ヘリコニア談話室ログ(20104)


 



明日は眉村さん講演会

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月30日(金)22時04分31秒

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うちはカレンダーどおりなのですが、明日は朝、ちょこっとだけ仕事をして、可及的速やかに神戸文学館に向かいます。なんせ(乗り換えがスムーズに行って)片道2時間なので、10時には出発したいなあ(途中どこかで昼飯)。電話がないことを祈るばかり。

神戸文学館、展示の写真が出てましたのでご紹介(↓)。高井信さんのブログに、もっとズームアップした写真が掲載されています(→ショートショートの…)。なお、眉村先生の講演は2時からです。

追記>「夜霧よ今夜も有難う」と「第三の男」を借りてきました(^^)。他のはよう見つけられなかった。

     

 




Hymn to Him

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月29日(木)23時19分1秒

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わ、一年も前にアップされていたのか。気づかなかった。オーケストラを駆使した点で、わたし的には「原子心母」と並ぶプログレの名曲。


 




流転さん、堀さん

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月29日(木)21時27分14秒

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流転さん
ご教示ありがとうございます。へえ、「夜霧を今夜も有難う」は「カサブランカ」だったんですか! 私、邦画は本当に知らないので勉強になります。明日にでもツタヤを覗いて見ようと思います(^^)。

堀さん
『欲望という名の電車』>あ、たしかにそうですね。密閉感充満の映画でした。史劇映画などとは、距離感が全然違いますね。
>『望郷』→『赤い波止場』
>『第三の男』→『霧笛が俺を呼んでいる』
やっぱり翻案とか換骨奪胎は当然行われていたのですね。私、実は洋画もアメリカンニューシネマあたりしかちゃんと観てないので、恥ずかしながらどちらも未見。これらは両方借りて見比べてみたいと思います(^^; ご教示ありがとうございました。いろいろ見たい映画が出てきて楽しみです(^^)

えーさて。ところでさっきまで野球をテレビ観戦していたのですが、たこ昌のCM、あれ、七色仮面ですよね! たこ焼きとどういう関係があるんでしょうか(^^ゞ

追記。――と、思ったら、検索したらどうもゼブラーマンかも(汗)。一瞬七色仮面とキングローズに見えたんだけどなあ。……

 




ありがとうございます

 投稿者:流転  投稿日:2010年 4月29日(木)19時48分29秒

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堀先生、フォローいただきありがとうございます。
あと、ネットで調べたところ「カサブランカ」の翻案と目される日本映画に
1954年東映作品「愛憎疾風峠」(幕末を舞台にした時代劇、ボギーに市川右太衛門、バーグマンに小暮実千代、ボール・ヘンドリーの役どころに滝沢修)
1962年日活映画「波止場の賭博師」(ボギー小林旭、バーグマン高須夫至子、ボール・ヘンドリー小高雄二)
などがあるようです。

http://www.ruten22100@jcom.home.ne.jp

 




Re: 「カサブランカ」

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月29日(木)19時27分54秒

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> No.2440[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。

>たぶんセット撮りが大半で(というかリックの店の店内シーンが全体の8割くらい)ロケ撮りは皆無に等しいところで……

これ『欲望という名の電車』もまさにそうですね。
おれはニューオリンズの町並みを見たかったのですが、舞台と同じ。

>流転さん

そうそう。
『望郷』→『赤い波止場』
『第三の男』→『霧笛が俺を呼んでいる』(トレバー・ハワード役の西村晃が最高!)
など、当時の日活アクションは楽しめましたねえ。

 




Re: 「カサブランカ」

 投稿者:流転  投稿日:2010年 4月29日(木)18時43分56秒

返信・引用

 

 

> No.2440[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。


> 本篇は一種の植民地ものといえるもので、舞台を満洲か上海に移して翻案しても面白いのではないかと思いました。実際ありそうですが(>あるのかな?)(^^;
植民地を舞台にしたものではないのですが、1967年の日活映画「夜霧よ今夜も有難う」
が現代日本(当時の)を舞台にしたカサブランカです。
石原裕次郎(ボギー)浅岡ルリ子(バーグマン)二谷英明(東南アジア某国の政治家(?)グエン)という配役です。

http://www.ruten22100@jcom.home.ne.jp

 




「カサブランカ」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月29日(木)17時07分11秒

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「カサブランカ」(42)観た。
いうまでもありませんが、やはり名作ですなあ。わたし的に面白かったのは、たぶんセット撮りが大半で(というかリックの店の店内シーンが全体の8割くらい)ロケ撮りは皆無に等しいところで、現在的見地から非常に新鮮でした。つまり結果として最近の映画のコンセプトとはまぎゃくな、動ではなく静、一種の心理劇となっており、丁度映画と演劇の中間点的な興趣が感じられたのでした。つまり(舞台劇では不可能な)「アップ」のある芝居の趣き。ところで最近の映画でもロケは減ってるぞ、という意見もありましょうが(つまりロケをCGで代用)、意味が違いますね、と予めこたえておきます(^^;。
本篇は一種の植民地ものといえるもので、舞台を満洲か上海に移して翻案しても面白いのではないかと思いました。実際ありそうですが(>あるのかな?)(^^;

 




承前

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月29日(木)14時24分10秒

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昨日の投稿を補足しておくと、私が不愉快に感じたのは、あの堺屋太一の予測であるから絶対に正しい、といった体の盲信を、それらのブログに感じたからです。正しいかも知れませんが、ひょっとしたら違うかも知れない。それを読者が検証してはじめて、読書という行為は完結するのではないでしょうか。むろん我々一般読者は検証する客観的データを持ちあわせていません。そうではなく自分の体験的感覚(直観≠直感)と対照するのです。すなわち主体的に読むということで、もとより著者も、盲信されることは望んでいないはずです。おそらく著者の意図は、読者に思考のための(ラフな)叩き台を提出したつもりであるのはほぼ間違いない。批判的に読み、読者それぞれが自らの思考を発展させて行ってほしいという思いが籠められているに違いない。いわば叩き台を元に読者それぞれが二次創作してほしいのです。それを1〜から10まで信用されるのは本意ではないと思われます。

 




うれしい来訪者

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月28日(水)21時27分12秒

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今日は当板の来訪者数がとんでもない数字になっていて、何事ならんと怪しんだのですが、内訳を見ると、昨日の読売のショートショート関連の検索語でやってこられた閲覧者が(現時点で)100人近くあるのでした。さすがに大新聞、影響力がありますなあ。でもうちに来られてもなあ(^^;
私も検索してみました。この、いわせてもらえば大した内容でもないショートショートを、真剣に、あたかも経典を誦すように読んでいるサイトが多くあるのに驚かされた。で、ごくありきたりのラフな未来予測をさも素晴らしい内容のように有難がっているのはナイーブといいますか、お里が知れますなあ、などと自らを顧みず無謀にも呟いたりしたのであった。オタクらもっとホンマモンのショートショートを読みはらんかいな、なんてね(笑)。
そんななか、「トゥーマッチ、勝新太郎」の検索語でこられた方が1名いらっしゃったようで、こういうのを見つけると、いやー世間もまだ捨てたもんじゃないな、と嬉しくなり、たちまち機嫌もなおってしまったのでした(^^)。
今日は疲れたので、これにて。

 




神戸文学館 眉村さん情報

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月27日(火)21時58分30秒

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●いま眉村先生と電話していたんですが、5月1日の講演に際して、先生が所持されている黎明期のちょっと珍しいのを、見繕って持ってきて下さるそうですよ。わーこれは楽しみです〜!
ということで、皆さん、5月1日は万障お繰り合わせて文学館にお越しくださいね(^^)

なお、企画展記念講演「関西SF黎明期」(講師:眉村卓先生)の聴講は定員50名先着順です。受講希望者は、電話・FAX(078−882− 2028・水曜日は休館日)か、ハガキ(〒657‐0838 神戸市灘区王子町3丁目1−2 神戸文学館あて)、もしくはE-mail(kobebungakukan@river.ocn.ne.jp)にて、受講名称、住所、氏名、電話番号を明記の上、申し込んで下さいね。→http://www.geocities.jp/miyamoto_tadao/

あ、それから神戸新聞文化センターの眉村先生の新講座は好評につき定員オーバーで欠員待ち状態とのことです(^^; 不運にもあぶれた方にこっそり教えますが、毎日文化センターの先生の講座が少しあいているので、そっちに回られたらいいですよ(ただしレベルが高いらしいので、覚悟してお申し込み下さいね)(^^;

以上、お知らせと眉村さん情報でした。

●SFマガジン6月号が届きました。
おお、エトセトラ欄に神戸文学館企画展「SF幼年期と神戸」開催のお知らせが!!

 




「未来小説2020年」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月27日(火)20時28分11秒

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みなさん、今朝の読売新聞ご覧になりました? 一面のドあたまに「若者 職を求め中国へ」の大活字! ところがこれ、ニュースではない。なんと堺屋太一の「未来小説2020年」というショートショートなのでした(^^;。全国紙の一面にフィクションが載るのは前代未聞なのかどうかよく知りませんが、なかなか画期的(>それだけニュースがないってことかも)。早速読みました。うーん、ショートショートですからこんなものかも知れませんが、いささか一面的(洒落ではありません。念のため)。一種民主党批判なのだが、公務員に対して「優しい」というのは違うのではないか(閣内に亀井氏はいますが)。ちょっと誘導性を感じないでもないフィクションでした。

とはいえ一面にショートショートを配したのは拍手を送りたい。つまらん一面記事を読むくらいならSF作家に紙面を開放したらよいと思います。堺屋太一より面白いショートショートの書き手はなんぼでもいる。シリーズで未来社会をテーマにしたショートショートを連載したらどうでしょうか。ぜひ検討していただきたいと思いました(^^;。

 




「あなたのための物語」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月26日(月)23時49分14秒

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長谷敏司『あなたのための物語』(Jコレクション09)

大変な忍耐を強いられてもなお読み続けた甲斐がありました。終わりよければすべてよし。面白かった。もっともそれは岡本さんらSFをよく知る人たちの高評価で予め判っていた(>おい)ことなんですが、しかしそういう書評内容からこちらが勝手に期待していたものとは少し違っていた。
私はイーガンとかディックのような人間とは何かを根源的に問うものを想像していたのですが、実際はごくストレートな(但し日本では稀有な)SFでした。ストレートなSFを記述するにふさわしい文体とはとてもいえませんがね。作中で、言葉(自然言語)での伝達の困難ということが再三いわれるのですが、それをいう前に言葉をもっと厳密に使えよと思いました。そりゃそんな杜撰な言葉の使い方をしていたら伝わるものも伝わらないだろうよと。
そういう意味で、主人公の思索が表層的だったり、ITP人格という観念装置を折角持ち込んでいるのにそれに対するスペキュレイションが拡散しがちだったりするのは、著者自身の言語操作に厳密性が欠けるため哲学にならず、それゆえイーガンやディックに達し得ないのではないかとも思いました(身体あっての精神という結論はそのとおりですが)。
これはむしろアニメのシナリオですね。私自身、最後の100ページくらいは脳内映像はアニメになっていたように思います。本篇は一見深刻ですが、その本質はアニメでの表現が最も適した(類の)ストレートSFなのではないか(絵にできない場面はない)。少なくとも私はそのように楽しんだようです(まともな日本語で書いてくれたらもっと楽しめたと思います)。

(関連〉◯http://twitter.com/mizcohol/status/12686020686
    ◯http://twitter.com/mizcohol/status/12585297112
    ◯http://6823.teacup.com/kumagoro/bbs/2419
    ◯http://6823.teacup.com/kumagoro/bbs/2384
    ◯http://6823.teacup.com/kumagoro/bbs/2378
    ◯http://6823.teacup.com/kumagoro/bbs/2368
 追加→◯http://twitter.com/mizcohol/status/12624734260

追記。とかいいながら、私も30過ぎまで「間髪を入れず」を「間髪をおかず」なんて誤用していたのだからあまり人の事はいえません。これを指摘されたのがM27というのが悔しいのだが、しかし指摘してくれなかったら今でも誤用し続けているかも知れないので今となっては感謝してもいるのです。だから指摘することは揚げ足取りと思われそうで勇気が入りますが、気づいていて知らんぷりするよりはずっとまし。

 




万引Gメンが恐喝

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月26日(月)18時55分46秒

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スーパー“万引Gメン”が恐喝事件

に対する会社側の反論

ふーむ。会社指示でやっとったということやね(50万円は会社に入金とあるから万引きGメンが恐喝というのは虚偽報道になる)。これは続報を待ちたい。

 




「タイムマシン」(02年版)

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月25日(日)03時25分28秒

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SFマガジンの今月号はスチームパンク特集なのか〜。これは読みたい! 注文しました。
ということで(どういうことだ)、今日はツタヤで借りた「カサブランカ」を見るつもりだったのですが急遽変更、GyaOで
「タイムマシン」(サイモン・ウェルズ監督、02)を観ました。
すくなくとも前半は19世紀が舞台ですからね、スチームパンクといえないこともないでしょう(^^;
面白かったが、原作のエロイとモーロックの分離の原理を全く無視しているので別作品と思った方がよいです。それを除けばまあ満足(小説以外は概ね私の評価は甘いのです)(^^;。

 




舞台の芝居と映画の演技

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月24日(土)20時52分35秒

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(承前)
昨日、「マンガ的」な演出と書き、「アニメよりも早いのか」とちょっと驚かされたのでしたが、むしろ「芝居的」というべきだったと、あとで気づいたのでした。
「芝居的」ならば、当時の役者は大概演劇出身のはずですから不思議ではない。ちなみに仲代達矢、志村喬、東野英次郎、西村晃、加藤武、渡辺篤らはそもそも劇団出身、山田五十鈴は新派俳優の娘ですし、本篇で最もカリカチュアされた演技をした加東大介は元歌舞伎役者というわけで、本篇の主だった脇役はみんな「芝居」をする役者なのですね。舞台の芝居と映画の演技はぜんぜん違うもので、ところがどうしても無意識に舞台の芝居をしてしまうと、市原悦子がテレビで言っているのを聞いたことがあります。
素人なので黒澤監督がどの程度管理的な演出をするのか知りませんが、やはり出演者それぞれの「解釈」が反映されたのは確かだと思います。
勝新はこの映画を見て、「トゥーマッチ!」と呟いたのでしょうか(笑)


 




「用心棒」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月23日(金)23時00分24秒

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「用心棒」(黒澤明監督、61)観る。
若い頃邦画をバカにしていまして有名な作品も殆ど観たことがありません。しかし本篇は、なんかうっすらと覚えがある。子供の頃テレビで観ているのかもな、と思ったのですが、そうか「荒野の用心棒」か。シナリオはさすがによく出来ていますね。しかし演出はマンガですなあ。というかアニメよりもこっちの方が先なのか。ともあれ面白かった。木枯し紋次郎が時代劇を変えた(汚い時代劇)、という説をずっと信じていましたが、その前に座頭市があり、更にその前に黒澤時代劇が、すなわち白塗り時代劇(必殺はこちらの延長線上?)に対置さるべき汚い時代劇の前史があるわけなんですよね。してみると紋次郎の斬新さはなんだったのか。殺陣か? 座頭市の殺陣は様式的ですもんね。

 




ハンバーグ割引券から夢がしゃがむ街を望む

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月23日(金)17時57分13秒

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ガストのハンバーグ割引券(299円)というのをもらったので行った。ところがそれは単品の値段で、ライスとサラダとスープとドリンクバーをつけたらセットの値段よりも高くなった。サギやがな。これは5時間はネバって帳尻を合わさないべからずんばをらじ!と『あなたのための物語』を読み始めたのだが、昼下がりのガストは若いお母さんたちがたたずむ空間なのであった。当然井戸端並みの騒がしさ。しかも付属するちっこいのが、母親たちの長ッ尻に辛抱堪らず走りまわるわ叫ぶわ喧嘩して泣きだすわで、これはこっちが堪らんと早々に引き上げたのでした。

ところが食ったハンバーグ、意外に腹にもたれる。そうだ腹ごなしを兼ね久々に散歩でもしようと、埋立島に赴き防潮堤の上を30分歩く。往復3300歩なり。心地よく疲労する。

途中で立ちどまって水平線を見遙かす。対岸は右手に六甲山系、左手に淡路島の山並みが、正面の明石海峡で切れてみえている。そういえば今日から神戸文学館の企画展「SF幼年期と神戸」が始まっているんだな、と思い出し、右手摩耶山の下のあたりに目を凝らしてみた。もとより神戸空港は水平線の下なのだけれども、神戸文学館は高台にある。生憎今日はもやっていて視界が悪く、その美しい教会建築は、霞んで殆どみえなかった。晴れてさえいれば、対岸中腹に、その特徴ある赤煉瓦造りの建物がちいさく、しかし肉眼でもくっきり見えているんですけどね(>嘘ですよ)(^^ゞ

そういえば思い出したが、明日(土)3時から行われる西秋生さんの記念講演『夢がしゃがむ街・神戸のSF』のあと、打上があるとのこと。しかしおれは20日が決算だったので参加する余裕はないのだ。悔しいなあ。割引券につられて気ィ悪いことを思い出してしまったではないか。

 




「座頭市逆手斬り」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月22日(木)21時33分11秒

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「座頭市逆手斬り」(森一生監督、65)を観た。

うーん、今まで見たなかではいちばん低調でしたね。シナリオがバラバラ。それとテンポも悪かった。本編78分はいつもより10分は短いのに、それでも長く(退屈に)感じました。シリーズものの弊害が出始めたのでしょうか。ゲストの藤山寛美もあまり生かされてなかったように思いました

 




神戸文学館SF企画展いよいよ金曜から!

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月21日(水)21時32分55秒

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高井さん

「肌が粟立つ」を検索したら「もしかして:肌が泡立つ?」と聞き返されてしまいました。ほんとにもう、検索エンジンまで(ーー;
誤用日本語で不愉快な思いをしたくないので、今後は専ら古い小説を読んで暮らしたいと思いました(>おい)(^^ゞ

◯さて、いよいよ金曜日から神戸文学館企画展「SF幼年期と神戸」が始まります。お近くの皆さん、ぜひとも足をお運びください。
いただいたメールによりますと、ケース展示は、
 @「星雲」「宇宙塵」等の雑誌
 A神大SF研関係
 Bジュブナイル
 CSFシリーズ、アメージングストーリーズ、日本SFシリーズ
 D国内作家単行本
 ESHINCON・小松左京
 F「NULL」関係
 G眉村卓関係

とのこと。神大SF研関係はかなり珍しいものが出展されているようですよ。いやそれ以外のも稀覯本、稀覯資料満載です。

講演会は――
 @「 夢がしゃがむ街・神戸のSF 」講師:西秋生 >4月24日(土)午後3時〜4時半
 A「 関西SF黎明期 」      講師:眉村卓 >5月1日(土)午後2時から3時半
 B「私のSF作品考」         講師:藤川桂介 >6月19日(土)午後2時から3時半

詳しくはポスターを御覧下さい。

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:高井 信  投稿日:2010年 4月21日(水)06時21分3秒

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> No.2423[元記事へ]

「露骨」が良い意味で使われているシーンはよく見聞きしますね。たとえば「ジンクス」は完全に良い意味でも使われるようになってしまいましたし、「露骨」もそうなるのかもしれません。
 誤用の「浸透と拡散」、面白いですね。目にするたび、耳にするたび、あれこれ思います。「感動する」意味で多用される「鳥肌が立つ」ですが、それなら「身の毛がよだつ」を使ってもいいんではないか、とか(笑)。
 最近、ラジオのプロ野球中継で、首位の巨人に対してアナウンサーが「他チームもこのまま手ぐすねひいて待っているわけではありませんし」なんて言っていました。これには、さすがに呆れました。

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月21日(水)04時06分54秒

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> No.2423[元記事へ]

> 日経ビジネス……

寒天は酷寒の大気にさらして作るわけで、つい「露骨」のイメージになったのかも。

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月21日(水)01時17分22秒

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> No.2422[元記事へ]

堀さん

あ、記事のタイトルでしたか。ちゃんと読み取ってませんでした。済みません。しかし記事のタイトルとなれば、これはライターの「日本語力」が疑われますね。いやそれを通した編集の「日本語力」の方が問題なのか。

>「露骨」
なるほど、漢語の場合、語源があるんですよね。ちょっと漢和辞典等にあたってみましたが故事のようなものはわかりませんでした。残念。

いろいろ検索していたんですが、ここでベストアンサーに選ばれた回答は納得できるものです。
文中に
「飾ったりせずに、ありのままを見せるということから良い意味にもとれそうですが」とありますが、前述の「露骨に喜んでいた」は、まさに「良い意味」にとった誤用だと思います。
と思うのですが、ネットを見渡すと、案外この誤用が広まっていることに気付かされました。
たとえばこことか。そしてここの使い方はどうでしょう? 日経ビジネスですが(^^;

極めつけはここの和英辞典で「frankly speaking」を「露骨にいえば」と訳しているのは誤訳というべきですよね。「率直にいえば」とか「単刀直入に言えば」が訳語にふさわしい。大体「露骨にいえば」なんていい方しますか? 私はしませんね。もしいうなら「身も蓋もない言い方をすれば」とか「あけすけな言い方ですが」とかいうと思います。

ひょっとしたら「露骨」は誤用ショートショートにできるほど誤用が一般化して来ているのかも知れないと思わされました(>高井さん(^^;)

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月20日(火)21時40分50秒

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> No.2421[元記事へ]

「露骨」の語源は「戦場に骨をさらす」らしいから、敵意・憎悪・嫌悪感むき出しで、確かに平和な幸せな雰囲気とは正反対ですね。
ただ、戦場で骨になってしまったら、もう感情をあからさまにすることはできそうにないし、ちょっとつながりがわかりにくいですね。
何か中国の故事でもあるのでしょうか。

昼間、書店で週刊現代を立ち読みしてきましたが、タイトルは大きくあのままでした。

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月20日(火)20時37分39秒

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> No.2420[元記事へ]

高井さん

>「行かざるべき」でしょう、普通は
そうですよね! 私もそう思いました(^^)

「行かないべき」という表現は、すくなくとも日本語ネイティブスピーカーなら誰しも違和感を抱くのではないでしょうか。文法的には堀さんのおっしゃるとおりだと思います。ただ日本語ネイティブスピーカーである我々は、そこまで意識的に分析しなくても、ひと目で、あるいは一聞で「変!」と皮膚感覚的に気づくんじゃないでしょうか(もちろん堀さんも、最初に「変!」と気づかれ、それで分析されたわけですが)。

それはまず
「――べきか、――ざるべきか」というのを対句表現として、リズムで覚え、いわば内面化してしまっているからだと思います。
これが<母語>としてではなく、外国語として日本語を習得したばかりの外国人には、たぶん分かりづらい感覚なんですよね。彼らにとっては「行かない」も「行かざる」も同じ意味を担う表現で、それを文脈によって使い分けるTPOの意識化(までで内面化まではきっと進めません)は、語学の習熟の中でも最後に到達するステージでしょうね。

堀さんの例は、広告のコピーですから、日本語を<母語>としないコピーライターなんてちょっと考えられませんので、「――ざる」という表現がかたくて古いという先入観(広告文の法則?)から自動化思考で「――ない」に変更して墓穴を掘ったんじゃないのかな、と思ったんですが。

ついでに昨日の例で
「露骨な描写」の「露骨」を「感情などを隠さずにありのまま外に表すこと」だから「素直」
と交換可能と考えて
「素直な描写」と言い換えたら、全然違う意味になってしまいますね。ネイティブスピーカーは両者のTPO(使える範囲)を既に無意識に内面化しているので考えなくても使い分けますが、日本語ネイティブでない人には(日本人でも帰国子女なんかではありえそう)非常に難しい使い分けかも知れません。

 




Re: 読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:高井 信  投稿日:2010年 4月20日(火)09時26分22秒

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> No.2419[元記事へ]

> いやー『あなたのための物語』、ホントに私のための物語になってきましたですよ(^^ゞ ということで本書、読みつづけるべきか読みつづけないべきか、アワワもとい読みつづけるかやめるか、暫く悩んでいたのですが、やはり読み続けることに決定!
 堀晃さんへのメッセージですね(笑)。
 こんなところで何ですが……。>堀さん
「行かないべき」は変ですねえ。「行かざるべき」でしょう、普通は。

 堀さんの日記を読まれていない方には意味不明の書き込みで、申しわけありません。

 




読み続けないべきではないことにした!

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月19日(月)22時04分50秒

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『あなたのための物語』に復帰、150pまで。相変わらず変な日本語の宝庫ですが、おかげで私自身の日本語の語感が確認・検証できて、むしろありがたいような気になってきましたよ(^^;

 《彼》は自身の存在意義をかえりみてもらえたことを、露骨に喜んでいた。(144p)

「かえりみてもらえたことを」もなんかもっちゃりしているんですが、それよりもこのコンテキストで「露骨」は使わないでしょう。
デジタル大辞泉によれば、
「感情などを隠さずに、ありのまま外に表すこと。また、そのさま。むきだし。あらわ。」とあり、意味的には間違ってはいません。
しかし例として挙げられている
「不機嫌を―に顔に出す」「―な干渉」「―な描写」から推察できるように、いい意味では使わない言葉ではないでしょうか。
引用文は、一般的には「素直に喜んでいた」とでも書いておけば、引っかからずにすっと読めるものですね。
いやー『あなたのための物語』、ホントに私のための物語になってきましたですよ(^^ゞ ということで本書、読みつづけるべきか読みつづけないべきか、アワワもとい読みつづけるかやめるか、暫く悩んでいたのですが、やはり読み続けることに決定!

 




アホとバカが角突き合わす

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月19日(月)21時23分55秒

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片側1車線の道を走っているとき、後ろから来た車がケツにくっついてアオッてきたのでした。むかついたのでわざと速度を落としてチンタラ走ってやったら、対向車線に出て追い抜きをかけてきた。得たりや応で、車体が並んだところでこっちもスピードを上げる。相手はあわてて速度を落とすのだが、当然こちらも下げるわけです。そのうち前方から対向車がやってきた。さすがに衝突させるつもりはないので、前に出てこちらの車線に入れてやったのですが、すると今度は10メートル以上も車間をあけやがった(笑)。そして次の交差点で曲って消えて行ったのでした。バカめが! いやまあそんな子どもじみた真似をする私もアホですが(^^;

 




「コブラ SPACE ADVENTURE 」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月18日(日)22時10分11秒

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「コブラ SPACE ADVENTURE 」(82)を見る。
面白いのは面白かった。映像は堪能。コブラは人物がアメコミ風な、大人の造形になっているので嫌いじゃない。ストーリーがチャチなのはいっても仕方がない。私はスペオペは映像作品で十分だと思います。映像で表現できるものは別に小説に仕立てる必要はない。そうやって小説以外のメディアで表現できるものはどんどん手放していって、小説形式でしか表現できないものだけ残しゃあいいんです。
いやー今日はビデオ三昧でした(^^)

 




「座頭市物語」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月18日(日)19時36分52秒

返信・引用

 

 

「座頭市物語」(三隅研次監督、62)を観る。
座頭市第1作。これは素晴らしい。シリーズ化を予定していなかった単発作品だけに、のちのシリーズ作品と比べて滑稽な要素は殆どなく、シリアスで重厚です。市は、後の作品よりもむしろ貫禄があります。歩き方も堂々としていて、腰の引けためくらあわわもとい目の不自由な人の足の運びではありません。本格的な時代劇を堪能した感じ。シリーズ作品のひょうきんな軽さも好きなので、これはシリーズとは別の作品と考えるべきでしょう。ところで天知茂の平手造酒は、あんまり痩せているので最初わかりませんでした(^^;

 




「悪名市場」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月18日(日)15時13分4秒

返信・引用  編集済

 

 

「悪名市場」(森一生監督、63)観る。
いやーこれは痛快! 本シリーズも本篇では既に戦後に突入しています。戦後の混乱期に地上げをして庶民を食い物にする悪徳やくざを朝吉・清次の二人組がやっつける(笑)
雁之助小雁のニセ朝吉清次も登場。や、してみると「兵隊やくざ大脱走」(66)で、以前大宮が八尾の朝吉(芦屋雁之助)と邂逅するサービスもあり"と書きましたが、ニセモノとの遭遇であったか。ニセモノは戦争中の満州で既に朝吉親分を騙っていたということですな(汗)。
白木みのる、茶川一郎、曽我廼家五郎八、横山アウト、藤田まこと等、関西喜劇人総出演も今となっては壮観ですね。

 




「兵隊やくざ 強奪」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月17日(土)21時59分44秒

返信・引用

 

 

晩飯のとき、たまたまNHKのニュースが終り、時代劇が始まりました。ひどい! 勝新がもし見たら、トゥーマッチ、と叫んであたりのものを悉く粉砕したに違いありません(笑)。

ということで早々に飯を切り上げ、ツタヤで借りた
「兵隊やくざ 強奪」(田中徳三監督、68)を鑑賞(^^;
しまった。前回見た「大脱走」(66)の次は「俺にまかせろ」(67)→「殴り込み」(67)の順番なのに、間違って飛ばしてしまいました。
そのため話は既に終戦で、軍隊は武装解除されている。ところが敗戦を信じない部隊が。そこに大宮・有田の二人組が遭遇して……。日本軍の上下関係が既に無効化している設定のためか、ややインパクト不足か。美人ゲリラの佐藤友美は妖艶でよかった(^^ゞ
シリーズ次作は4年後、ということで実質最終回の作品。その間に大映の不振、勝プロ独立といったゴタゴタがあったわけですが(cf『天才勝新太郎』)、そもそもシリーズも終戦を迎えており、予定の最終回だったのかも。

 




Re: 伴野朗さん

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月17日(土)11時46分14秒

返信・引用

 

 

> No.2412[元記事へ]

堀さん

伴野朗さんの現代史小説は本当に面白かったです。「取材のプロ」が「現地」に駐在してはったんですから、これは鬼に金棒ですね。代表的な『三十三時間』とか読み返そうかと探したんですが、出てきませんでした。どっかに埋れていると思うのですが、売っぱらってしまったかも(SF以外はどんどん整理しているので)。
ところで
>中国でいっしょに仕事した
ということは、堀さんも上海に駐在されていたのですか! それはぜひ「合作を合弁と誤認識」したことに端を発する<中国現代史謀略ハードSF>をよろしくお願いしたいです(>っておい!)(^^ゞ

 




伴野朗さん

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月16日(金)22時49分33秒

返信・引用

 

 

1980年代半ばに(まだ新聞社勤務でしたから)上海に赴任されてました。
「シャンハイ伝説」はその成果でしょうね。
直接お会いする機会はありませんでしたが、当時、中国でいっしょに仕事した某商社の上海駐在部長氏が伴野さんと東京外大の同級生でした。
伴野さんも、取材源としてその部長とよく会っておられたようで、その部長氏を介して、色々話を聞きました。二足のワラジがいいんだ、とか。
赴任半年ほどして、中国側の「合作」(←日本側は合弁と勘違いしている)と称する共同事業のひどさをバッサリ斬る記事を書かれて、中国に関わる日本の企業諸君(おれも含む)は快哉を叫んだものでした。
今のA紙からは想像も出来ない名記事でした。

 




「シャンハイ伝説」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月16日(金)21時09分9秒

返信・引用  編集済

 

 

伴野朗『シャンハイ伝説』(集英社95)

残りの
「愛憎の外灘」、「疑惑の■馬庁」(■=足偏+垉の旁)、「南京路の幻影」を読み、読了。うーん尻すぼみか。
前半を読む限りでは、30年代後半の上海を舞台に、歴史的事実をそのまま利用し、そこに対重慶(蒋介石)諜報活動に従事させるべく上海特務土肥原機関の意向を受けて組織された諜報部隊「七六」号が、いかに歴史の闇の中を暗躍したかを描いていくんだと思っていました。実際、前半はそのように進んでいたのですが、次第に歴史から離れ、
「愛憎の外灘」では前回に野合したふたりの美人スパイの数奇な運命が描かれ、 「疑惑の■馬庁」(■=足偏+垉の旁)ではそれまでの流れから全く外れて、上海競馬場の不正疑惑を、「七六」号顧問の山城太助が個人の資格で解決する話ですし、最期の「南京路の幻影」に至っては、これはまた山城太助が、意識の流れ的に、実在の上海銀幕のトップ女優阮玲玉の思い出を語る「だけの」話。具体的には、山城は阮玲玉と一度だけ関係があったことになっており、阮が、主演する映画の内容から中共シンパと国民党にみなされ、ゴシップを捏造されて(丁度「オーディンの鴉」と一緒)自殺に追い込まれるのだが、山城は阮を救うために奔走し捏造の証拠を押さえたのだが結局間に合わなかったといういきさつが語られます。とはいえそれは形式で、実際は著者の阮玲玉讃といったもの。
というわけで、上海に無事やってきた汪兆銘のその後は全く描かれませんし、分裂気味の「七六」号の顛末もわかりません。川島芳子は再度登場しましたが、またもやベッド上のみ(^^;。著者は川島芳子をあんまりよく思ってないのか、それとも実態がそういうものだったのか(笑)。
連作長編として読めば尻すぼみ。後半は上海が舞台の短編集であり、性格が中途半端な本になってしまいました。

 




眉村卓講演受講申込、引き続き「シャンハイ伝説」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月15日(木)21時04分46秒

返信・引用

 

 

メールにて神戸文学館SF企画展の眉村先生記念講演(5月1日14時)の受講申し込み完了しました(^^)→http://www.geocities.jp/miyamoto_tadao/

定員50名先着順とのことですので、受講希望者はお早めに〜!(受講料200円)

さて、『シャンハイ伝説』、今日は3篇読み進む。
「血の「七六」号」は、対重慶特務機関「七六」号が発足し、重慶(蒋介石派)の在上海特務結社CC団、藍衣社を襲撃。
「郵船碼頭の怪」は、第1話で暗殺された唐紹儀に代わって汪兆銘を担ぎ出すことになり、亡命先のハノイから上海へ招聘するのだが、それに「七六」号が警護を委託されます。これは読ませる。
「静安寺路の襲撃」では、特務機関として隠然たる勢力をは持ち始めた「七六」号だったが、丁黙邨、李士群の両首領の反目が表面化し、間隙を衝いて二人の美人スパイが野合します。
面白くなってきました。丁黙邨、李士群は実在の人物でふたりが上海で親日活動をしたのも事実のようです。 ただ、女スパイ孫順英と青幇首領杜月笙との出会いと、山城と唐紹儀とのそれが全く同じ。ひとつのストーリーで同じ型の偶然が二度も続くのは戴けません。これぞトゥーマッチ(^^;

 






「シャンハイ伝説」着手

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月14日(水)21時59分26秒

返信・引用  編集済

 

 

一次選考通過作発表! → http://www.tsogen.co.jp/sftanpensho/sftanpensho01.html
ちっ、見る目ねえな、選考委員(>嘘)(^^ゞ

ツタヤにテレビ版座頭市はありませんでした。残念。そのかわりブックオフで伴野朗『シャンハイ伝説』を捕獲。30年代上海が大好きなんです(^^)。著者の上海ものは何冊か読んでいますが、この本は初めて知りました。
ということで早速読み始める。
第1話
「霧のブロードウェイ・マンション」を読んだ。
唐紹儀暗殺に材を取った話で、大筋は史実を踏襲しています。wikipediaによれば上海特務機関長土肥原賢二と岑徳広が唐紹儀を訪問したとなっていますが、本篇では主人公の山城太助が唐紹儀と土肥原の間を取り持つ。wikipediaが信用できるか微妙ですが、これは伴野朗の創作でしょう。調べたら山城太助は『落陽曠野に燃ゆ』にも登場しています。この長編は読みましたが山城なる特務員は全然覚えていません(というよりストーリー自体忘却している)(^^;。あと、川島芳子が端役で出てきて若き児玉誉士夫とベッドシーン(笑)。川島芳子はこのあとも重要登場人物として出てきそうで楽しみ。

 




Re: 神戸文学館SF企画展

 投稿者:雀部陽一郎@岡山  投稿日:2010年 4月14日(水)09時42分3秒

返信・引用

 

 

> No.2405[元記事へ]

引き続きのコメントありがとうございます。<m(__)m>

堀 晃さんへのお返事です。
 堀先生、ご無沙汰してます。「ソリトン」、懐かしゅうございます(^o^)/

> しかし、まあ、眉村さんが「創生期」にいてはった備前市日生はわが実家から近いし、魚は旨いし、機会があればこのあたりで。
 日生は、カミさんの親友の嫁ぎ先(日生運輸)で、行ったことがあります。また行く可能性も大なので、その節はよろしくお願いします。

雫石 鉄也さんへのお返事です。
 雫石さん、詳しいご案内ありがとうございます。
 知らない土地に行ったときは、できるだけ公共交通機関を利用するようにしているのでありがたいです。m(._.)m ペコリ

http://www.sf-fantasy.com/magazine/

 




「天才 勝新太郎」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月13日(火)23時16分56秒

返信・引用  編集済

 

 

>ピョン吉さん
楽しみにしております!

>堀さん
もともとここは掲示板(伝言板)なので、どうぞお気兼ねなくご自由にお使い下さいませ(^^)

>雫石さん
サポートありがとうございます。そうか神戸にも地下鉄ができたのか(>おい)(^^;
大学の同級生に六麓荘の大ブルジョアの娘がいて、そいつは大学生になって初めて電車通学をしたのですが(それまでは車で送り迎え)、地下を走る電車(地下鉄です)が大阪にあることを我々から聞いてビックラ仰天したのを思い出しました。その直後に神戸地下鉄ができたのでした。ウソみたいなホンマの話です(笑)


春日太一『天才 勝新太郎』(文春新書10)読了。

面白かった! これはわたし的本年度ベストワンかも。
ということで感想を書きかけたんですが、いっぱい(書きたいことが)ありすぎて、逆に書くのが億劫になってしまいました(爆)。それってジャズやん、とか、雷蔵はビートルズで勝新はストーンズやな、とか(^^;

なのでやめ(笑)

とにかく面白いですから、みなさん読みましょう!
いま、私はテレビ版座頭市が見たくてしかたないです。ツタヤにないか、明日見て来ようと思います。たぶん初期の丸山健二(の小説世界)のような映像世界なんではないかと、わくわくしてきます。しかしこれは、ナレーションは不要といったレベルの話ではないんですよね。演技自体が「トゥーマッチ」と退けられた世界であり、たまたま昨日芝居を見たばかりなのでいろいろ考えさせられます。筒井さんの小説はある意味演劇(の作法)を流用していると思うのですが、勝新が読んだら何と言っただろうか、とか。小説的見地から見ても、それは究極の世界であろうなと想像されます。
そういえば私も、演劇出身の役者の、発声からして普通人とは違う滑舌の良いセリフに違和感を覚えてました。その点出た頃のショーケンのぼそぼそ聞き取れないセリフが逆に新鮮で、邦画で字幕つけてもええんちゃうんか、と思ったことを思い出しました。

 




Re: 神戸文学館SF企画展

 投稿者:雫石鉄也  投稿日:2010年 4月13日(火)22時14分20秒

返信・引用

 

 

> No.2402[元記事へ]

雀部陽一郎@岡山さんへのお返事です。



バスですと管理人さんのおっしゃるルートがいいでしょう。
鉄道ですと、神戸文学館はJR灘駅の近くです。
新神戸からですと、新神戸で神戸市営地下鉄で一駅で三宮です。
そこでJR在来線に乗り換え、上り普通電車で一駅で灘です。
灘下車。まっすぐ北へ。王子動物園があります。王子動物園の南側の道を西へ。300mほど。原田の森ギャラリーの北向こう側。交差点の角にあります。
JR灘から歩いて10分ほどです。

http://blog.goo.ne.jp/totuzen703

 




Re: 神戸文学館SF企画展

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月13日(火)21時38分22秒

返信・引用

 

 

> No.2404[元記事へ]

ピョン吉さん、神戸に来られますか。
この日、わしゃおそらく田舎にいて、神戸行きは難しいのです。
(申し込んで行けないとなると、他の希望者に迷惑がかかるので、申し込んでません)
しかし、まあ、眉村さんが「創生期」にいてはった備前市日生はわが実家から近いし、魚は旨いし、機会があればこのあたりで。
と、個人的メッセージで恐縮です。

 




Re: 神戸文学館SF企画展

 投稿者:ピョン吉@岡山  投稿日:2010年 4月13日(火)21時02分25秒

返信・引用

 

 

> No.2403[元記事へ]

 雀部陽一郎@「アニマ・ソラリス」です。
 早速のコメントありがとうございました。

管理人さんへのお返事です。
> ようこそお越し下さいました(^^)
> 以前らっぱ亭さんを介して何度かメールさせていただいたことがあります。その節はお役に立てず申し訳ありませんでした。
 いえいえ、こちらこそお世話になりました。
 詳しいご案内ありがとうございます。
 方向音痴の私でもなんとかなりそうですヽ(^o^;)丿

> 当日お会いできるかも知れませんね。よろしくお願いします。
 こちらこそよろしくお願いします。
 目立つように名札付けていきます(笑)

http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/091201.shtml

 




Re: 神戸文学館SF企画展

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月13日(火)17時49分52秒

返信・引用

 

 

> No.2402[元記事へ]

雀部陽一郎@岡山さん

ようこそお越し下さいました(^^)
以前らっぱ亭さんを介して何度かメールさせていただいたことがあります。その節はお役に立てず申し訳ありませんでした。

眉村先生の講演にお越し頂けるとのことで、ありがとうございます!
ルートについては、実は私も神戸は不案内なので、神戸文学館に電話して教えてもらいました。
バスで5、6分とのことです。実は一本道なんです(わかりやすい)。だったら歩いてでも行けそうですが、歩くのはちと遠いとのことでした(^^;

新幹線新神戸駅で降りて(駅前の新神戸バス停ではなく)、ちょっと下りますと、東西方向の広い道路に出ます(布引交差点)。地図参照下さい。
道路の北側に尼崎信用金庫があり、その前のバス停(
布引バス停)から、「石屋川車庫前行き(92系統)」に乗ります。
「上筒井1丁目」で降ります。5駅目です→(92系統停留所一覧
降りて進行方向の交差点に、神戸文学館が見えているとのことです。→この建物

バス時刻表(92系統 石屋川車庫前 行き)によりますと、5分から10分間隔で走っているようですから、そんなに待たされることはないと思います。

当日お会いできるかも知れませんね。よろしくお願いします。

 




神戸文学館SF企画展

 投稿者:雀部陽一郎@岡山  投稿日:2010年 4月13日(火)13時38分0秒

返信・引用

 

 

初めまして。>管理人さま、皆様
雀部陽一郎@「アニマ・ソラリス」と申します。
5月1日の眉村卓先生の講演を拝聴に伺う予定です。
よろしくお願いします。

で、お聞きしたいのですが、新神戸駅から行くには、どのルートが一番わかりやすくて
時間がかからないでしょうか。タクシーに乗った方が無難と言われるならそうします^^;

http://www.sf-fantasy.com/magazine/

 




未来はあるのか?

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月13日(火)00時07分2秒

返信・引用

 

 

かんべ先生が面白い思索をされていています→◎この種の文章は、改行なしの方がそれらしい(笑)

私も考えてみました。

>しかし未来となると、まだ来ていない世界であるから、
>「現在」の自分の意識内にある「未来」はあくまで主観による想像世界に過ぎず、
>客観的な状態としての未来はそれとは別の、
>時間の一瞬一瞬の経過によって現れ(顕れ)てくる世界だろうがと思ってしまう。
>つまりまあ、自分の「内側」にある未来と、
>「外側」に見えてくる未来とは、別物でしょうと思ってしまうのだ。

と、主観的未来と客観的未来を統一できないとのことですが、

>過去については漠然とながらも了解しやすそうなのだ。
ということを認めることができるのであれば、

意識内の「昨日」(「過去」では漠然としているので「昨日」を代入)は、それ自体として昨日ではなく、昨日の時点では、今日として自己の中に中心を持っていたのです。そして、昨日より見れば、自分の今の「今日」はその「明日」だったわけです。
この事実が再帰的に意識内の「未来」の、その客観的実在を(過去の「了解」と同程度に)基礎付けているので(過去も未来も現在の構成要素)、我々は未来の実在をふだんは疑わないのではないでしょうか?(参考文献:蔵内数太『社会学増補版』153-154p)

 




日本の「ブレイクニーズ」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月12日(月)20時51分22秒

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「ストリングス」の舞台の独身寮を60年代的と下には書いたけれども、実は私も似たような情景を知っている。学生時代、とある印刷工場で1週間の短期アルバイトをしたことがある。10名ほどの工員さんがいた。年齢はばらばらで50代から20歳未満の男女もいた。数日後、彼らとの雑談の中で、彼らが(記憶では)みな工場の2階に住んでいるということを知った。朝起きて工場に降りて来、仕事が終わると二階へ戻るのである。そのことを知ったとき、私は何となくショックを受けた。「タコ部屋」という言葉が浮かんできたのだけれども、それにショックを受けたというよりも、むしろそれにしては皆明るくて陽気なのが違和感の元なのだった(女の子が非常に可愛かったのもショックの原因の一つかもしれない)。それは78年のことで、そういう意味では劇の設定の80年代にほぼ近いのである。
後年、デイヴィッドスン「ブレイクニーズの建てた家」を読んだ時にもこの話を思い出したことを、いま思い出した。

 




オリゴ党のご利益

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月12日(月)20時20分49秒

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ここのところ左肩がどよんと重くて気持ち悪かったのですが、昨晩ふと気づくと治ってました。何故かと考えて得心。昨日のオリゴ党公演、ギリギリで入場したため肩身の狭い座席しかなかったことは昨日書きました(但し場所的には真正面で観劇には最も良い席でした。役者が正面を向くと私と目が合うみたいな。トリイホールじゃなくてよかった(^^;)。
公演中ずっと両側の人に肩が触れていたわけですが、それでもできるだけ迷惑が掛からないようにと、上演中は背もたれに凭れず前かがみになり、その姿勢を維持するため左手をずっと左の腿に突っ張っていた。おかげで終演時には左手は痺れきっていた次第なんですが、どうもこれがよかったみたい。不自然な姿勢を維持するため、無意識に左の腕から肩にかけての筋肉、わけても普段使わない筋肉を稼動させたのでしょう、それが結果的に、凝っていた筋をほぐす副次的効果を伴ったわけです。
いやー霊験あらたかといいますか、こういう効果があるならオリゴ党さん、毎週でも公演してほしいっす(^^;
というわけで、きつい肩凝り肩痛でお困りの皆さんはぜひオリゴ党のお芝居を見てラクになりましょう!(>それは違う(^^;)

あ、上記は文章どおりの意味であり裏読みは不要ですので念のため(^^;

 




「天才 勝新太郎」読み始め

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月11日(日)22時36分45秒

返信・引用

 

 

電車の行き帰りで読み始めて、100ページまで。やあこれは面白いです。役者でなく作り手としての勝新なんて想像したこともなかったのでめざましい驚きの連続。最近の水増しされた新書には辟易していたのですが、これはよい。面白いだけでなく、評伝として素晴らしい労作です。
頑張れば今日中に読み終わってしまいそうですが、もちろんそんな勿体ないことはしません!(笑)

そうそう、ミステリーズを立ち読みしようと、往路天王寺で途中下車して書店3軒(旭屋、くまざわ、喜久屋)廻ったけどまだ出てなかった。まあ、どうせ期待してないからいいや(^^;。もう見られた方いるんでしょうか?

 




「ストリングス」観劇

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月11日(日)20時21分34秒

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オリゴ党第28回公演『ストリングス』(作・演出/岩橋貞則)を観ました。於シアトリカル應典院。
今回は、岩橋劇では標準の基本設定であるディック的な「二重現実」は採用されておらず、但し替りに<夢>が重要な役割を担うのだけれども、夢は夢、現実は現実とはっきり区別されていて、観客を戸惑わせることはありません。その結果、非常に地に足のついた印象のある作品に仕上がっているように思いました。

舞台はある会社の工場に隣接する独身寮。男子寮と女子寮があり、共用の休憩室というのか福利厚生室で繋がっている。ところがこの部屋、ほぼ工員たちが組んだコンボバンドの練習室と事実上化している。しかもそのバンドのメンバー5名の内ふたりは退職者であり、あまつさえ一人はいまだに寮に住み込んでいる……という、そうです、前世紀60年代の雰囲気を漂わせる(と私は思ったが、作者は80年代を想定しているらしい)設定。工員はみな高卒で、経理に若干短大卒の女子社員がいる小さな会社。そこに創業以来はじめて新卒の大卒が入社して来、時間が流れていなかったようなこの世界に突如時間が流れ込み始めるのです……

椎名麟三の初期作品では、木賃アパートや寮を舞台に、奇怪な人物が蠢く独特の空間設定にわくわくした(>おい)ものでしたが、私はまずそれを連想しました。とりわけ客演の女性陣の、いずれ劣らぬ怪演に私は魅入ってしまったのだけれども、とりわけ中野π子さんの強烈な演技には度肝を抜かれました。楳図かずおの漫画にも似たようなシチュエーションがありそうな(というか漫画化するなら楳図かずおでという意味)、そんな独特の濃密な空間が醸成されていて、二時間の上映時間が、一度も退屈することなく、あっという間でした(開始直前に入場したため、左右の人と肩が触れ合う非常に劣悪な座席に押し込められ、文字どおり肩身を狭くした不自然な姿勢で二時間通したにも関わらず全然気にならなかったよ(^^;)。あー面白かった(^^)

次の公演は8月予定で、タイトルは『短編集・僕は昔子供じゃなかった(仮)』に決まっているらしい。次回も楽しみです(笑)。

 




「オーディンの鴉」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月11日(日)00時59分42秒

返信・引用

 

 

福田和代『オーディンの鴉』(朝日新聞出版10)、読了。

いやこれは凄い! 「破」から「急」に移るあたりで、私、胸がドキドキしてきて思わず本を閉じてしまったですよ! とりあえずコーヒーを飲んで一息入れました(笑)。それから再開して一気にラストまで。著者には本書を入れてこれまでに五冊の長編小説がありますが、わたし的には現時点での最高傑作!
いやまあスケールという点では一作目や二作目に軍配が上がるかもしれません。しかし多元描写ではなく、ひとりの主人公に視点を固定したまま描き上げられたのは、本書が初めてではないでしょうか、主人公の内面が今まで以上にしっかりと書き込まれ、のみならず視点の固定で他の主要な登場人物たちも印象がぶれずに描ききられた。その結果、内的なサスペンスが持続性を獲得して、上記のようなドキドキ感を醸成したといえます。新人のくせに(くせに、とは失礼な(^^;)まるでベテランみたいな粘り腰の筆力に驚嘆させられました。

ストーリー展開も、<オーディンの鴉>という、日本版エシュロンを相手の、ラストでの起死回生のどんでん返しのアイデアにあっと驚かされました。
事件後、いみじくも主人公は
「デジタルに狙われ、デジタルに救われた」と回想しますが、まさに衆愚を動員する巨悪に衆愚をもって切り返すラストは、対位法的といってよい美しささえ感じられます。

本篇も前作同様、活劇場面は全くありません。「今・現在」のインターネットやそのツールの知識が活用されて、主人公たちは動き回りはしますが、決して派手な太刀廻りにはならない。その点にも私は好感を持ちました。

素材はすべて「事実」です。そのような「リアリティ」を以て著者が作り上げた、とんでもない「大嘘」(フィクション)の大伽藍を、ぜひたくさんの読者に訪れて欲しいと願わずにはいられません。

 




明日はオリゴ党

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月10日(土)20時12分5秒

返信・引用  編集済

 

 

 【本日の至言】
 《彼》の小説は、文章が読みにくく没入しにくいせいで、感想を探すと粗ばかりになる。(106p)

急な呼び出しをくらってさっき帰館。こともなし。
さあ、いまから『オーディンの鴉』を最後まで読み切ってしまうぞ(^^)。
ところで、外出ついでに『天才・勝新太郎』を確保してきた。明日はオリゴ党観に行く予定なので、早速明日から、行き帰りの電車で読み始めよう(「あなたの……」の立場はどうなるのか)。あ、ミステリーズの立ち読みもしたかったのだ。少し早く出発しなくては(>メモ)。

 




Re: 福田和代インターネットラジオ

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月10日(土)12時17分45秒

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> No.2393[元記事へ]

福田さん
ようこそご来訪ありがとうございました。
『オーディンの鴉』、まだ途中なんですが(というか残り100ページ切ったところで、昨日は強制終了したのでした!)、いやー面白いですねえ(^^)。今日中に読み終わってしまいますが、ブログを拝見すると、連載を何本も抱えられているようで、次の本もそんなに待たされることはなさそうですね。安心しました〜(笑)。まずはともあれご健筆をお祈りいたします。キイの叩き過ぎにはくれぐれもご注意下さいね!!


さて、さっき、神戸文学館SF企画の私の貸出分を発送してきました。画像はここ
添付したコメントは以下のとおり。

◯『妻に捧げた1778話』             (1冊)
 「余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をした。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日の最後の原稿、最後の行に夫は書いた──「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた1778篇から19篇を選び、妻の闘病生活と夫婦の長かった結婚生活を振り返るエッセイを合わせたちょっと変わった愛妻物語」。
草なぎ剛・竹内結子主演にて映画化されます>「僕と妻の1778の物語」
惹句に挙げられている1778話は拡大コピーしてパネルにしたらいいと思います。

◯『日課・一日3枚以上(全10巻)』1巻〜10巻   (10冊)
 上記1778話のうち、第1話から1000話まで収録。

◯<卓通信(全10号)>1号〜10号         (10冊)
 上記『日課・一日3枚以上(全10巻)』に毎号挟み込まれた付録。眉村さんの貴重なエッセイ集。

◯『眉村卓イラスト入りTシャツ』        (1枚)
 2001年9月に開かれた日本ペンクラブ有志主催「『日課・一日3枚以上』1500話記念 眉村卓・悦子夫妻を励ます会」で配布された眉村さんのイラスト入りのTシャツ!

◯『準B級市民』(ハヤカワSFシリーズ)     (1冊)
◯『万国博がやってくる』(ハヤカワSFシリーズ) (1冊)
◯『虹は消えた』(ハヤカワSFシリーズ)     (1冊)
◯『時のオデュセウス』(ハヤカワSFシリーズ)  (1冊)

◯『消滅の光輪』                (1冊)
 泉鏡花賞受賞の代表作。帯は受賞以前の(たぶん)一番最初の帯。


◯『金森達 宇宙大作戦ポスター』
 ハヤカワ文庫版宇宙大作戦



 




Re: 福田和代インターネットラジオ

 投稿者:福田和代  投稿日:2010年 4月 9日(金)23時26分11秒

返信・引用

 

 

> No.2385[元記事へ]

いつもご感想ありがとうございます!
突然の乱入、失礼いたします。
ラジオと銘打ちつつ、実は動画もつけてみました、みたいな。
堀先生が書いてくださっている『オーディンの鴉』の動画で、ばっちり顔出し(笑)しておりますので、
もう怖くないぞ、的なですね^^; (高井先生、これはもう度胸というより面白がっておりますが……)
『オーディンの鴉』も早速にお読みくださり、感謝感激です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 




「オーディンの鴉」到着

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 9日(金)21時13分30秒

返信・引用  編集済

 

 

『オーディンの鴉』が届いたので読み始めてしまいました。気がついたら150p。わ、半分読んでしまったではないか。
面白いです! これはインターネットを利用した犯罪の話ですね? なんと奇偶にも、昨日書いた「衆知を装う」と同一構造で逆向きの「衆愚を装う」話と言い換えてもよいのでは……今のところ、ですが。
これは怖い! もうインターネットで買い物なんか出来ません!! あ、各国に分散預け入れた秘密預金はすべて現金化して箪笥預金に移し替えねば(>ウソやで〜エシュロン君)

 




Re: 矢野徹――ネット情報の危うさ

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 8日(木)19時19分16秒

返信・引用  編集済

 

 

> No.2390[元記事へ]

高井さん

インターネットっていうと、これはかんべさんも「ふりー・めも」09年9月「百科事典でののしりあいとは」に書いておられましたが、「衆知を集める」というイメージがありますよね。
ところが今回の件でわかったのは、衆知を集めるとは正反対な、単一の情報源からの発信が、「衆知を装って」拡散している可能性があることですね(むろん衆知を集めている場合も多いのは認識していますが)。
私も可能な限り、ネット情報は複数参照して誤情報を発見するよう努めてきましたが、ネット上に「三中卒」しか存在しない、今回のような例に行き当たりますと、それもむなしいですね。
とにかく、ネット上のすべての記述が(おそらく)単一のソースに収斂する場合があることがわかって慄然としてしてしまいました。
こういう例を知ると、大袈裟な話になりますが、インターネットを用いての情報操作はきわめて容易な感じがしてきました。(当のツイートに対する)コメントなきRTを安易に行っていると、きっとそれにつけ込まれてしまいそうです(実際企業がツイッターに注目するのはそれを利用したいがためでしょう)。今回の例と、RTに代表される主体性なき情報拡散は、同じ構造ですね。

インターネットの普及で一次情報(資料)に当たるという基本中の基本がおろそかになってきているのは事実という他ありませんよね。これは由々しき問題であり、自戒を込めていいますが、ネットを利用する我々が、そのようなネット特有の慣性の存在を常に意識した上で、この便利なツールを利用する態度を身につけることが肝要であると思いました。

 




Re: 矢野徹――ネット情報の危うさ

 投稿者:高井 信  投稿日:2010年 4月 8日(木)05時42分4秒

返信・引用

 

 

> No.2388[元記事へ]

> 先日矢野徹に関する衝撃の事実と打ち上げましたが、これも知る人ぞ知ることなのかなあ。
 私は知りませんでした――というより、矢野さんの出身校を気にしたこともなかったのですが、この件に限らず、ネット情報なんて間違いだらけですよ。便利な情報源だけに、恐ろしいですね。
 私はショートショート関連でよくネット検索しますが、これまで、誤情報に何度泣かされたか……。ネット情報は、あくまでも参考程度にしないといけないですね。
 あ、私のブログも同様です(笑)。

 




呑み始める

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 7日(水)23時04分55秒

返信・引用  編集済

 

 

急に寒が戻って体力が落ちたのでしょうか、夕方NEWてりたまモチモチバンズを食べたら腹具合が悪くなりました(いや因果関係はないでしょう。単に体の調子の問題)。ようやく腹旧もとい復旧したので呑み始めました(あかんがな)(^^;。
ということで読書は休止。テンプターズを聴いている。私が生まれてはじめて「ファン」といってよい聴き方を始めたグループ(小学5・6年生)。一生懸命松崎由治のギター真似していましたっけ。懐かしいなあ(^^;


 




矢野徹――ネット情報の危うさ

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 7日(水)16時55分53秒

返信・引用  編集済

 

 

あら、堀さんも高井さんも先刻ご存知だったんですか。いやまあ、私としては大スクープのつもりだったんですけど(笑)
まあ人生とはそんなものです(なんのこっちゃ)。

うーん。てことは……

先日矢野徹に関する衝撃の事実と打ち上げましたが、これも知る人ぞ知ることなのかなあ。
ということで、後で恥をかくのも嫌なので、ここで明らかにしちゃいましょう。

矢野徹の出身中学なんですが、神戸文学館SF企画展のチラシ(案)では、神戸二中となっていたんですね。ところがwikipediaの矢野徹の記述では神戸三中になっているんです。で、同じくwikipediaの神戸三中(現長田高校)を確認したら、やはり「著名な卒業生」の項目に、中内功や大森実等と並んで記載されている。あれっと思って検索したんですが、私の見た限りではすべて神戸三中卒になっていて、神戸二中卒という記述は皆無なんです。

で、どっちが正しいんでしょ、とお伺いを立てたわけです。そうしましたら、「著書『SFの翻訳』に複数個所、「神戸二中」と明記されていますから、二中で間違いないと思います」との確認が取れ、事実は「二中卒」であることが判明したわけです。
つまり、ネット上では「三中卒」という誤情報が圧倒的に拡散して、事実の方を駆逐してしまっているわけなんです!

いやネット上の情報は怖いですねえ。これなど恐らく最初の誤情報がネット上に現れて、あとは誰も「事実」に当たらず所謂「コピペ」の繰り返しでこのような事態に至ったのであろうと思われるわけです。これぞまさしく「デマ」の生成過程そのものではないでしょうか。今はやりのツイッターでも「RT」(リツイート)という名前のコピペが氾濫していますが、危ういですよねえ。

とはいえこれはネット上での現象の話で、wikipediaが間違っているというのは、実は既にSF関係者にとっては先刻承知の事項なのかも知れないなあ、と思い始めた。上記の福田さんのインターネットラジオと同じで(^^;
ということで、あんまり勿体ぶって後で赤っ恥を晒すのもなんですので、急遽ここで公開してしまった次第。

あ、でもとりあえずもう一回確認と思い、さっき長田高校の同窓会館(?)に電話をして調べてもらいました。やはり「矢野徹」の名前は名簿にはないとのことでした(ダメ押しに兵庫高校(二中)にも電話したんですが、こちらは春休みで担当者が不在で確認できなかった)。
「!」
……えーと、今気がついたけど矢野徹って本名ですよね、ちょっと冷や汗が(^^;

 




Re: 福田和代インターネットラジオ

 投稿者:高井 信  投稿日:2010年 4月 7日(水)06時28分23秒

返信・引用

 

 

> No.2385[元記事へ]

 第1回の放送は音声のみでしたが、今度は映像付きですか。
 福田さん、度胸ありますねえ。感心しております。

 




オーディンの鴉

 投稿者:堀 晃  投稿日:2010年 4月 7日(水)04時48分21秒

返信・引用

 

 

こちらの方には「秘書役」で出演してはります。

http://www.youtube.com/watch?v=NRPs58pyiOQ&feature=player_embedded#

 




福田和代インターネットラジオ

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 7日(水)00時27分43秒

返信・引用  編集済

 

 

『プロメテウス・トラップ』好評発売中のミステリ作家福田和代さんの完全自主制作インターネットラジオ(4/6放送、映像有)発見!→http://www.ustream.tv/recorded/6001300

いやー素晴らしい(^^)こんなことができるんですね。さすがハッカー小説家(>それは違う)。
こういうのって作家への親近感が一気にひろがって、見た人は本を買わずにいられなくなっちゃいますね。とてもよいアイデア。
そして早くも新作が出るとのこと→『オーディンの鴉』
おお、ギリシャ神話の次は北欧神話ですか(^^; 思わず注文してしまったではないですか。楽しみ〜(^^)

 




「あなたのための物語」読み中(3)

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 6日(火)23時10分48秒

返信・引用  編集済

 

 

今回は90ページで挫折(^^;
結局この作家、使える語彙が小説の描写には少々不足しているのかもしれません。少ない語彙で微妙多様な意味内容をカバーしようとするため、無理矢理な当て嵌めが発生しているのではないでしょうか。しかしもうあげつらうのはやめ。同じことの繰り返しになってしまうから。
それよりも、描かれる世界の構成が次第に(私に)明らかになってきて、ストーリーがようやく面白くなってきました。待ってました(^^)。
で、以前「第四間氷期」を挙げましたが、むしろ瀬名秀明のケンイチを意識の端にとどめて読むべきなのかな。

 




神戸文学館SF企画展を刮目して待て!

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 5日(月)23時08分39秒

返信・引用

 

 

いまメールを貰ったんですが、矢野徹に関して、ネット上に流布する記述の誤りが発見されました!!!
驚愕の真実は、神戸文学館SF企画展にて!(大袈裟だけど嘘じゃないよ(^^;)

 




「座頭市二段斬り」

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 5日(月)22時48分30秒

返信・引用

 

 

GyaOで「座頭市二段斬り」(65)観る。相変わらずおもろいなあ。シリーズ化されて3年目で、どんどんスーパーマン化して負ける気がしないのだが、まだ良きマンネリに収まっています。今回は三木のり平を脇役に配して引き締まった(小林幸子も子役で登場)。

 




神戸文学館SF企画展出展予定品

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 4日(日)22時12分46秒

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そろそろ神戸文学館SF企画展に出展するものを揃えておこう、と部屋の中をゴソゴソやっていたのでした。
一応下のものを出展予定です。

1)
2)
3)
4)
5)

1)は、『日課・一日3枚以上』全10巻の月報というか、毎回挟み込まれていた「卓通信」という冊子。
3)は、2001年9月に開かれた「『日課・一日3枚以上』1500話記念 眉村卓・悦子夫妻を励ます会」で配布された眉村さんのイラスト入りのTシャツ!
会については堀先生のレポートがあります(^^)→9月18日の項

 




「聖ヨハネ病院」より

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 4日(日)19時20分53秒

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整理していたらとんでもないところに上林暁『聖ヨハネ病院にて』が挟まっていました。表題作のみ、これは一般教養として読んでおかなくっちゃな、と読んだのだが、そのあと行方不明になっていたものです。
ぱらぱら見ているうちに、
「薔薇盗人」と「天草土産」を読んでしまった。瑞々しくって佳いですなあ。しかしこの佳さ、嫌なものは見ないところから醸成されているのかも、とも思われた。たとえば後者の主人公と14歳の(にしては大人びているとの描写あり)女の子の関係が曖昧。(描写から旧制高校上級であると分かる)主人公と2泊の小旅行に出掛けた顛末なのだが、こんな二人連れを見かけたら、宿屋にしろ途中で出会う人々にしろもっと胡乱な眼で見られ接しられても不思議ではない(戦前の、天草の片田舎です。風呂も一緒に入る描写あり)。ところがそういう描写は一切なく、当然のように受け入れられている(それとも旧制高校生はそこまで特別視され甘やかされていたのか)。夾雑物が捨象された純粋世界、そういう世界でのみ、成立する瑞々しさなんだよなあ。

 




眉村さん情報

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 3日(土)15時49分41秒

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眉村さんの故柴野拓美先生追悼文「さようなら柴野さん」日本推理作家協会HPにアップロードされました(元々は協会報に掲載されたもの)。

真心のこもった、とてもよい追悼文ですね。
私はお会いしたこともないのですけれども、
>柴野さんはある意味では灯台だったのだ。
というのは何となく分かります。第1世代、第2世代あたりの作家は、柴野灯台との距離を測りつつ、自らの航路を開拓していったのでしょうね。

>「宇宙塵」初期やそれ以前のことについて、もっといろいろ聞きたかった。
というのは大方の思っておられることではないでしょうか。どれくらい聞き書きは蓄積されているのか。ともあれ埋れていた星新一を最相さんが発掘されたように、残された書きもの等からの事実の発掘調査が、これから行われなければならないと思われます。もう誰か着手されているかも知れませんが。

 




「あなたのための物語」読み中(2)

 投稿者:管理人  投稿日:2010年 4月 2日(金)23時18分32秒

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今日は60ページ手前で挫折(^^;

カンザキ医師の喋る言葉がいちいち変なのは、ここがシアトルで作中人物たちは英語をしゃべっているという前提だからか。つまり英語の下手くそな日本人医師という役どころなのかな(笑)。

しかしこのくだりは容認できんな。
 
「わたしが何かしたの? わたしは、病気になるようなことはしてないのでしょ」
 「ミス・ウォーカーの場合、お母様が妊娠前に人工腎臓の移植手術をなさっているので、すくなくとも患者に共通の病因にはあたっています」
 彼女の無言の問いに答えるように、カンザキ医師は簡潔に告知した。(54−55p)


「わたしが何かしたの?」と直前に問うているのに、「無言の問い」はいくらなんでもおかしいと思わなかったのかね>編集者。

 
「逆に退院してもサマンサが仕事に復帰できないなら、会社は、後の方策を立て終えるまでなりふり構えなくなる」(52p)(下線、管理人)
この<文脈>で「なりふり構えない」は適当なのかな? どなたか説明して下さい。だいたい(「なりふり構わず」はよく見るが)「なりふり構えない」って使い方します? すくなくとも私は絶対使わない。もっと適切な表現があるように思う。

うーん。これってなんだろう。絶対音感の持ち主が中学校の(ピッチの合ってない)ブラスバンドを聞いて頭が痛くなるような感じ?
とにかく、このあと面白くなりそうなんですよね。しかしピッチの狂いに耐えられるか(^^;

追記>あ、でも「なりふり構えない」で検索したら132000件ヒットした(「なりふり構わず」は339000件)。2,3件見たが、私なら「なりふり構ってられない」と使うところだね。しかしその伝で上記に代入して「会社は、後の方策を立て終えるまでなりふり構ってられなくなる」とすると、意味が変わってしまいますね。うーん、ちょっと混乱してきたぞ(^^;

 


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