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神戸文学館SF企画展に、貴重なコレクションをご提供くださった大橋博之さんの著書が、河出書房新社より2010年6月(あ、今月だ)に発売されます。[註]
大橋博之編著『日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑』
定価:1,680円(本体1,600円)
出版社:河出書房新社
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【内容紹介】
■未来から舞い降りたビーナス。
万国博の主役といえば巨大なパビリオンやその展示品だったろう。しかし来場者をエスコートし、影で支えたのは未来のファッションに身を包んだホステス(当時はそう呼ばれていた)たちだった。彼女たちは“動く展示品”といわれた。万国博が未来都市ならば、ホステスたちは未来都市の住人だった。(本文より)
■ビジュアルムックを作ろう。
1970年に大阪で開催された日本万国博覧会は今年、2010年に40周年を迎えた。大阪・万国博記念公園に現存する鉄鋼館が「EXPO'7Oパビリオン」として生まれ変わり、3月13日にオープンした。
http://park.expo70.or.jp/facil/facil_11.html
このEXPO'7Oパビリオンには万国博の資料が数多く展示されている。中でも最大の注目となっているのが、当時のホステスたちが着ていたユニフォームの復元展示だ。
復元展示というプランがスタートしたのは2009年の1月のこと。本書はそれに連動させてビジュアルムックを作る、ということからスタートした。実は一年越しの準備期間を経ている。
その間、様々な想定外のこともあったが、日本万国博覧会記念機構と日本ユニフォームセンターの協力をいただき、EXPO'7Oパビリオンで復元展示されている22のパビリオンのユニフォームを中心に、海外国内のパビリオンも含めた貴重な当時のユニフォーム写真を多数掲載することができた。一番、感激しているのは自分自身だ。
それらの写真を見て、驚いたのは、ユニフォームのデザインは今も決して古びていないということだった。日本万国博覧会の資料として、1970年のファッションの資料として、万国博のファンからファッションに興味のある人たちまで、多くの人に見てもらいたい。
さて、私にとって万博コンパニオンのユニフォームといえば、これはもう三菱未来館なのです(笑)
遠足だったか社会見学だったかで万博会場を訪れたとき、コンパニオンさん(あ、ホステスさんというのか)をバチバチ撮りまくったのはいうまでもありません。そのとき一番人気があったのが三菱未来館でした(^^;
後日出来上がった写真をみんなでわあーわあーいいながら品定めしていたら、クラスの女子が不興げに寄ってきて、「ふん、ブスやん」と捨て台詞を吐いて去っていったのを、いまだに覚えております(^^ゞ
三菱未来館のユニフォームも載っているんでしょうか。載っていたら嬉しいなあ。
[註]大橋さんを神戸文学館に紹介したのは私ですが、交渉の経緯とかぜんぜん知らせてくれず、一体どうなってるのか、不安になったのでありました(実際に訪館時に、あ、出品されてる!とわかった次第)。というか、私が送った出品物に対しても、受け取りましたという連絡も何もなかったんだよな。まあいいけど。
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