のほうもぜひリンクよろしく(^^)

ご推薦のStyle Note、いちど試してみます。

さて、「エイやん」の打ち込みが終了しました。明日眉村先生に郵送する予定。校正していただいたら、訂正後速やかにアップしますので、期待してお待ち下さい。
打ち込みしていて、よりいっそう傑作の感を強くしました。たくさんの方に読んでいただきたい、と切に思います。
編集済


(無題) 投稿者:Y 投稿日: 3月 7日(金)21時54分15秒

「卓通信」いいですね。リンクさせてもらっていいですか?
オンラインで作品が読めるとありがたいです。

個人的には「引き潮のとき」をデジタル化して欲しい……
気になるシーンを探して1日つぶれました(^^;)

私も前はメモ帳でサイトを作っていたのですが、最近フリーの
htmlエディタを使い始めました。便利で驚きです。
(「窓の杜」のhtmlエディタコーナーにあったStyle Noteという
ソフトを使ってみました)


昨日のあなたと今日のあなたは同じあなたですか? 投稿者:管理人 投稿日: 3月 6日(木)22時00分46秒

数について考えている哲学者の一部は、数についての実念論すなわち数が外部世界に自存していると主張しているようであるが、これは現象が実在するためには、それを基礎づける形式も現象のレベルに実在しなければならないとの錯覚から発している錯誤にすぎない。数は我々の側に時間を生成しない形式としてあるだけである。(『分類という思想』55p)

エイやん>80/101
分類という思想>116/222

クル・セ・ママ/ジョン・コルトレーン(輸入盤のためか記載なし。1965?


探偵講談 投稿者:管理人 投稿日: 3月 5日(水)22時43分30秒

原田実さんによる旧和田喜八郎(『東日流外三郡誌』等偽作者)邸訪問記→『東日流外三郡誌』事件・偽作の「現場」を訪ねる『東奥日報』2003年2月28日夕刊掲載)

昨日、せっかく蜆川さんがネタを振ってくれたのに、うっかり書き落としてしまいましたが、旭堂南湖さんの探偵講談の会「名探偵ナンコ」は、今月の30日です。お忘れなきよう。→出演予定
今回は、「海野十三一代記」とのこと。楽しみですね。

エイやん>73/101
分類という思想>94/222


運命 投稿者:管理人 投稿日: 3月 4日(火)23時11分51秒

蜆川さん
おやまあ、クラシックですか(^^)
トレーンのラストコンサートはいいですよ。聴きまくっています。
またサントリー5へ、ラスカルズ聞きに行きましょう(^^)←↑バラバラですな(^^;

クラシックといえば思い出しましたが、先日、ダイソーにフルトヴェングラーとカラヤンの「運命」のCDがあったので、ふと聴き比べてみたのです。
すると、フルトヴェングラーの方が半音高いようなのです。
その結果でしょうか、あのせわしないカラヤンより、フルトヴェングラーの方が全体の時間が短いのでした。
私は絶対音感がないので、どっちが正しいのか分かりません。分かりませんが、古い音源は回転が早まる傾向があるのでしょうか? たとえばチャップリンに顕著ですが、古い映画フィルムはちょっと早いですよね。あれと同じように古いレコードは回転が早いのでしょうか?
それとも100円CDは容量が小さいので、長いフルトヴェングラーの演奏を、故意に回転数を上げて時間内に収めたのかな?

エイやん>68/101
分類という思想>70/222

オラトゥンジ・コンサート/ジョン・コルトレーン(2001)


久しぶりにお邪魔します 投稿者:蜆川 投稿日: 3月 4日(火)22時26分52秒

コルトレーンのラストライブですか。それはすごいでしょう。
だいたい今際のきわというのは半ばあの世へ行ったようなものですから、神がかりというか こちらの立場から言えば仏がかりというかものすごいプレイになるのは必然でしょう。クリフォード ブラウンのラストテイクの「WALKIN’」も神業的バカテクです。ブラウンは事故で亡くなったのですが、これを聞いていますともう行くとこまで行ってしまってここからどこへ行くのというかんじです。
ジャンルは異なりますが朝比奈 隆の最後のタクトもある種の凄みのある演奏です。名古屋での大フィルとのチャイ5でしたが、片手を指揮台についての指揮だったそうです。オーケストラの面々も敬愛するオッサンの最後ということで張り詰めた緊迫感の中、この聞かせどころの多いシンフォニーを粛々と演奏して、カラヤン&BPOも真っ青という出来のように感じます。
まあこれはその気になって聞いてしまうからかもしれませんが・・・。
というわけで小生はこのごろはクラシックを聞いております。しかしまあよく晩年のコルトレーンとぶつかる気力があるものだと感心します。
ちなみに本日のおかずはシューマンのゲルマン臭プンプンの「春」でした。
それでは今月の「名探偵ナンコ」の会場でお待ちしています。


卓通信 投稿者:管理人 投稿日: 3月 3日(月)23時15分31秒

第1号(「ご挨拶」、「真生印刷のこと」)を掲載しました。眉村先生の近況報告(出版当時の)とエッセイです。
トップページからお入り下さい。

Yさん
>雰囲気変わりましたね。
私は、素人のくせにHPソフトを使わず、いちいちタグで書いているので、時間がかかる割にはなかなか思い通りになりません。
本当はもっと劇的に(^^)変えたかったんですが、収拾がつかなくなるので、結局大筋のところは変えられませんでした(^^;


(無題) 投稿者:Y 投稿日: 3月 3日(月)01時02分12秒

雰囲気変わりましたね。春らしいです。
「エイやん」楽しみにしています。

今、司政官シリーズの初出に当たっているのですが
(SFマガジン70年代)一緒に載っている他の作品も
おもしろそうで、いい時代だなーとうらやましく思います。


トップページを 投稿者:管理人 投稿日: 3月 2日(日)23時36分54秒

少し改めました。
卓通信第1号のエッセイ2本>先生のOKが出ましたので、近日中にアップします。

今日も読書とワープロ打ち、できませんでした。

オラトゥンジ・コンサート/ジョン・コルトレーン(2001)



オラトゥンジ・コンサート 投稿者:管理人 投稿日: 3月 1日(土)21時42分25秒

オラトゥンジ・コンサート:ザ・ラスト・ライヴレコーディング/ジョン・コルトレーン(2001)を聴きました。
すごい!!
ぶちのめされてしまいました!
1967年4月27日録音のラスト・ライヴレコーディング(5月7日の最終ライヴは未録音)ということで、たしかに、こんな演奏していたら、そりゃ死ぬはず。

オグンデ(28:25)とマイフェイヴァリット・シングス(34:38)を収録しています。
オグンデは「エクスプレッション」に3、4分のヴァージョンがあり、とても好きな曲なんですが、あまりにも短くて残念に思っていた曲なので、大満足。ていうか、「エクスプレッション」の方向を、遙かに先まで到達しています。オファリングやエクスプレッションに感じられた(ニュージャズ的に)単調なところが、全然なく、とても深みと豊かさを感じました。
マイ・フェイヴァリット・シングスも、「セルフレスネス」版が最高と思っていましたが、こっちのほうが遙かにすごい。

どちらも、あまりの高周波に(?)音もひずんでしまっていますが、この演奏なら逆にらしくてオッケー。
ファラオ・サンダースも負けていませんね。津波が水平線から立ち上がり、高速で迫ってくるようなド迫力(^^;
ラシッド・アリも腕も折れよの叩きまくり。
これを聴くと、たしかにエルビン・ジョーンズとマッコイ・タイナーでは、晩期のトレーンを支えるのは無理だったんだなと実感しました。
いやー、すごいです。
蜆川さん、ぜひお聴きやす(^^)

というわけで、読書とワープロ打ちはお休みしました。
編集済


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