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野阿梓『花狩人』に着手。
「真夜中をすぎてレモンはその町に到着した」という出だしが気に入ったので、最後の「眼狩都市」から読み始めています。わが経験則では、到着するところから始まる幻想小説にハズレはないので(^^;
ところでこの作品、本文の前に、英文で、
I feel lonely, Max, hold me.
と記されているのだが、これ、荒木一郎ですよね? 「マックス、淋しいんだよ、マックス、抱いてほしいのさ」(笑)
野阿を読むのは、実ははじめて(厳密には「砂路」という作品を同人誌で読んでいますが)。というか野阿に限らず第3世代作家を、私はほとんど読めていません。それは丁度私が就職で本を読めなくなった時期に彼らのデビューが重なったというだけのこと、サイバーパンクを読んでないのも同じ理由です。
それはさておき、作中に「戦闘艦〈北西〉号を旗艦とする特務機動部隊〈ステラウィング〉」なんて記述があるんですよね(笑)。で、やはり〈ステラウィング〉(星の翼)はいともあっさりレモン・トロツキー(別名サンキスト)にやっつけられちゃう。この辺ご愛嬌と取るかマジと取るか(判る人のみ判ってくださいな(^^;)
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