ヘリコニア過去ログ1711


『日本SF傑作選3眉村卓』がAmazonで予約開始

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月30日(木)22時34分18秒
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   『日本SF傑作選3 眉村卓』がAmazonで予約受付中になっていました。→こちら
 ようやく(^^)
 でも「もくじ」が出てない。
 購入の意志決定に収録作品の情報は必要不可欠と私は思うんですけどねえ。

 

 

無料キャンペーン実施日訂正

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月30日(木)21時32分7秒
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  > No.8217[元記事へ]

 チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号の無料キャンペーン期間について、元記事で

    「12月1日午後5時〜12月5日午後4時59分の正味5日間」

 とお知らせしましたが、勘違いしていました。これだと正味4日間になっちゃいますね。

 正しくは、

    「12月1日午後5時〜12月6日午後4時59分の正味5日間」

 でした。お詫びして訂正しますm(__)m

 明日の5時PMから開始です。宜しくお願いします。



 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月30日(木)00時29分5秒
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   元ツイート


 

チャチャヤンとボトルキープの感想を・・・

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月29日(水)22時39分17秒
返信・引用 編集済
   堀晃さんが、昨日のマッドサイエンティストの手帳に、雫石鉄也『ボトルキープ バー海神ストーリー』と『チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号』の感想を書いて下さいました。嬉しい(^^) ありがとうございました!


 

眉村さんの新作「夕焼けのかなた」の情報がAmazonに出ました

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月29日(水)22時16分47秒
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   眉村卓さんの新作短篇集『夕焼けのかなた』(双葉文庫刊、12月13日発売予定)の予約受付が、アマゾンで始まりましたね→【Amazon】

 一方、『日本SF傑作選3眉村卓』(ハヤカワ文庫JA)は、早川書房のサイトによれば、12月6日発売だそうで、『夕焼けのかなた』より1週間先行するのですが、なぜかアマゾンに販売ページが出来ていません。
 12月6日と言えば、1週間後ではありませんか。
 上記ハヤカワのサイトには、目次もまだ掲載されていません。
 大丈夫かハヤカワ! 間に合うのかハヤカワ!!(^^;

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月28日(火)23時56分20秒
返信・引用 編集済
   元ツイート

 

小川哲「ゲームの王国(下)」に着手

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月28日(火)23時46分10秒
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  > No.8216[元記事へ]

 『ゲームの王国』は下巻に着手。100頁まで。
 なんと、話は一気に21世紀の近未来(現未来)へ。面白い!
 下巻では既に死んでいるロン・ノルだが、上巻ではいまいちくっきりとした像を結ばなかったなあ。ヌエ的というか。このあとまた登場するのかもしれませんが。

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月28日(火)21時19分44秒
返信・引用 編集済
   元ツイート

 ふつうは『紙の動物園』(上・下)ですよねえ(たとえば『モンキー・ハウスへようこそ』
 のハヤカワ文庫版は(1)(2)に分冊)。明らかにうっかり買わせようという意図が。
 セコいぞハヤカワ(^^ゞ

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月27日(月)22時29分48秒
返信・引用
   元ツイート

 

バリ島とブリテン島の間

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月27日(月)21時11分26秒
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   今回の噴火で、バリ島にアグン山という山があり、火の神が住むとされていることを知ったのですが、まず思ったのは、アグンはアグニと関係があるのかどうかということでした。
 アグニ神はインド(ヒンズー)神話の火の神です。山田正紀『アグニ(火神)を盗め』はヒマラヤの原発に侵入する話でしたが、原発をアグニと命名したのは、ですから当を得ているわけです。
 イスラムが多数派のインドネシアの中で数少ないヒンズー教(元はバラモン教)の根拠地であるバリ島のアグン山が火の神の住む聖山で、インド(ヒンズー)神話のアグニが火の神ですから、両者には関係がありそうです。ただし前後関係を想定する必要は必ずしもないようです。
 ウィキペディア「アグニ」によれば、ヒンズー神話「アグニ」はイラン神話の火神「アータル」と起源を同じくするとなっていて、もともとはアーリア人の言語の「火」や「火神」を意味する言葉(祖語)から分かれていったものと思われます。
 つまりインド・ヨーロッパ語族の言語に端を発している。
 それが証拠に、上記ウィキペディアに派生語として、
 『ignite』(イグナイト) - 同源の英語の単語で、意味は「火をつける」。
 『огонь』(ogon') - 同源のロシア語。こちらは「火」そのもの。
 が挙げられています。
 車のエンジンキーをイグニションキーというのも、エンジンに点火させるキーだからでしょうね。
 そうしますとアグンとアグニも前後関係を考える必要はない。アグンもアグニもイグニションも、アーリア祖語(インドヨーロッパ祖語)から、それぞれ別々に分かれたものと考えたほうがよさそうです。
 ということで、遙かに離れたバリ島とブリテン島、アグン山とイグニションキーが繋がってしまいました(^^;

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月27日(月)18時25分19秒
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   元ツイート

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月26日(日)22時50分16秒
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チャチャヤング・ショートショート・マガジンをKindle本にしました

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月26日(日)21時39分33秒
返信・引用 編集済
 
《チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)》を、Kindleから電子出版しました→こちら

 いやー、ようやく何とかなりました(汗)。
 売価は110円。本当は0円にしたかったんですが、kindleのみの販売では条件を満たさなくて、可能な最低売価である0.99ドルで手を打ちました。

 そのかわり、12月1日午後5時〜12月 日午後4時59分の正味5日間の期間限定ではありますが、「無料キャンペーン」を実施します。売価0円で入手していただけます。
 ものは試し、ぜひダウンロードして、どんなものか確認していただけたら嬉しいです。もちろん、今でもチャチャヤング・ショートショート・オンラインで無料購読できるんですが、kindleはお使いの機種の画面に従うリフロー式ですので、格段に読みやすいと思います。
 この機会にぜひぜひ。

 なお、ひきつづき既刊号を順次Kindle化していくつもりですので、お楽しみに。

 

小川哲「ゲームの王国(上)」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月25日(土)21時37分51秒
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  > No.8214[元記事へ]

小川哲『ゲームの王国(上)』(早川書房、17)読了。

 あらら、ロベーブレソンあっけなく蹂躙されちゃいました。梁山泊ではなかったのか? いや梁山泊も一時放棄されたことがあったような記憶が……(^^;。
 それにしても本篇、1970年代のカンボジアが舞台ですが、その表層を剥ぎ取れば、その下には現在の日本が隠れているとしか思えません(著者は絶対そういう風に作っていると思います)。まだこの小説世界ほどあからさまではないですが、でも今のままだったら日本も、10年後には瓜二つの世界になっているのではないでしょうか。読中そんな気がしてきてしかたがなかったです。
 いや面白い! ということで下巻に。

 
 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月25日(土)21時02分50秒
返信・引用
   元記事

 

小川哲「ゲームの王国」読み中

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月24日(金)21時53分0秒
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  > No.8175[元記事へ]

『ゲームの王国』は300頁(第三章の後半)まで。面白い面白い!
 第二章は異能の戦士(?)たちが個別に描写されます。土と会話できたり、輪ゴムと会話できたり、13年間一言も喋らなかったのが精霊から声を返却されソングマスターになった者だったり、綱引きの神が宿った者だったり、嘘を言ってるかどうか見抜けたり、超論理的思考ができたり……
 あまりにも雑然とした異能たちなので、これは『人間以上』を踏まえているのかな、と思っていたら、第三章で、彼らが一箇所に集まり始めた。
 あらら『俗物図鑑』みたいだな、と思って卒然と気づく。「もとネタ」ですね(^^; ロベーブレソンは梁山泊なのか?(^^)

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月23日(木)22時13分9秒
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   元ツイート


 

Re: 「窮話」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月23日(木)13時15分20秒
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  > No.8210[元記事へ]

 あ、Takemanさんの返信が!

>最後までお付き合いくださいましてありがとうございました
 こちらこそ楽しく読ませていただきました。
 謎が多い作品が好きで、いろいろ妄想してしまうのですが、その妄想の羽根を心を大いに羽ばたかせてもらえる作品群でした(更にその上で著者の解題もあり二倍楽しめました)(^^;

 

Takeman「窮話のためのノート」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月23日(木)13時09分59秒
返信・引用 編集済
   Takeman「窮話のためのノート」を読みました。作者による自作解題です。作中に残る謎や設定の、作者による意図が、理路整然と分析されていて、よくわかったし、驚かされました。
 自作をこのように客観的に解説できるということは、作品自体をほぼ完全にコントロールのもとに書き上げられたものだからこそできるのであって、そのことに驚かされたということです。
 かんべむさしさんも、そういうところがありますよね。個々の作品においてなさっているわけではなく、その小説論的なエッセイを読んで、そう想像するわけですが(そもそもデビュー直後に「広告屋的小説作法」(だったっけ)なんてのを発表されていますし)。
 でも多くの作家、とりわけアマチュア作家でそこまで分析的に作品を作り上げていく人は少ないような。
 たとえば自作ですがチャチャヤング・ショートショート・マガジン4号の「夜のリズム」の最後、夜空を占める星座「マネキ・ネコ座」というシーンがありますが、それ以前に「コネ・キネマ座」という映画館が出てくる。逆読みになっているんですが気が付かれましたでしょうか(汗)。
 もともと最後の星座のシーンはなくて、改札口を出るところまでだったのです。映画館の名前もナントカキネマ座という名前だった。ある日ふと、キネマの逆読みがマネキであることに気づいた瞬間、パタパタパタとあのラストができてしまったんですね。最初の映画館名をナントカキネマとせずナントカシネマとしていたら、逆読みしても真似しにしかならず、マネキ・ネコ座を思いつくことは100%なかったはず。
 つまり分析的な構成物とは真逆な、偶然的な生成物という他ない(あまり読み取ってもらえないのでこっそり説明しちゃいました>おい)(^^;
 しかし、そういう偶然に頼る態度ではなかなか持続して書き続けることは難しいですね(私がよい例)。その意味で、作者は継続的に作品を書き続けることができる人だと思います。なんといっても文体が確立しています。
 文体が確立しているとは、著者は「九つの物語は相互には無関係の話なのですが、その上位のレベルでつながりが持たれているという構図」と解説していますが、更にその上位に作者の主体性がはっきりとあって下位を統括しているということです。
 期待してしまいますねえ!

 

Re: 「窮話」読了

 投稿者:Takeman  投稿日:2017年11月23日(木)12時01分40秒
返信・引用
  > No.8209[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。

達者な読み手の方に丁寧に読み解いてくださいまして感謝しております。

実は「窮話のためのノート」と称しまして全体の蛇足を公開してあります、よろしければご笑覧ください。

>「九官鳥」というのも謎です
単純に、喋る動物というとオウムか九官鳥しか思いつかず、オウムだと長寿なので九官鳥にしました。最後の話に関しては「ノート」でも書いたように読んだ人をモヤモヤさせたかっただけなので、意味ありげな部分に対して理由付けはありません。

>「夜釣り」のやっちゃんが同一人物というのは作者の解題ですが
やはり「夜釣り」は失敗でしたね、語り手の「僕」は同一人物ではない、という意識で書いていたのですがせめて人称を「ぼく」にしておくべきでした。

>「窮話」の中では異色作と思います。
なるほど、自分でも他の話と同じように怖い話にしたのにちょっと浮いているなあと思っていました。ちょっと切れ味が良すぎたという感じでしょうか。

>「姉が突然、交通事故で亡くなった」のは本当に事故なんでしょうか?
「ノート」でも書いたのですが、初期設定では意味のあるものでした。気づいた人だけさらに不安がってもらえればと、仄めかしの意味で残しておいたので、気づいてもらえてありがとうございます。

>「眠れない夜」も、ここまで読んできた(妄想してきた)ところからすれば、2つの世界には同等のリアルさを与えたくなります。
実は、電車の側を現実として捕らえても成立するように書きましたので、そこまで踏み込んでいただいてありがとうございます。


>緩やかには連鎖している世界の「九話」なんでしょう。
はい、そうですね。
窮話のつながりに関しては「ノート」でも書いたのですが、8話を基準にして1,7,9話はつながるように意識してありますが、あくまで、繋がったり繋がらなかったりというモヤモヤしたままだと嫌だという人のためのおまけのようなものなので、蛇足です。

>いや面白かった。楽しませていただきました(^^)

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。私の方もとても楽しかったです。


 

「窮話」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月22日(水)22時06分32秒
返信・引用
   takeman「『左の耳に残る言葉』 ダリオ・アルテ」を読みました。

  え、「『左の耳に残る言葉』 ダリオ・アルテ」って……
 急いで、前作「見知らぬ本」を見返す。
 思った通り。「『左の耳に残る言葉』 ダリオ・アルテ」というのは、前作で「僕」の端末に、買った記憶もないのに保存されていた亡くなった伯父さんの小説なのでした。
 うーむ。いいですねえ。なんかボルヘス的な趣向で、謎めいていますねえ。
 この「小説」中の「僕」の、「聞こえないはずの左の耳」に「母の言葉」が「残り続け」ているのはなぜ? 耳が聞こえなくなった原因に、母の死が関係しているのでしょうか。
「九官鳥」というのも謎です。あ、そうか、そういえば本作で「窮話」の九話がすべて公開されたことになりますね。だから九官鳥か!(ホンマか)

 ということで、全体を通して再読してみました。
「なき女」のやっちゃんと「夜釣り」のやっちゃんが同一人物というのは作者の解題ですが、とすれば「僕」も同一人物なんでしょう。「なき女」の最後で、「僕」は弟のいう「なき女」がみえない。つまり死が目前に迫っています。しかし「夜釣り」の記述で、「僕」はやっちゃんの事故から少なくとも15年は生きています。
 ですから「なき女」で弟が訪ねてきたのは、15年以上のちということになりますね。

「紅葉」といえば秋ですが、祖父が、「あれは、紅葉だ」と教えてくれたとき、「ミーンミンミンミンミーン/今年初めてのセミの鳴き声が聞こえた」のですから、秋の紅葉ではなかった。それは人によってなされた紅葉に違いない。それをみた「僕」が記憶を喪失してしまうような……

「あとずさり」は、実は同じ設定でジャズ住職も書いていまして、いま掲載誌を探したんですが、出てこないので記憶で書きますと、靴音がひたひたとどこまでもついてくるので、立ち止まる。靴音はどんどん迫ってきて、ついに語り手である「私」の身体を通り抜け、前に進んでいく。私はそれを追いかけ始める。だったか、通り抜ける際、身体を一緒に持っていかれる。靴音だけになった私はそれを追いかけ始める、だったか、そんな話でした。
 本篇は、そんな永遠回帰になりがちな設定を、スマホという近代兵器を持ち込むことで回避していてなかなか秀逸、ショートショート的なアイデアストーリーでもある点、「窮話」の中では異色作と思います。
 ただ、この父方の祖父の田舎は、「紅葉」と同じ舞台なのかも。

 それでいえば「記憶」の(母方の)祖母は、「なき女」の祖母と同一なのかも。もちろんヒュレーが同じという意味で、エイドスは異なっている。眉村さん的に言えば平行世界の同一人物となります(つまり僕の記憶偽造とはいえない)。

「姉さんのこと」。「姉が突然、交通事故で亡くなった」のは本当に事故なんでしょうか?

「眠れない夜」も、ここまで読んできた(妄想してきた)ところからすれば、2つの世界には同等のリアルさを与えたくなります。

「見知らぬ本」で「僕」は「老化」を嘆いていますから、「僕」は、15年どころか、もっと長生きしているのかも。というか、そこまで厳密に考える必要はないどころか無意味ですね。
「窮話」は、繋がったり切れたり、継いたり離れたりしながら、しかし緩やかには連鎖している世界の「九話」なんでしょう。しかも「見知らぬ本」では現実の作者も巻き込んでしまっているのです(>おい)(^^;

そうしますと最終話「『左の耳に残る言葉』 ダリオ・アルテ」も、実はこれが第一話なのではないか。本篇の「僕」も同一人物だとしますと……

 いや面白かった。楽しませていただきました(^^)

 

Re: チャチャヤン・Kindle化計画

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月22日(水)17時03分24秒
返信・引用 編集済
  > No.8205[元記事へ]

 キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)に登録完了しました。
 これで、今日からでも出版可能です!
 いろいろ説明を読んでいますと、「無料キャンペーン」という方法があることがわかりました。
 これよさそうですね。定価は紙本と同じにしておいて、実質的には無料でダウンロードできるようにしておけばいいのではないでしょうか(なぜなら、99円を無料にしても、あんまりお買い得感がないような気が、元販売のプロとしてはしますので(^^;)。

 懸案の<「 >問題につき、手持ちのキンドル本を2、3冊開いてみたのですが、ぜんぜん加工していませんね。一般読者は気にならないのかもしれません。
 また出版後の手直しも可能と書かれています
 なので、要望がなければ、このまま出版してしまってもいいかな、と思い始めたのですが、如何(どない)?
(※フト思い出したのですが、橋元さんが、訂正が効かないので別出版にされたような記憶が……。もうちょっと調べてみます)

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月22日(水)01時21分9秒
返信・引用 編集済
   元ツイート

 現状すでに中国のほうが高い出生率なのにねえ。
 出版社って、不況不況という前に、企業としてどうなのかと思っちゃいますね。

 


 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月21日(火)23時23分25秒
返信・引用
   元記事
こちらが原記事のようです


 

チャチャヤン・Kindle化計画

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月21日(火)22時50分1秒
返信・引用 編集済
   昨日からチャチャヤング・ショートショート・マガジンのみなさんには、Kindle化に向けた全体メールをお送りしていますが、今日のメール、読まれてわかりましたか?
 ガチャガチャした文章ですみません。自分自身が一知半解なので文章もそれを反映してしまうんですねえ。
 なにはともあれ、宜しくお願いします。

追記。あ、メールでうっかり書き落としてしまいましたが、雫石さんの「終」、リフロー型のkindleでは、位置を確定できません。そこで、「終」の前で改ページ(はできる)しています。ページを捲ったら(比喩です(^^;)「終」が現れるという趣向ですね!

 

Re: Takeman「夜釣り」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月21日(火)19時31分21秒
返信・引用
  > No.8202[元記事へ]

 Takemanさん

>事故死です
 あらま、事故死でしたか。私は、実はやっちゃん殺しも(理由はわかりませんが)「僕」だった。つまり信頼できない語り手で、それで
>「僕がそっちに行っても二人と仲直りはできそうもないだろう
 となっているのかな、と半分くらい想像していました。それも無理な設定ですが(^^;

>「なき女」のやっちゃんと同一人物
 あーそれはぜんぜん気がつきませんでした!
 しかし話としては互いに独立しているものなので、同一人物を登場させた作者の意図(無意識の意図?)が気になりますねえ(^^;
 あ、それとも窮話全体がつながっているのかな?

 そういえば最新の「見知らぬ本」では、現実のTakemanさんと「窮話」がリンクしてしまっているではありませんか(汗)

 ううむ……

追記。
>いちばん出来が悪い
 全然そんなことないですよ。私は悪くないと思います。


 

Re: Takeman「夜釣り」を読んだ

 投稿者:Takeman  投稿日:2017年11月21日(火)13時12分47秒
返信・引用
  > No.8200[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。

ブラッドベリは中学、高校のころ好きでした。今はどうかというと、大人になってしまってブラッドベリを卒業してしまったという感じでしょうか。
でも、式貴士とか、トム・リーミィとか、センチメンタリズムの作風は好きですね。そういう部分が根っこにあるので意識してはいなかったのですがこんな感じの話になってしまったのかもしれません。

>本篇のやっちゃん殺しの犯人はだれだったのか。
なんのひねりもないですが、事故死です。(^^;
ただ、この話のやっちゃんは「なき女」のやっちゃんと同一人物ですので、そういう点ではなき女が犯人という解釈もできます。語り手は同一人物ではないですが。

>「僕がそっちに行っても二人と仲直りは
やっちゃん(息子)は自分の父親を殺されたので怒っているだろうし、やっちゃん(父親)は自分が殺されて怒っているだろうから仲直りはできないという意味です。
なので今の状態でも語り手にとっては地獄で、死んだとしてもあっちの世界で二人に永遠に責められるだろうし、かといっていずれ死んでそっちへ行かなければいけないという詰んだ状態になってしまった。自分の中ではそういう結末のつもりでした。
公開する順番はあえて変えたのですが、この話が一番最後に作った話でやはりいちばん出来が悪いですね。自分でも理解しています。むりやり嫌な話に結びつけようとしたので全体的に無理がありますね。
 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月20日(月)23時53分0秒
返信・引用
   .

 

Takeman「夜釣り」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月20日(月)20時43分33秒
返信・引用 編集済
   Takeman「夜釣り」を読みました。
 前にも書きましたし、こんなことを言われても作者は困るだけなのかもしれませんが、やっぱり和田宜久(というより海野久実かな)を想起してしまいます。和田さんのルーツにブラッドベリがあるのはいうまでもありませんが、Takemanさんもそうなのでしょうか。センチメンタリズムと郷愁(少年期への)……たまりませんねえ。
 そういえばチャチャヤング・ショートショート・マガジン5号の和田宜久「リンちゃんの鉄塔」(こちら)も主人公である「僕」の、亡くなった親友リンちゃんが幽霊(?)となって「僕」のもとにあらわれ手掛かりを示唆するのでした。
 和田作品では死因は客観的には不明ながら「事件」の可能性が強まる中、「僕」はリンちゃんの死の真相を得心するのでしたが、本篇のやっちゃん殺しの犯人はだれだったのか。「僕がそっちに行っても二人と仲直りはできそうもないだろう」とは何を示唆しているのでしょうか・・・

 

回転しているなら数千万年前に遭難した宇宙船かも

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月20日(月)18時18分35秒
返信・引用
   先月当掲示板で紹介しました系外宇宙からの侵入者は、太陽でフライバイし地球近傍(月までの距離の60倍)を通過して去っていったのでしたが、なんとこんな形状だったようです(GIF動画は元ツイートでご覧ください)。

 元ツイート

 関連ツイート
 元ツイート

 元ツイート

 元記事を探しましたが、見つけられませんでした。独自研究でしょうか。

 

Re: Epubファイル

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月20日(月)18時14分45秒
返信・引用
  > No.8197[元記事へ]

 岡本さん
 ご教示感謝です。
 なんとKindle専用では無料に出来ないのですか。青空文庫のkindle本をよく利用しているので、できると思い込んでいました。
 そうしますとちゃんとした口座を作らないと駄目ですねえ。Kindle指定の銀行の、私名義の口座を一つ持ってはいるのですが、それは両親が使っていまして、取引が発生しないならそれでいいか、と安易に考えていたのでした(汗)。

 

Re: Epubファイル

 投稿者:岡本俊弥  投稿日:2017年11月20日(月)13時54分12秒
返信・引用
  > No.8196[元記事へ]


管理人さんへのお返事です。

>  そういう次第で、銀行指定で止まったままになっているキンドルパブリッシングの登録も、ぼちぼち完了させましょうかね(どうせ無料なので決済などありえませんから)。
>

おお、ついにkindle版が出ますか。入手性が格段に上がりますね。

ただ、kindleは下限が決まっていて、0円は設定できず99円が最低価格のようです(他の電子書籍販売サイトで0円なら可能らしいのですが、複数で販売するのはめんどうでしょう)。

タダでは、システムを提供しているAmazonの取り分がありませんからね。

>
 

Re: Epubファイル

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月20日(月)02時03分30秒
返信・引用
  > No.8195[元記事へ]

 承前。リンクする目次の作り方がわかりました!
 表紙も入れることができました。
 フォントの種類やデザイン(別のフォントを挿入する等も含めて)を問わなければ、というかそれで了解してもらえれば、「読むだけの」Kindle文書は作れそうですよ(^^)
 そういう次第で、銀行指定で止まったままになっているキンドルパブリッシングの登録も、ぼちぼち完了させましょうかね(どうせ無料なので決済などありえませんから)。

 

Re: Epubファイル

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月19日(日)22時19分1秒
返信・引用
  > No.8191[元記事へ]

 今日も、EPUB変換を練習していました。
 フォントのサイズは同一ファイル内で変更可能なことがわかりました。というか、先日できなかったのが可怪しかったのです。
 ただワードで指定したとおりに反映されているかどうかと言えば、それはよくわかりません。行間設定も字間設定も効いてないみたいです。
 思うに、そういうのは、端末で操作するものだという考えかもしれませんね。細かい調整はしても意味がないみたい。(ルビや傍点は大丈夫。あ、縦中横はまだ確認していません。以前試したソフトでは2桁迄可能3桁以上は不可能でしたが、今度のはどうなんでしょう。後日試してみたいと思います)
 あと、同一文書内でのフォントの種類の変更はできないようです。フォント自体も、明朝とゴシックの二種類しかないようです。
 市販の電子書籍を購入して、プロではどうなっているか確認してみたいと思います。

 

Re: アメトークで紹介されましたね。

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月19日(日)01時13分21秒
返信・引用 編集済
  > No.8193[元記事へ]

 元記事

 

Re: アメトークで紹介されましたね。

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月18日(土)22時34分16秒
返信・引用 編集済
  > No.8192[元記事へ]

 斎藤さん、ご紹介ありがとうございます。
 あ、そんなテレビ番組があったんですね。昨日私もツイッターで見かけました。でも私、書店の催事か何かかと勘違いして、発作的にこんなツイートしてしまいました(汗)

 元ツイート

 書店員は紙の本しか眼中にないんだな、とがっかりしたもので。
 いまは反省しています(^^;

 元ツイート

 テレビの影響力はやはりいまだに強力ですね(^^)。

 

アメトークで紹介されましたね。

 投稿者:斎藤  投稿日:2017年11月18日(土)21時32分26秒
返信・引用
  一昨日のアメトークで眉村さん「妻に捧げた1778話」(新潮社)が紹介されましたね。
カズレーザーさんが熱く語っていて嬉しかったです。
この番組の「読書芸人」シリーズは毎回楽しみに見ていますが、今回は格別でした。
只、録画しておいたのを昨日見たので、既にこの番組に取り上げられたことを知った上での視聴でしたから、取り上げられたことの驚き度と感激度があまり上がらなかったのは残念でした。
取り上げられたことを知らずに見たかった。
 

Epubファイル

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月17日(金)23時12分51秒
返信・引用 編集済
   Epubファイルの作り方、さる方(ハル氏ですが)によい変換ソフトを教えていただきました。昨日は5時間くらい(!)その練習をしていまして、何とかなりそうな感じです(傍点やルビは反映できます)(^^;
 でもチャチャヤング・ショートショート・マガジン5号を一括変換しようとしますと、いろんな不具合が発生します。容量が大きすぎるのか、各作品のワード設定が微妙に違うからか、どっちも関係しているようです。
 それと改ページが認識されません。リフロー式(画面の大きさ等に応じて組版が変化する)でなければKindleの意味がありませんから、この克服が重要です。
 説明をネットで捜して読んでいて、Epubはそもそも章別に追加していくような構造になっていることがわかりました。とすればタイトルページと本文ページを分割して登録すればいいはずで、まだ試していませんが、これも解決しました。個々の作品も再度バラして追加登録していけばよさそうです。
 ただ同一作品内でフォントの大きさを変えたり(和田作品がそうです)、フォントの種類を変えたり(岡本作品や服部作品がそうです)が出来ないみたいです(変換できない)。私が方法を知らないだけかもしれません。
 あと、目次の作り方(と、本文と目次をリンクさせる方法)がわかりません。
 うーん。もう まだしばらく試行錯誤が続きそうですねえ(^^;


 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月17日(金)21時52分54秒
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   元記事

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月17日(金)21時27分21秒
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「ボトルキープ」販売開始

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)23時32分30秒
返信・引用 編集済
   先日ご紹介しました 雫石鉄也さんの連作ショートショート集『ボトルキープ バー海神ストーリー』の、ネット販売が始まりました。
 深田亨さんのブログ(こちら)からご注文していただけます(私の感想文)。ぜひぜひ。

 


 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)22時20分16秒
返信・引用
  《太陽系外では4光年先の「プロキシマb」に次いで地球から2番目に近い惑星だが、太陽系に接近中のため、7万9000年後には最も近い惑星になるという》
 元記事

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)17時34分49秒
返信・引用 編集済
   画像元

             アホや(ーー;

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)02時41分0秒
返信・引用 編集済
   元ツイート

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)02時38分49秒
返信・引用 編集済
   元ツイート

 あげ玉ってなんだろうと調べたら天かすでした。関東方面の方言でしょうか。


 

アップデート

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月16日(木)02時32分3秒
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   月例のアップデートが9時頃から始まって何もできませんでした。今回は5時間くらいかかっていました。さらに再起動に20分。一番パソコンを使う時間が潰れた(ーー;
 来月はどのくらい掛かるのか、いまから恐ろしい・・

 

チャチャヤング・ショートショート・マガジン・オンライン版

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月15日(水)20時27分22秒
返信・引用 編集済
   そういえば書き忘れていましたが、《チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号》のオンライン版、既に公開しています。


 紙版は物理的な製作費が必要なので有料でしたが、電子版は製作費不要、無料で閲覧していただけます(ダウンロードしたほうが読みやすいと思います)。
 ぜひぜひお読み下さい!!



 

Re: 「姉さんのこと。」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月15日(水)19時25分30秒
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  > No.8180[元記事へ]

 Takeman さん

>「parler」が小説を入れるための本棚で、「窮話」はそこに入っている一冊の本
 なるほど。あ、9話だから「窮話」ですね!
 としますと、「惨話」とか「死話」とか「齬話」とかも期待したいところです(>おい)。もちろん「讃話」でもオッケーですが(^^;

>今後新しい本が増えていくという保証はないのですが
 いやそれは残念です、というかもったいないです。9話ほぼ一気にかけたのなら、いくらでも書けそうな気がしますけど。とりあえず期待だけ表明しておきますね。頭の片隅においていただければと。

 

Re: 「姉さんのこと。」を読んだ

 投稿者:Takeman  投稿日:2017年11月15日(水)18時56分30秒
返信・引用
  > No.8179[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。

>これで残りは6作となったんでしょうか。

はい、そうですね。「紅葉」「あとずさり」「記憶」の3作と未公開の3作になりますが、残りの3作は来週公開する予定です。
面白くなかったら面白くないとはっきりいってもらって構いません。(^^;

>ところで「窮話」がショートショートなんでしょうか。それとも「parler」ですか?

「parler」は「話」という意味で、大きなカテゴリになります。「窮話」の方は今回の9話を一括りにした小カテゴリのようなものなので、「parler」が小説を入れるための本棚で、「窮話」はそこに入っている一冊の本という感じでしょうか。
もっとも、今後新しい本が増えていくという保証はないのですが。
 

Re: 「姉さんのこと。」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月15日(水)17時21分38秒
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  > No.8178[元記事へ]

 Takemanさん

>9話ほど書いてしまった
>在庫はあと4作で
 てことは、私が読んでない作品が、あと7話(未公開4作、公開済み3作)あるわけですね。

 と書いていて、「眠れない夜」が公開されているのに気づきました。”夢かうつつか” ものも、ここまで徹底しちゃうと不思議な味わいが出てきますねえ(^^)
 これで残りは6作となったんでしょうか。なにはともあれ既公開未読分は一気に読んでしまわず、少しずつ味わいたいと思います。

>SFのようなロジカルなものが好きなくせに書くとなると正反対のものになってしまう
 いや、「姉さんのこと。」も、3年という時差を突き詰めていて結構ロジカルだと思いました。「眠れない夜」も、夢とうつつ(どっちがどっちかは別にして)は混ざりあわず最後まで対立的ですよね。これもロジカルな思考だと思います。
 その意味で、やはりSF好きが書いた幻想怪奇譚だと私は思いました(^^;

 ところで「窮話」がショートショートなんでしょうか。それとも「parler」ですか?
「なき女」が見当たらなくて、あれ、引っ込められたのかな、と思ったら、「窮話」では出てきました。なんかディック的なブログですね(>おい)(汗)

 

Re: 「姉さんのこと。」を読んだ

 投稿者:Takeman  投稿日:2017年11月15日(水)13時02分9秒
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  > No.8177[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。

せっかくアンテナ登録していただいたのですが、在庫はあと4作で、いまのところはそこで打ち止めです。(^^;
若い頃に少し書いたことはありましたがそれっきりで、こんな風に書いたのは30年ぶりくらいになります。
勢いに任せて9話ほど書いてしまったのですが、どの話も結末がどういう形になるのか自分でもわからないままに断片的な文章をつなぎ合わせていって作っていったので、こういう書き方だと疲れますね。
読み手としてはSFのようなロジカルなものが好きなくせに書くとなると正反対のものになってしまうのは自分でも笑ってしまいます。

http://losemind.hamazo.tv/

 

「姉さんのこと。」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月14日(火)23時01分28秒
返信・引用
   Takeman さんのショートショート→「姉さんのこと。」

 前作でも思いましたが、テイストが和田さんと通底するところがあるような。
 刻々と流れ去っていくツイッターでは見逃しが多いのでブログabandonne c?ur.をアンテナに登録しました(^^)。

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月14日(火)22時42分7秒
返信・引用
   元記事

 

小川哲「ゲームの王国」に着手

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月14日(火)21時15分48秒
返信・引用 編集済
   小川哲『ゲームの王国(上)』に着手。90頁まで、第一部を読みました。
 1955年、退位し政治的制約のなくなったシハヌーク(シアヌーク)は自身の政党を組織し、事前には民主党(実は共産党クメール・ルージュが裏で操っている)が勝利すると予想されていた総選挙で圧勝。その蔭にはシハヌーク派による露骨な選挙干渉があった。シハヌーク派は選挙後も警察を使嗾して共産党勢力の壊滅に努めていた。共産党は警察内部にソムをスパイとして送り込み、摘発を妨害する。腐敗した警察のデッチ上げで無辜の市民ヒンが拘束され、拷問の末吐かされた供述で、ソリアという少女を見ず知らずのシクロの運転手から預けられ育てている事を知る。ヒンは、少女の本当の父親の名前はサロト・サルだと運転手が言っていたと語る。それを聞いたソムは驚愕する。サロト・サルは現在潜伏中のクメール・ルージュの指導者の名前だったのです。ソムは少女が警察に確保される前に奪取に成功し、ベトナム人の老人に、少女ともども匿われたのですが……
 いやのっけから面白い。ついでながら、登場人物表によりますと「ポル・ポト(サロト・サル)」なっています!
 この手の(情報小説の一面がある)小説は、設定の把握の為に前提的な知識が鏤められていて読み始めは難読なのが常なんですが、本書はすいすい読めます。これは大変な筆力です。前作『ユートロニカのこちら側』も傑作でしたが、将来有望な新人作家が誕生したのではないでしょうか!

 

そうかな

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月14日(火)19時40分59秒
返信・引用 編集済
   元ツイート


 一過性の現象では。これまでも現れては消えていったような。
 大体出版社や書店がこんなのに期待すること自体、あなたまかせもほどがあると思いますがねえ。

 

金属を拾う

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月14日(火)11時10分26秒
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   昨日は昔の職場関係の飲み会で、難波にいました。めずらしくよく食べたほうなのですが、帰宅したらしんどくなってきて、12時過ぎに早々に寝てしまいました。
 で、目覚めたら3時過ぎで、胸のあたりが汗びっしょり。そういえば何度か喉の渇きで目が覚めて水分を補給したことを思い出した。で、そこからは眠りが浅くなって、喉も頻繁に渇く。5時頃ついに起き上がって下着を着替えたら、それからは熟睡したようです。
 風邪をひいていたのでしょうか。いまは二日酔いもなくすっきりしています。
 昨日の宴会で面白かったのは、皆、身体のどこかに金属を入れているわけで、そのうち腕や足を取り替えるものも出てくるだろう。ところが焼場で骨を拾おうとしたら、それらがそのまま残っているのだという話(^^;
 いやこれは笑い話じゃなく笑えない現実かも(笑)

 

北朝鮮を哂えなくなってきました

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月12日(日)21時22分39秒
返信・引用
   元ツイート
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Re: Re:岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月12日(日)13時52分1秒
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  > No.8170[元記事へ]

段野さん

> では、皆さまの頭に入力してもいいのですね。
 ええ!? あの長電話は何だったの???

 

Re:岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:段野のり子  投稿日:2017年11月12日(日)13時47分35秒
返信・引用
  管理人様
>今度、合評会があるそうなので
では、皆さまの頭に入力してもいいのですね。
そういうことなので、皆さま、「チャチャヤング・5号」は是非ともお読みになっておいて下さいませ。
 

Re: 岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月11日(土)22時02分32秒
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  > No.8168[元記事へ]

 岡本さん

 おかげさまでかなり理解が進みました。脳と言語を、コンピュータのメモリーとソフトのアナロジーで捉えておられたのですね。それには(ソフトと記述されているところで気が付かなければいけなかったのかもしれませんが)考えが及んでいませんでした。

>王の血はやがて希薄となり、消失することになる
 は引っかからずスルーしていましたが、あらためて理解しました。

>つまり有・無ではなく大・小です
 ああ、これは文系の陥りがちな思考慣性でした。微積分的思考を、根本的には自家薬籠中の物にできていないんでしょうねえ。

 ありがとうございました。まだもやもやしている部分がありそうな気がするんですが、今度、合評会があるらしいので、自己解決できなかったらそこでお訊きするかもしれません。宜しくお願いします。

 

Re: 岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:岡本俊弥  投稿日:2017年11月11日(土)21時39分35秒
返信・引用
  管理人さんへのお返事です。

>  岡本さん、ご教示ありがとうございます。
>
>  ただソフトは王族だけでなく平民にも与えられたことが(AIらしい側近を除いても)、後に<紫の香る王宮>となる森の村の役人が王と会話していることで明らかです。

それはその通りですね。

>  その一方で、初代の降臨以来500年間退化し続けているとなっていますよね。それで私は、それは人間と「Less than Human」の相違(もしくは予め設定されていた前提条件)なのかなと考えたのでした。

ネタに関わる部分ですが、ハード容量の不足が原因でソフトが代を重ねるとともに劣化コピーされ、結果的に退化を招いたという明確な説明が必要でしたね。

> >お前には民衆を統べる能力が予め与えられている。
>  となっていて、これは文脈から言語能力であると推測されます。ところがこの文脈に従えば、平民には言語能力が与えられなかったということに自動的になりそうな気がします。

この能力はコミュニケーションを司るものですから、それが大きいものと小さいものに分かれるという意味になりますね。つまり有・無ではなく大・小です。

>
> >そのソフトウェアがあれば人間でなくても……
>  という論理は納得するのですが、ここでまた戻って、ではなぜこの王国は退歩し続けたんでしょう? 現王15年の治世ではソフトの後者の機能をないがしろにしていますが、それ以前の485年間もやはりないがしろにしたのでしょうか。
>  だとしますと、
> >実験は成功した。これはヒトに類似した社会といえる
> とは必ずしも言えないような。

理由は上に記したものになります。なぜ成功したと言うのかというと、効果を実験したのであって、その結果この社会がどうなろうと関係ないと、(実験者が)非情に割り切っているからですね。

>
>  以上思いつくまま不明点を列挙しましたが、おっしゃるとおり「言葉足らず」のせいかもしれません(小説的には枚数不足)。言葉の不足のせいで私の理解がいたらず誤読しているのかもしれません。足らずが補填されたら、私が矛盾と感じたところが埋められて、本篇を著者の意図どおりに読めるようになるのではないかと思いました(^^;
>

これに関してはその通りですので、何れ加筆修正が必要と思います。

 

Re: 岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月11日(土)20時51分26秒
返信・引用 編集済
  > No.8166[元記事へ]

 岡本さん、ご教示ありがとうございます。

 言語(ソフト)の獲得で脳(ハード)の容量が拡大しなくても再構造化で進化できる、それどころか、更に加速したというのは、学説的にも納得できますし、うまく小説内に取り込んだなと思いました。こういう論法は大好きです(^^)
 ただソフトは王族だけでなく平民にも与えられたことが(AIらしい側近を除いても)、後に<紫の香る王宮>となる森の村の役人が王と会話していることで明らかです。
 その一方で、初代の降臨以来500年間退化し続けているとなっていますよね。それで私は、それは人間と「Less than Human」の相違(もしくは予め設定されていた前提条件)なのかなと考えたのでした。
 またそれとは別に、
>お前には民衆を統べる能力が予め与えられている。
 となっていて、これは文脈から言語能力であると推測されます。ところがこの文脈に従えば、平民には言語能力が与えられなかったということに自動的になりそうな気がします。

 レスにおいて、
>王はソフトの本質を忘れハード依存しようとして失敗する
 ソフトの本質は、小説を離れた一般論では、記憶力の増進とコミュニケーション(社会化=昆虫的社会から人間社会)ですから、それから敷衍すれば王の失敗を平たく言えば、後者のコミュニケーションを、王が積極的にとって問題を解決しなかった、という意味でしょうか。なるほど、それは私は思い至りませんでした(但しこの場合、平民にも言語能力が付与されていることが前提ですよね)。

>そのソフトウェアがあれば人間でなくても……
 という論理は納得するのですが、ここでまた戻って、ではなぜこの王国は退歩し続けたんでしょう? 現王15年の治世ではソフトの後者の機能をないがしろにしていますが、それ以前の485年間もやはりないがしろにしたのでしょうか。
 だとしますと、
>実験は成功した。これはヒトに類似した社会といえる
とは必ずしも言えないような。

 以上思いつくまま不明点を列挙しましたが、おっしゃるとおり「言葉足らず」のせいかもしれません(小説的には枚数不足)。言葉の不足のせいで私の理解がいたらず誤読しているのかもしれません。足らずが補填されたら、私が矛盾と感じたところが埋められて、本篇を著者の意図どおりに読めるようになるのではないかと思いました(^^;



 

Re: 岡本俊弥「遷都」を読んだ

 投稿者:岡本俊弥  投稿日:2017年11月11日(土)17時09分14秒
返信・引用
  > No.8165[元記事へ]

管理人さんへのお返事です。


>  本篇はミクロコスモス(実験宇宙)ものであり、全体として言語SFでもあります。
>  大変壮大なテーマなんですが、最後は「なにもしないほうがよかった」という皮肉な結末。でもこの結末は実験世界が「Less than Human」だったからという結論なんでしょうか。それとも実験世界ゆえ「進化が抑制されている」という前提条件があったということでしょうか。3回読み返しましたが、残念ながらそのへんが腹に嵌ってはわからなかったです(汗)
>

いつもながら言葉足らずになっておりますが、本作の意図は人間の進化は頭脳というハードではなくソフトウェアに依存している、王はソフトの本質を忘れハード依存しようとして失敗する。そのソフトウェアがあれば人間でなくても……、いや人間の繁栄も実は……、というお話です。なお、この王国にはモデルがありますが、それはメインではありません。


>
 

   岡本俊弥「遷都」を読みました。
 もう一か月経ったのですねえ。つい先日前作を読んだばかりというのが実感なのですが。時の流れが早くなってきているのか、私の思考速度が遅くなってしまったのか。まあ後者ですね。

 ある辺境の地に王国があります。王国と言っても王は中央から派遣された行政官。ただ中央から遠く離れているため、王の交替に伴うオーバーヘッド(要は時間を含む諸経費)が経営に悪影響を及ぼすことを考慮し、世襲が認められている。なので行政官ながら王と称されているようです。
 王一族は500年前、「辞令」を携えて天津鳥船みたいな飛翔体に乗って、海の中の群島であるこの地にやってきました。いまその船は王国の東の涯に半ば埋もれていて、船内は瘴気が満ち溢れ立ち入ることはできない。この500年の間に飛行術も船殻の金属精錬の技術も失われてしまっています。
 王自身も、もはや「辞令」に書かれた内容を理解できないのです。王は、人民は地に満ち溢れているのに、どうして「退化」が進行するのか疑問に思います。
 そんななか、王の側近が相次いで病死し、王政に対して半ば公然と反旗を翻すものが現れる。支持率も下がってきたようです。
 そこで王は、金融緩和し大規模な土木工事を官費で始めることにより金が回り回って人民が潤う・政府も安定する・という渡来人の補佐官の助言を取り入れ、まだ完成していない王都を捨て、新王都の建設に邁進するのでしたが――

 ここまでは「司政官」的な話を予想していました。ところが明かされた真相は!?

 本篇はミクロコスモス(実験宇宙)ものであり、全体として言語SFでもあります。
 大変壮大なテーマなんですが、最後は「なにもしないほうがよかった」という皮肉な結末。でもこの結末は実験世界が「Less than Human」だったからという結論なんでしょうか。それとも実験世界ゆえ「進化が抑制されている」という前提条件があったということでしょうか。3回読み返しましたが、残念ながらそのへんが腹に嵌ってはわからなかったです(汗)

 
 

チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月11日(土)00時31分49秒
返信・引用
  > No.8155[元記事へ]

 眉村さんの会等で頂いた著書や冊子を優先していて一服状態だったチャチャヤング・ショートショート・マガジンの製作を再開しました。
 いま製作しているのは主に献本分なので(注文生産分じゃないので)、一日数冊ずつ無理せず作っていく予定です。
 出来上がった分から順次、五月雨式に発送していこうと考えています。
 また、もしご注文がありましたら承りますので、ご連絡下さい(但し近日中にネット公開しますので、無料ダウンロード可能になります)。

 

雫石鉄也「ボトルキープ」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月10日(金)21時35分9秒
返信・引用 編集済
   雫石鉄也『ボトルキープ バー海神ストーリー』(チャチャヤング・ショートショートの会、17)読了。

 先週金曜の眉村さんを囲む会で頂戴した雫石さんの初の著書、ようやく読み終わりました。
 「関西の内陸部の中都市S市。その駅前商店街は閉店した店が多いシャッター商店街。それでも何軒かは商売している店がある。その中ほどにある一軒のバー。バー海神。マスター鏑木は、キープしてあるボトルがすべてなくなれば、海神を閉めようと思っている」(まえがき)
 そんなバーに集まる多種多様な客たちとマスターとの交流。それが45篇のエピソード風のごく短いショートショートにまとめられています。
 わずか200頁の本書にまる1週間かかったのは他でもありません。毎晩寝る前にちびりちびり数篇ずつ読んでいたからですが(本書は一気に読むより、そういう読み方のほうが、本書をより深く味わえると思います)、いやーよかった。何割かの作品は既読なんですが、こうして1冊にまとまったのを読みますと、単品で読むときとは別の感動がありますね。
 で、この感じ、何かに似ているなと、思いながら読んでいて卒然と気づいた。それは横田順彌『宇宙船「スロッピー号」の冒険』です。
 たしかに短いショートショートの集積という意味では同じだけど、大宇宙をひた走り続ける宇宙船の物語と本書、全く正反対じゃないか。
 いやいや、スロッピー号のショートショート群で、宇宙船の外の話ってありましたっけ。多分なかったはずです(あったとしてもごく数篇)。すべて宇宙船内でのエピソードでした。本書も45篇中、44篇は海神内でのエピソード。つまりバー海神とスロッピー号は同じ機能を設定された閉空間だったのですね。そして一つ一つは互いに無関係なエピソード(なかにはごくつまらないのもあります。またいささか強引な、ショートショートだから通用する帰結もある※)の集積が、集積されることで単に足し算、足し合わされるだけではなく、掛け算的な効果が現れ、そっちの効果が両作品をともに足し算以上の作品集にしているんですね。付加的というよりもむしろそっちがメインの感興を読者に与えているのです。
※たとえば「二十年目のお雛さま」、これなんか沢木の自己満足としかいえませんよね(>おい)(^^;
 いや素晴らしいです。
 ただ小説設定上似たシチュエーションになりがちなのも事実で(ある意味ワンパターン)、一気に読もうとするとそこに引っかかるかも。やはり一日数篇ずつ読むというのが正しい読み方だと思います。
 ただ著者もその辺わかっているようで、50頁目の「サーカス」は、海神店内のシーンがない、唯一の作品で、一種番外編的な雰囲気があって目先が変えられますし、単品としてみた場合も独立した佳品でよかったです。
 次に「十二月二十四日 バー海神にて」は純然たるファンタジーで、これもなかなかよい。現実ではないこの作品が100頁目に持ってこられているのも、私は意図的だと思います。
 そうしますと、次は150頁目だな、と目星をつけていたら、130頁目にきた。「一九九一年のマトリョーシカ」は、なんとマスター鏑木の波乱万丈だった若い頃のエピソードではありませんか。これがなぜ150頁目ではないのか。著者の計算間違い(配列ミス)ではないのか。
 そう思ったのですが、読み進めていくと、「ラストシネマ」(156頁)から最終話まで、ドラマチックな展開が続き、オードリー・ヘップバーンまで極秘に来日してしまう(^^;。別に目先を変える必要がないのですね。ははあなるほどね、と思いました。だから本来150頁目に予定していた「一九九一年のマトリョーシカ」が130頁目に前倒しされたのだろう。と、私は勝手に著者の意図を読み取ってしまいました(>ホンマか。しらん)(^^;

 と思いつくまま感想を述べましたが、私は確信を持って言います。本書十分に商業出版のレベルに達していると私は断言します。これは仲間ぼめのヨイショではありませんよ。東京創元社は藤野恵美さん(先日の囲む会にもご出席下さいました)の『ハルさん』のようなハートウォーミングな軽ミステリを得意とする出版社ですが、本書はまさに東京創元社好みの作品ではないでしょうか。創元推理文庫で文庫化を望みたいです!

 最後に誤植報告。
 56p 4行目「二人だけになっちゃたね」
 103p 6行目「木村くんに一本入れてやってくれなか」

 わずか2箇所ですから、商業出版本に比べてもだんぜん優秀なんですが、オンデマンドは改版がやりやすいと聞いていますので重版の際はよろしくです(^^)
 

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 9日(木)20時27分51秒
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   元ツイート

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 8日(水)20時11分24秒
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   元記事


 

「満月 世界樹の下で・他一編」を読んだ

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 8日(水)18時20分1秒
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   先日、眉村さんを囲む会で頂戴した上田豊太『満月 世界樹の下で・他一編』を読みました。

「満月」は、「大衆は、のちに「戦前」と呼ばれる小春日和の陽だまりにいて、いまから思えば長閑な日々を過ごしていた」そんな時代設定で、つまり戦前、実質的には戦後直後に一瞬花開いた、いわゆる清張以前の「趣味の探偵」小説へのオマージュ作品ですね。
 ワトソン役の「私」は資産家の親を持つ高等遊民。ホームズ役は”井上虎次郎”という怪紳士で、これまた旗本の末裔で莫大な遺産を相続し自由気ままに暮らしている。
 行きつけのカフェの女給が変死し、行きがかりで(桜田門のレストレードと呼ばれる刑事が井上を主筋と仰ぐ士族出身で、虎次郎を「若様」と呼んでいる)捜査に協力することになるのですが……
 トリック(の独創性)については評する知識を持ちませんが、昭和モダニズム的な風景がとても楽しい作品で、願わくはもっと長い話で読んでみたいと思いました(シリーズ物になさるのかもしれませんが)。

「世界樹の下で」は一転して半村的な土俗ファンタジー。かと思いきや……ニヤリ。

「ドリーム研究所」は意外な結末が待ち受けるアイデアショートショート。

 著者の作品は初めて読みましたが、なかなかうまくまとまっています。案外書きこんでおられるような気がしました。もっといろいろ読ませていただきたいですねえ(^^)

 

「ながいながい午睡」読了

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 8日(水)12時57分31秒
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   眉村卓『ながいながい午睡』が、いま私の手元にない経緯については何度か書いており、先日もここで少しふれました。
 するとそれを読まれた斎藤さんが、お手持ちの貴重な1冊を、ドンと譲ってくださいました。
 
 なんという太っ腹。嬉しい。斎藤さんありがとうございました。
 ということで、40年ぶりに再読。記憶どおり面白かったです(^^)
 この本、眉村さんの最初のショートショート集なんですね。それまでにすでに長篇も短篇集も出ていて、短篇集にはショートショートも収録されていますが、収録作品全部ショートショートというのは本書が初めてです。
 ところが本書、文庫化されなかったのですねえ。収録作品は『モーレツ教師』と『奇妙な妻』に分散再録されたのですが、(私も失念していたのですが)いま確認したら本書45篇中、再録されたのは17篇だけだったのでした。
 すべてが再録されたのではなかったのも不満ではあるんですが、それ以上に、この本はこのままで文庫化してほしかったです。
 というのは本書、ただ単にショートショートを集めたという手のものではなくて、1冊の本としてそれなりに配列が考慮されており、これはこれで一箇の作品集として統一性があるものだからなんです。
 あとがきで「ここに収められた作品は(……)発表媒体も(……)実にさまざまです」と書かれているのですが(宇宙塵はもとよりNULL、パラノイアからも採録されています)、それを傾向別に4章に整理収録されていて、その結果、雑多な(?)作品群なのに一種統一的な様相を獲得しているように思うのです。或る社会の未来線上に整然と(ではないけど)並んでいるように読者には感じられるようになっていると私は思いました。
 読み終わったとき、読者はおそらく、とある未来社会を時空遊覧飛行船で俯瞰してきたような印象を持つのではないでしょうか。
「とある未来社会」と書いたのは、本書で描かれる社会が日本社会からの外挿であるのはそうだとしても、日本の未来の予測図として書かれたものではないからです。そのようなたぐいのものではなく、著者が(エクストラポレーションした上でさらに)妄想を加味した未来社会というべき世界なんです。その未来世界からいろんな現象や発明物を雑多に拾い上げ並べ直した、そんな風に出来上がった作品集というべきでしょう。
 そうなったのは結局、著者がショートショートを(雑多な媒体に書いたのかもしれませんが、そのショートショート自体は)或る方針に基づいて書き上げられていたということを明らかにしているのかもしれません。
 それはいうまでもなく星流(但し初期)の、アイデアとオチによる相対化をめざすショートショートとは明らかに違ったものです。著者の意図するショートショートは、最初から星流のそれとは狙いが違っていたのですね。
 本書にもオチショートショートはありますが、多くありません。著者の眼目は、エクストラポレーションと妄想によって或る未来社会を構築し、その光景(そこには当然その未来社会に生きている人々――基本的に現代人です――の反応も重要な要素として組み込まれています)を点描することだったのだと思います。
 「くり返し」はボルヘスの「他者」と殆んど同じシチュエーションなんですが、「くり返し」の主人公の「だが、急に恐ろしいことに気がついた」というつぶやきは何を意味(指示?)しているのでしょうか。ここには「オチSS」とは対極的なショートショート世界が開示されているようです。

 ということで、眉村卓『ながいながい午睡』(三一書房、69)読了。再読できて本当によかったです(^^)

 

Re: 「なき女」

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 6日(月)19時26分24秒
返信・引用
  > No.8157[元記事へ]

 Takemanさん、おひさしぶりです。
 あ、あの作品はご自身の作品でしたか。創作もやってられたんですねえ。
 当該ブログをTakemanさんのとは知らなかったので、第3者のブログ記事をリツイートされたんだと理解していました。
 創作か実話かと二分的な書き方をしましたが、もちろん後者も、当然実話に見せかけた創作だろうなとは思っていましたです。ただ幼いころの記憶(主人公の成長まで)は事実が基礎にあるのかなとも想像させられました。
 そのような(事実かも、と思わせる)前半のリアリティが最後まで効いていて、とても真に迫っておもしろかったです(^^;
 また面白い作品を期待していますね!

 

Re: 「なき女」

 投稿者:Takeman  投稿日:2017年11月 6日(月)17時34分23秒
返信・引用
  > No.8156[元記事へ]

管理人様、ありがとうございます。

>  創作なのか実話なのかわかりませんが。

この話はまったくの創作です。
葬式で泣く泣き女は実在していますが、私の町ではそういう風習はありませんでした。
日常のことを書いているうちに非日常が少しづつ侵食してくるという話であれば自分のいつのもブログの書き方でできそうだなと思ったので書いてみたのですが、楽しんでいただけたら幸いです。


http://losemind.hamazo.tv/

 

「なき女」

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 6日(月)14時19分35秒
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   「なき女」 ←これは傑作です。

 創作なのか実話なのかわかりませんが。

 

Re: チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 5日(日)21時48分54秒
返信・引用
  > No.8149[元記事へ]

 今日は快調、4冊作りました。
 ということで、たいへんお待たせしました。
 これまでにご注文頂いている分、全品、明日レターパックにて発送します。頒価、送料、振込先等は発送後、個人別にメールにてお知らせします。
 もう数日、お楽しみにお待ち下さいね(^^)

 

 

寝不足

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 5日(日)00時34分27秒
返信・引用
   今日はお昼まで寝ていたかったのに、なんやかや雑用があり普段どおりに起きなければらず、けっきょく睡眠時間4時間ほど。前日も4時間ほどで、今かなり眠いです。
 でも私、寝るのが嫌いなんです。ずっと起きていたい。そのかわり起きるのも嫌い。ずっと寝ていたい。この性格を現実に合わせるのはなかなかに難しいんですねえ(>おい)

 ということで昼過ぎ、コピー屋で無事コピー完了。夕方から製作を始めようかと思っていたら、長電話が。それが終わったらすでに野球が始まっていました(ーー;

 DeNAはやはりうしろの投手力が駄目でしたね。特に三上。CSからこっち、通用した日がなかったんじゃないでしょうか。というか、レギュラーシリーズでも、阪神戦しか見たことがないけれど、三上っていっつもつかまっていたような。活躍したのって、二三年前に1シーズンあっただけでしょう。
 そんな投手(さすがにここ数試合はラミレスも使ってなかった)を、最後に出してきたところで、これは負けやなと、私でも予想がついた。
 来期は後ろをまかせる投手力の整備が緊急課題ですね。
 しかしDeNAのいいところは若いことです。それは日本人助っ人でチームを作らなかったことと相関しているわけで、阪神が結局最後は(大山以外)助っ人頼みのチーム構成になってしまったのとは大違いです。そこが阪神よりも期待が持てるところですね。金本も、来年もあんな打順を組んでいるようでは、当然今年より一歳平均年齢が上昇する(力も落ちる)わけで、3位も危うくなると思いますね。

 というわけで、製本作業は今日は全然手つかずでした。明日頑張ります。

 

    

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 4日(土)11時54分6秒
返信・引用
   元ツイート


 

Re: 眉村先生を囲む会

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 4日(土)11時47分44秒
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  > No.8151[元記事へ]

 段野さん
 昨日はお疲れ様でした。集金係もありがとうございました。とても助かりました(^^ゞ

>これからじっくりと読ませて頂きます
 どうぞ楽しんで下さいね(^^)

 

Re:眉村先生を囲む会

 投稿者:段野のり子  投稿日:2017年11月 4日(土)11時22分0秒
返信・引用
  参加された皆さま、お疲れ様でした。(ちょっと残念だったのは、参加されると思っていた方が欠席されて、寂しかったです)あっという間の3時間でした。「3時間OK」のお店を見つけれられた管理人様に感謝です。
さて、会計処理も無事済み、(いつから会計係になったんかいな)ほっとしました。
当日に頂くとご連絡しておりました「チャチャヤング・ショートショート・マガジン」をこれからじっくりと読ませて頂きます。どんな作品があるのでしょう。とても楽しみです。また、作成された管理人様に感謝致します。雫石さんから頂いたご本も楽しみです。のんびりできませんねえ。
眉村先生は翌土曜日に講義があるそうなのですが、歳下にあたる私にはとても考えられないお心をお持ちで、本当にお力を頂きたく、心底思いました。
ともあれ、皆さまお疲れ様でした。
 

眉村先生を囲む会

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 4日(土)01時28分17秒
返信・引用 編集済
   今日は眉村卓先生を囲む会。14名(先生含む)が集まってくれました。
 去年は大病なさって開けなかったのでまる二年ぶり、久しぶりにお会いした眉村さんは、10月20日に83歳になられたのですが、ぜんぜんお元気で相変わらずの談論風発、また出席者全員にお気を配られるサービス精神も以前と同じで、私たちは安心もしたのでした(もとより心配していたわけではありませんが)。
 来月にはご著書を二冊出されるとのことで、執筆の方も旺盛、いまでも毎日原稿用紙に向かわれているとのこと、筒井さんもそうですが、まさにborn to fiction、小説の申し子と言いたいですねえ(^^)
 今日の会は3時間のセッティングだったのですが、最後までお疲れになった様子もなく、これが83歳かと。基礎体力(精神力も)が私のような凡人とはレベルが違うのだと思わされました。
 ということであっという間の3時間。今日はJR福島駅前のホテル阪神の地下が会場だったのですが、地下鉄西梅田まで歩くといわれてお元気に去って行かれました。
 今や福島駅界隈は西梅田の西端めいてきましたが、それでもかなり距離があるじゃないですか。私なら絶対歩こうなんて思わない、思いつきもしません。怪物と言いたいです(^^ゞ

 ということで、本日お集まり下さった皆さまありがとうございました。お疲れ様でした。

 ところで出席の雫石鉄也さんから、初の作品集『ボトルキープ バー海神ストーリー』をご恵贈賜りました。
 
 タイトルとおり、雫石さんの好評シリーズ ”バー海神”もののショートショート42篇を集大成したもの(いやもちろん今後も書き続けていかれると思いますが)。
「関西の内陸部の中都市S市。その駅前商店街は閉店した店が多いシャッター商店街。それでも何軒かは商売している店がある。その中ほどにある一軒のバー。バー海神。マスター鏑木は、キープしてあるボトルがすべてなくなれば、海神を閉めようと思っている」(まえがき) そんな店に集まる多種多様な客たちとマスターとの交流。そしてウィスキー……。
 ハードボイルドじゃなくハートウォーミーボイルドか。そんなあったかくて、しかし時に苦い短い物語が堪能できる作品集です(^^)

 名張から遠路ご参加下さいました上田豊太さんからも作品集『満月・世界樹の下で・他一編』を頂戴しました。
 
上田君が創作しているとは知らなかった。だからどんな傾向の話なのか、真っ白な状態で読むことができます。こちらも楽しみです(^^)


 

Re: チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 3日(金)00時48分30秒
返信・引用
  > No.8147[元記事へ]

 今日はさすがに連休前で忙しかったのですが、頑張ってコピー屋で(献本用分も含めて)15冊分コピーしてきました。
 と、ここまは順調――のはずだったんですが、帰宅し確認してぎゃっ。
 今号は1冊200ページ、A5両面100枚ですからA3両面25枚でなければなりません。ところが帰宅してみたらA3の原紙20枚分しかコピーしていなかった。5枚分コピーし忘れて帰ってきてしまったのでした。
 まあ支払いのとき、なんとなく少ないなあ、とは感じたのですが、そこが数字に弱いので即座には気づけなかったんですねえ。
 昔から、数字の「量」に対する感性がかなり鈍いんです。私は当板でも数字をよく出していますが、あれは数字に強いからではありません。できるだけ出して常に確認していなければ、忘れてしまうからなんです。
 たとえば「334」という数字を記憶していなければいけないとしましょう。ところが「334」という数字のままでは、あれ、335だったっけ、とすぐにあやふやになってしまいます私の場合。
 しかし「さんざんしくじり」と変換しておきますと、これは忘れません。とにかく語呂合わせしておけば大丈夫なんです。「言葉」に対する記憶力は、まあ誰にも負けないという自信があるのですが、数字になるとからきし。
 ひょっとしてこれは、人間の記憶力(というよりも記銘力)は一定で(100として)、「言葉」の記銘に優れたものは(80としますと)、その結果「数字」の記銘は20になってしまうのではないでしょうか(前者40の人は後者60になる)。
 いやまあ、今、思いついたんですけどね(>おい)

 前置きが長くなりました。
 という次第で(どういう次第だ)、不良品充当分を今日仕上げることができなくなってしまった、と言いたかったのでした。15冊分コピーしましたが必要なのは1冊分なんですけどねえ。がっつり。もとい、がっくり(がっつりの意味をわかっていない私)(^^;
 三連休ですが、土曜は祝日ではないので、コピー屋は営業していると思います。土曜に残りの5枚分をコピーし、日曜に仕上げ、一般分を投函してこようと思います。日曜日なのに? なに、レターパックなのでポストに投函できるのです(^^;
 ご注文くださった皆様、もう少しだけお待ち下さいねm(__)m

 

眉村さん新刊情報

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 2日(木)01時53分13秒
返信・引用 編集済
  眉村卓さんの新作情報が出ました(→双葉社新刊発売カレンダー)。

   眉村卓『夕焼けのかなた』(双葉文庫 12月14日発売予定)

書下ろし作品集で、前作『終末のゆくえ』と同様の路線だそうです。
なるほど「終末のゆくえ」は「夕焼けのかなた」なんですね(^^;




 

チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)

 投稿者:管理人  投稿日:2017年11月 1日(水)21時50分7秒
返信・引用 編集済
   今日は、朝は「さむおまんな」、午後は「あつおまんな」が挨拶になりましたね。体が持ちません(^^;
 さて、チャチャヤング・ショートショート・マガジン5号(通巻7号)の、一般希望者ヘ発送用のレターパックを買ってきたのですが、封入作業中、1冊不備を見つけてしまいました。
 丁度の数しか作ってなかったので、足りなくなってしまいました。まあ気にしない人は気にしないと思われるレベルの瑕疵なんですが、私のプライドが許しません(>おい)。
 ということで、明日材料を調達してくるつもりですが、ひょっとしたら一般分は発送が1日2日遅れることになるかもしれません。
 可能な限り出来上がりのよいものをお送りしたいと思っていますので、どうぞご諒解下さい。
 よろしくお願いしますm(__)m


 



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